アニメ道
外には寒そうにコートに顔を埋めて、マフラーや手袋をしている人が何人も行き交う中、俺と三人は暖かい家の中にいた。
「そもそも、アニメの良さがわからないんだけど。」
「はっ?お前が言うかよ?」
「えっ、なんで?私アニメほとんど見ないわよ」
「いや、すまん真菜。間違えたわ。まあ、いやそうじゃなくて、アニメの良さについて俺がじっくり語ってあげようじゃないか。」
「えー」
「実際、なぜアニメが好きかと言うとな、やっぱり見やすさが大きい。小説とかだと文字を読んで、頭で想像しなければならない。しかし、アニメはどうだ?アニメなら、最悪、ぼけっと見てるだけで映像が流れてくれる。まあ、そうじゃなくてもとっつきやすいことは確かだと思う。まあ、確かにな、想像力が育たないとか言われるけど、その分、多くの作品を見ることができるんだ。別に、小説は嫌いじゃないけどね。少しぐらいだけど…読むし。ただ、いろんなストーリーを知ることで多くのことがわかることがあるんだよ。教訓めいたアニメじゃなくても何かを感じることが多いから学ぶことは多いよ。実際、娯楽としても面白いってことの方がおおきいけど。」
「うわ、すっごい語ってる…」
「キャラの面で見て見ても、あれは三次元では叶えられない完全理想形態を実現してるんだよ。容姿が可愛くて、性格が自分の好みに設定できる。人間には必ずボロというものがある。自分が理想としている人にどれだけ近くても、異なる場所がほんの少しあったりする。でも、二次元ならそこんとこをカスタマイズできるから、理想を叶えられるんだよ。一次元失うことでね。」
「はあ…」
「さっき、二次元から学ぶことがあるって言ったけどね、ストーリーからじゃなくても学ぶことがあるんだよ。学ぶっていうか知識かな。例えばアニソンね。等活 黒縄 衆合 叫喚 大叫喚 焦熱 大焦熱 阿鼻 不喜処瓮熟 如飛虫堕処 受苦無有數量 屎泥処 刀輪処 多苦処 闇冥処 極苦処 あ部陀、刺部陀 あ听陀、かか婆、虎虎婆…」
「えっなに何呪文?」
「地獄の名前だよ。雑学だけど、覚えられるんだよ。他にもね、桜の花言葉知ってるか?」
「聞いたことありません。」
「エリハ、分かってるね〜」
「は?エリハはわからないって言ってるのになんで?」
「まあまあ、エリハはテンプレがわかってるからかな。ちなみに、豊かな教養、高貴、清純、淡白、ごまかしだよ。わかってただろ?」
「正確には覚えてなかったけどね。」
「ほら」
「…難しい。そのノリについて行けないよ…。」
「みこにもわかる日がくるよ。」
俺はアニメの話をすると止まらなくなる。まあ、今までの言動を見れば一目瞭然だが、アニメ布教のためにも、もう少しおつきあい願いたい。(アニメ道 \ (• o •)ココ大事)
「まあ、俺もそんじょそこらのアニヲタとは違うんだな。いわゆる俺らが呼ぶアニメは深夜アニメだけれども、普通のキッズアニメにまで精通しているんだな、俺は。キッズアニメにも詳しいとなると通だと思うぞ」
「キッズアニメね…。それって面白いの?」
「キッズアニメだからと言って舐めちゃ行けない。まず、一番幼少の子が見るので代表的なのはカシパンマンだな。カシパンマンの派生だと思うけど、家事パンマンもいる。結構世界で有名なんだよね。けど、その話は今度で、カシパンマンを見ててやはり一番注目すべきところはウイルスマンの頭の良さだな。あんだけのメカをトンカチ一つで作れるからすごいって言われるけど、カシパンマンなどの相手だと結構昔はまあバカだった。だけどな、俺が高校生ごろだっけ?あの頃から少しずつ賢くなってきたんだよ。例えば、お腹空いている時、よこせって暴力に頼るよりも、頭を使って騙した方がたくさんそして確実に食事にありつけることに気づいたんだね。他にも、ウイルスマンを追い払うためにはカシパンマンのように暴力解決よりも、ナーン師匠とかプリリン•エクレアーンとかジャム妖精のようにお腹空いているなら、さっさとあげた方がいいし、最初から悪いことしかしないと決めつけない方がいいってことが学べるんだよ。意外と他にも深いところがあるから、ウイルスマン中心に見て見るのも一つの楽しみ方だと思うぞ。」
「そっそう…」
「キューティとかも見てたな…。2人はキューティ時代から全部見てるよ」
「キューティ?何それ?」
「知らないの?これも有名じゃん。みこは小さい頃欠かさず見てたわよ。」
「小さい頃、あまりテレビを見させてもらわなかったから、知らないんだと思う。」
「キューティはね、まあ、悪い奴がいて、それを変身した主にJC、たまにJKが倒すっていうアニメだよ。女の子向けだね。話ズレるけど、もっと大きいお友達向けのアニメでは同じように女の子が変身して戦っても、大きい男の子向けだよね。あれは不思議だと思う。まあ、とにかくあれも深いところがあるんだよ。毎回一キューティに一コンセプトあるんだ。だいたい、流れとしては対立概念となっている善側の概念と悪側の概念が戦っていくうちに、最終回あたりで善だけじゃなく悪も必要だとか、その悪でさえ包み込む善を見つけて、一件落着っていうストーリー。この悪の存在を否定せずそれを乗り越える善の概念、悪を完全に倒さず認めるってところが奥深いものを感じるね。 他には…」
「いや、もういいから、いつ止めようか、切り際を逃して困ってたぐらいだから。もうお腹いっぱい。話を先に進めようよ。なんだっけ?」
「アニメARの話じゃない?」
「そうそう。話が逸れすぎて何が何だかわかんなくなっちゃったよ。とりあえず話を戻そうよ。」
「そうだな、ごめんごめんついつい…。で、ここからが本題アニメARの話と行こう。」
次回も二週間後です。
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