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9話【復讐】

魔法王女ウルメが死んだ。それはその場にいないない住民でも本能的に察することができる。

ウルメが死んだ事により再び住民が過去と同じく生物としての本能が蘇る。

遠い昔の話。ぷぃんわーるどは世紀末だった。荒廃した長く生き過去のぷぃんわーるどの生き残りのユマが世界を作り直す為にウルメを王女に据えて世界の核として作りだした。

その後の平和な世界は打ち据えられて今、潰えた。


逃げ惑っていた住民達が一箇所に集い今この地にある道具でウルメの敵討ちをするために動き出した。


フォークにナイフ、削った木が大量に突き刺さったクリーチャーの死体を放置し会話は続いている。


「装甲より武器を警戒して」

「此処までやられるなんて許せない!!」

「心がないのかも!!」

「ごちそうじゃない!」

「………」

口々に罵倒を繰り出すその様は見た目とのギャップがとても強い。

「わお殺伐してるね」

「ロゥム!?」

ひょこっと顔を出したのはいつもみんなにいたずらをしているロゥム。

「使えるものはじゃんじゃん使おーね」

「…」

「何で王女が殺されたんだろう」

ニコニコしていたがすぐに俯き暗い顔になる。

「……」

「恨みもないただの流れ作業みたいにさ」

それだけ言うとロゥムも会議に混ざった。

守るものはもう殆どない。それでも侵略者からこの地と身と残された仲間をを守る為に。

――――

ザッザッザッと足音がする。

ぬいぐるみか原住民かわからないふわふわの小さな物体が至る所にある。

「偽物…?」

疑いながらも一匹引き裂くと中身が綿だった。また騙された。原住民とぬいぐるみ。似ているから判別がつかない。

「…ただのデコ…」

デコイかと言おうとした瞬間ぐさり、と首に何かが刺さる。いつも逃げているのに。あの矮小なちび共が。

「…!?」

それも装甲を身に着けているのに貫いた。

「水…?」

「いけいけいけ!!」

「押せ!刺さってる!もっと深く!!」

「電気さんの雨!いける!」

ロゥムもシュウテ達と力を合わせている。

「…!」

「ごちそう!」

天気さんに雨を出してもらいそれを固めてもらった。協力な刃として

ぐぐぐ、と刺さりかけ咄嗟に雨を雨の刃を折った。まだ深く刺さっているがそれを引き抜きグランは笑う。


「お前等に殺すという発想があったのか」

鈍器を多腕を使い大量に投げつけた。

しかし小賢しくも投げつけた鈍器を弾き返した。当たったはずだ。彼奴等はそんな力など無い。防具に頼ったか。しかし、そんな物この世界には無いはず。なら…

「……ダイラタンシー現象か…」

料理に使うでんぷんと水を混ぜて作った液体を防具に使う。それだけの知能があるのか。防具というより即席の盾と言った方が正しいか。

世界だけじゃなくて頭の中もお花畑だと思っていたが敵を見下しすぎた。悪い癖だ。常に最悪を予見しておかないと戦場では命取りになる。

「一つ学び直してしまったか」

グランは首から下腹部まで縦にまで繋がる大きな口を開いた。

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