020話 ゲルドでの休日
この作品を選んで、お読み頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
朝を迎えて何時もより遅めに起きた私達は朝食を食べてから、ケイナが女将さんの所へ行き何かを話して今晩の宿賃を冒険証で支払いお弁当を受取った。
「お待たせ、これから市場へ買出しに行って、それからゲルナ湖へ行ってピクニックをしようか、この街の観光名所でもあるのよ」
ケイナは満面な笑顔でルミカとハルカに提案する。
「あ~、そう言えば在ったわね、湖畔のお花畑が綺麗だとお母さん達が言ってたね」
ルミカも幼い頃に好く母親達から聞いた話を思い出して賛成する。
「そうなのよ、せっかく来たから見てみたかったの、ハルカも好きでしょう」
「うん、好きだよ、ハクを運動させるのにも好いわね、あっ、ハクも異次元空間の中で待っててもらえる」
私はこの世界に来てから余裕が無かった所為か、お花を見た覚えがなかったので好い気分転換になるかな思い、ハクが逸れるといけないので異次元空間の中に入って貰った。
私はハクを連れてケイナとルミカと3人で宿屋を出掛けると市場へ向かって街中を歩いていると、私はこの世界に来て初めて獣人族の人達を見る。
「ねぇ、ケイナこの街には獣人族の人が随分と居るのね、初めて見るかも」
私は初めて獣人族の人達を見てチョット感動して思わずケイナに尋ねる。
「えっ、そうなの、王都にもそれほど多くはないけど居たわよ、隣国のルガルタ王国が元々獣人国家っだったから沢山いるわよ、今は多種族国家たけど」
「へぇ~、そうなんだ。知らなかったわ」
私はケイナの説明を聞いて一つ勉強になったなと思った。
「ハルカって規格外の所があるけど、意外と世間知らずだよね」
ルミカはハルカがあまりに世間知らずなのが不思議に感じた。
「アハハ、世間知らずでごめんなさい」
私はケイナとルミカにまだ異世界人であるのことを話してないなと思い、何時かは二人に打明けないとダメだよねと思った。
「ねぇ、ハルカ北門を出たらクロちゃんと幌馬車を出してくれる。ゲルナ湖まで馬車で半時くらいだって聞いたからね」
「うん、好いわよ」
私達は市場に着くと食料と肉と香辛料とルピの餌になる穀物も買って、あとは雑貨や日用品などを買う為に暫らく市場を一通り見て周り、買い物を済ませてから北門へ向かった。
北門を出る時に門番さんに冒険者証を見せて通り、暫らく歩いて門番さんが見なくなった所でクロちゃんとハクと幌馬車を出して、道なりを馬車で走りゲルナ湖へ向かった。
「女将さんの話だと道なりを真っ直ぐ行けばゲルナ湖が見えてくると聞いたから、お願いね、ハルカ」
「うん、分かったわ、道なりに進めば良いのよね」
私はケイナから聞いた通りに道なり荷馬車を進めた。
私は膝の上にハクの頭を乗せて寝かせて、頭を撫ぜながら道なりに馬車を進めて半時程経った頃でキラキラと光る湖面が見えて来て、とても綺麗で見ているだけで気分爽快になってきた。
「ケイナ、ルミカ、湖が見えて来たわよ、湖面がキラキラしてて綺麗よ」
「あっ、本当だ。キラキラして綺麗だわ」
「うん、初めて湖を見たけど、お母さん達が言ってた通り綺麗だね」
ケイナとルミカが御者席の後方から帆の幕を捲って湖面を眺める。
暫らく馬車を進めると湖の湖畔周辺に広がるお花畑が見え解て来て、馬車を停めてクロちゃんを馬車から外して開放して上げると、クロちゃんが走り出すとハクも後を追い花畑の間に出来た小道に沿って走り出す。
私は幌馬車をアイテムボックスの中に収納して、ケイナとルミカと一緒に湖畔の花畑の中を歩いて、少し先に見える大木まで行くとルピも空を飛んで行く。
大木の根元に着くと私が敷物を敷くとケイナとルミカが座り水筒のお水を飲んでから寝転がると私も同じ様に水を飲んでから寝転がる。
私達か横になっていると花のいい香りがしてきて、爽やかな気分になっていて少し眠気が差してくるとクロちゃんとハクとルピが私の所に戻って来て顔を舌で舐めたり額を擦って来たりと悪戯をしてくる。
「あ~ん、もうクロちゃん、ハク、擽ったいよ。顔がベタベタになっちゃうよ」
