●躁うつ状態の特徴
双極性障害(躁うつ障害)、ADHD(注意欠如多動性障害)、発達障害、パニック障害、境界性パーソナリティ障害等、世俗社会との部分的不適合性が認められるならばどの神経・精神障害でもよいが、そのような人は健康人と比べて、環境に対する過敏性が増大していて心身の調子が良いときと悪いときの落差が大きい。(厳密にはちがうのだが、)この心身の調子の状態の良し悪しを躁うつ状態として扱うこととする。
(1)うつ状態の特徴
・悲しく憂うつな気分が一日中続く
・これまで好きだったことに興味がわかない、何をしても楽しくない
・食欲が減る、あるいは増す
・眠れない、あるいは寝すぎる
・イライラする、怒りっぽくなる
・疲れやすく、何もやる気になれない
・自分に価値がないように思える
・集中力がなくなる、物事が決断できない
・男性の場合、性欲はあっても身体のほうが生殖可能状態にならない(いわゆるED)
(2)躁状態の特徴
・睡眠時間が短くても元気に活動できる状態になる
・人の意見に耳を貸さない
・話し続ける
・次々にアイデアが出てくる(「観念放逸」という。)が、それらを組み立てて最後までやり遂げることができない
・根拠のない自信に満ちあふれる
・買い物やギャンブルに莫大な金額をつぎ込む
・初対面の人にやたらと声をかける
・性的に奔放になるまたは性欲減衰
・男性の場合、生殖器が青春時代のような状態になる(いわゆる勃起、朝立ち)
なお、分裂質、てんかんの場合は、躁状態の代わりに(倒れる前の)前兆現象として、頭の中が素晴らしく透き通ってなんらかの「大いなるもの」との精神合一が認められることがある。




