↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
35/56

前向きに、前向きに

そうこうしているうちに、夜ご飯が運ばれてきた。

夜ご飯は食堂がやっていないから絶対病室で食べる。

先生はいつ、春乃と合わせてくれるんだろう。

あんまり遅いと、私本当に立てなくなっちゃうよ?

初めて言ったな、自虐ネタ。それくらい、この病気が私に馴染んできちゃったってことかな。でも、そこで終わったら、私の最後の約1年無駄になっちゃう。


前向きに、前向きに、前向きに、前向きに。


呪文のように、心の中で唱える。

まるで、「前向き」って言葉に囚われてるように。


もう、さっさと寝よう。

21:00 消灯時間

無理やり目を瞑る。

早寝・早起きが染み付いちゃった。

いつもなら1時くらいまで、勉強したり、スマホしたりしてたのに。もう、ずっと勉強してない。

シャーペン持てないし、どうせ高校生やらないし。

どうせ、どうせ、1年で死ぬんだから。


いや、なんでも無い。やっぱりもう寝よう。


起床の合図で目が覚めると、病院は動き始めていた。

もう、これが「いつも通りの朝」なんだ。

これからも、ずっと、ずーっと。


今日もアニメ見よう。昨日の続きから。

起き上がる気力もなく、ダラダラと過ごす。

今まで大好きだったご飯も、最近はスプーンすら持つのが辛くなっていって、ご飯そのものが嫌いになった、、、昼ごはんを除いては。


今日はリハビリかぁ。

続けなきゃ、どんどん出来なくなっちゃうもんね。

やらなきゃ、やったほうがいい。

だから頑張る。


なぜだか、リハビリのある日は、ほんの少し前向きになれる気がした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。