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澪ちゃん

「結香ちゃん〜!お待たせ。」

「澪ちゃん!ヤッホー!!」

「今日は車椅子じゃ無いんだぁ。いいねぇ」

「そうなの。今日少し動けるからさぁ」

「じゃあ食べよっか。」

「うん!」


メニュー何にしようか迷うな。

和食・洋食。どっちも美味しそう。

今日の朝は、和食だったから洋食にしよ〜。


「お!結香ちゃんも洋食にしたんだぁ」

「うん!朝、和食だったからね!」

「席、空いてるかなぁ」

「っあ!あそこ空いてるよ。」

「そこにしようか。」

「澪ちゃんちょっと待ってて!」

「うん!」

澪ちゃんは車椅子なので、席を確保できたら、お昼ご飯を机に置いてから、澪ちゃんの車椅子を押す。

ゆっくりだけど、ちょっとずつ。

いつもは看護師さんがやってくれてる。

でも今日は、食堂の入り口まで。私がそう言った。

初めて会った時は車椅子じゃなかったけど、だんだん体が弱ってしまったらしい。


「いただきます!」

「いただきます。」


「お昼ご飯の後、どこか行く?」

澪ちゃんは毎回聞いてくれる。

「ん〜。中庭行ってみる?」

「いいねぇ。」

「じゃあ、行ってみよう!」


「ごちそうさまでした。」

「ごちそうさまでした!」


食器を片付けてから、食堂を出る。

看護師さんが来てくれたので、澪ちゃんの車椅子をバトンタッチする。

中庭に着くと、日が照っていた。

木陰に入ると、涼しくて気持ちがよかった。

大きく伸びをすると、新鮮な空気が身体中に巡る気がして。澪ちゃんも同じことをしていた。

やっぱり、みんな室内ばっかりだと疲れるよね。

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