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「嫌」とも思えない。

「そのことで、お話があったの。」

私の問いに、夏希先生はそう言った。


「今回のことがあったから、筋電図の検査結果をなるべく早く貰えるように、頼んだの。そしたら、明後日には届けるようにする言ってくれた。だから、それまで入院してもらうよ。」


入院。

きっと、結果次第では、長引くんだよね。

「嫌だな」と思うことすら出来なかった。

不安になるのも疲れた。もう、どうでもよかった。

体が使いにくくなるごとに、私の心も鈍くなっていた。


病室は、4人の相部屋で、私は窓側だった。

外がよく見える。目の前に大きな桜の木があって、花のつぼみが見えた。

少しずつ春の訪れを告げる準備をしているようだ。


着替えなどの入院に必要な物は、今からお母さんが帰って持って来てくれるらしい。学校から連絡があって慌てて病院に駆けつけてくれたらしい。

お母さんは、起き上がった私を見て

「よかった。よかった。」

と泣きながら言ってくれた。

たくさん心配される私は、大事にされてるなと思えた。スプーンの時と同じように。

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