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聴雨譚  作者: 木逸昼寝
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雨紙


 美緒は一言 「どしたん?」 という言葉と彼女が頻繁に使用するうさぎのポップなキャラクターが心配顔のスタンプを送ってきている。 急に投げかけられた質問に どういうことかと訝しげに思うが、そのメッセージの上部に、かおりの方から美緒へ5度も発信として通話が試みられているのが目に飛び込んできた。 かけた覚えはない、発信したと思われる時刻は美緒が買い出しから戻った16時ごろ 連続してだ。紛失した封書のせいで湧き上がった冷や汗が再び身体中を覆ってくる。先程 昼寝をする前に美緒へ封書の事を相談するためにLINEをひらいていた際に間違え押してしまったのだろうか。否、そんな覚えはない。しかしそんなことも言ってられない。


 直ぐに 「ごめん 間違えて押してしまっていたみたい」と返信し、平謝りするこちらもポップなキャラクターのスタンプを押して返す。美緒がショップでの仕事中に当然電話には出られず、日中こちらから通話を試みた事など今までになく、また文字のやり取りを主に使っていたLINEの機能で二人の間に通話自体を使用した事はほぼなかったはずだ。



 いたたまれなくなるが取り敢えずトイレに行く。生理はまだきていないようだ。


 トイレから戻ると美緒からの返信が入っている。

「びっくりしたよお」

「本当にごめん なんかばたばたしてた」




 

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