「グッヒヒ」
「キャン、キャン」
「キュピー、キュピ―」
私の従魔達が私の所に集まって来て悪戯を仕掛けてくる。
「う~ん、花の香りも好いし、そよ風も気持ち好いわ」
「うん、本当ね、晴天だから余計に気持ち好いわよね、そう言えばお母さん達がゲルナ湖の湖畔には妖精さんが棲んでいて、時々気まぐれで契約してくれて守護してくれるとか言ってたわね」
ルミカは幼い頃にお母さん達のお伽話が好きで聞いていて、妖精さんの話を聞いた時は胸がときめいたなと想い出す。
「そうだね、実話の話だとお母さん達が言っていたけど、そんな幸運に恵まれるの者は極稀だと言っていたわね」
ケイナは秘かに妖精さんと契約出来ればなと憧れを抱く。
「キュピー、キュピー」
神鳥獣フェリニアであるルピが二回鳴くとハルカ達の周辺に妖精たちが集まり宙を飛び回る。
「うん、この子なら相性が良さそうね、私は光の妖精よ貴女の契約して上げるわよ私に名を付けなさい」
光の妖精はケイナに契約すると呼びかける。
「えっ、本当ですか、光の妖精さんですか、私はケイナと申します。名前か、ならえ~とライムでどうでしょうか」
「ライム、好い名ね気に入ったわ、今日から貴女を守護して上げるわ、」
「はい、宜しくお願いします」
ケイナは目の前で浮いている光の妖精ライムと契約が出来たことを奇跡が起こったと凄く喜ぶ。
「私は風の妖精よ、貴女の名前を教えなさい契約して上げるから、そして私に名をつけるのよ」
「えっ、私もですか嬉しいです。私はルミカです。風の妖精様にフェリと名を付けさせて頂きます」
「フェリね、好いわ気に入ったはルミカと契約成立よ、私と契約出来たのは一緒にいる渡り人の守護神鳥獣フェリニア様のお陰だから感謝しなさいね」
「えっ、渡り人ですか、はい分かりました」
ルミカは一緒にいる渡り人と聞いてハルカを見てフェリに返事をして守護神鳥獣フェリニア様と聞いてルピを見る。
契約が成立した光の妖精のライムと風の妖精のフェリはそれぞれの契約者の胸の中に飛び込んで行き体内に溶け込むように消えて行き驚き、その後に体内で何か湧き上がる様な感覚を覚えていた。
「ねぇ、ハルカって、もしかして渡り人なの」
ルミカは風の妖精フェリから聞いた事をハルカに確かめる。
「えっ、まぁ、渡り人と言うのかどうかは分からないけど、実は私ね聖女召喚の時に巻き込まれてこの世界に来たのよね、アハハ、何となくケイナとルミカに言いそびれちゃったのよね」
私は頭を右手で摩りながらテレ隠しをしながらケイナとルミカに打明けた。
「えっ~、それ本当なの聖女召喚に巻き込まれた!ねぇ、ハルカその事を知っている人って他に居るの」
ケイナが驚きながら詳しい話を聞こうと質問する。
「うん、聖女召喚の時に巻き込まれてから、城を抜けだした時にお世話になった宿屋のメルボン亭と女将さんと娘さんのカリナちゃんと、他にその時に宿泊していたセイラさん達くらいかな」
それから私は聖女召喚に巻き込まれた経緯と城から抜け出した時の状況などを詳細に話して、私の事で話せる範囲内のことは全て二人に話した。
「うん、なるほどハルカが規格外の割には世間知らずなのが不思議に思っていたけど、これで納得したけどお陰で妖精さんと契約出来たから感謝するわ、ハルカが世渡り人なのは私達の秘密にするわね、ルミカも良いわね」つ
「うん、分かったわ。こればかりは知られない方が良いわね、あまり知られると厄介ごとを招きかねないもの」
「うん、ケイナ、ルミカ今まで黙っていたゴメンね、何となく話しそびれてしまったの」
「まぁ、ハルカの立場に立てば言いずらいのは理解できるわ、言い触らす様な事でもないもの」
「うんうん、姉さんの言う通りだよ、ハルカを渡り人であるのを隠していたことで攻める様な事はしないよ、私でも言いずらいと思うもの」
私はこれでケイナとルミカの二人に隠し事はなくなってスッキリしたので、これからも二人とパーティーのメンバーとして一緒にやって行く自信がついた。
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