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聴雨譚  作者: 木逸昼寝
19/25

雨跡


 すぐに美緒から返信が入る

 

 「え!まぢ!ちょーやばいんですけど だいじょぶ?なにそれ 誰から?どういう内容?」

 「それが 一行だけ 雨がどうたらって書いてあってたの 送り主は知らない人」

 「雨?なにそれ 不幸の手紙っていうか気持ち悪いい 心当たりないの 送ってきたやつに」

 「それが全然わかんないの 住所もフルネーム書いてあったけれど全然知らない人」

 「うわー まぢか 今 彰人と前からかおりちゃんに紹介したいって言ってるともだちと一緒なんだけど不幸の手紙のこと 言ってもいい?

 「いいけど」

 

 「ちょーやばい 写メでその手紙撮って送ってちょ」


 いきなり昼寝中に紛失したとも言えず思わず嘘をつく


 「それが気持ち悪くて思わず捨てちゃってもうないの みせられないの」

 「えー まぢか それにしてもやばいね 気をつけてね」

 「うん ありがとう」

 「ところで わたしあした仕事やすみなんだけど あおーよ?彰人とともだちも一緒に その不幸の手紙の話もきかせてよお」


 彰人とその友達が同席すると言うことに引っかかるが、このまま明日も一人でいる事を考えると背に腹はかえられぬ。


 「うん いいよ 明日どこにする?」

 「彰人と車で迎えにいくよ おひるすぎに近くまでいったらまた連絡するね」

 「了解」

 「じゃ また明日 手紙あんまきにすんなょ」


 美緒とのやりとりを終え、Twitterのアプリを開ける。通知はなにもきておらず逃してしまったとため息をついたのも束の間、先程のやりとりを今一度みようとするが相手のコメントが消えている。かおりの呟きが延々と続くばかりである。 そんな、コメントを消された?書き込み相手のアカウントは数字とアルファベットの羅列に過ぎず、思い出せない。あらわれたと思ったのっぺらぼうは足跡も降りしきる雨に洗い流されてしまったようだ。

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