『4組目の採点』〈ラムウからの参加者〉
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3組目は和む内容だっただけに次に控える4組目の身の毛もよだつ気配に眉間に皺がより始めるのは【霊感】があるからだろうか?或いは『直感』だろうか───いずれにしろ何か会場の下世話を超えた、何か下卑た雰囲気を受けた
◆【ラムウのAランクパーティ】
「これが、俺のハーレムだ」
会場に入ってきた男は出てくるや否や『拡声魔道具』で女性陣を呼びつけた。その言葉遣いはお世辞にも良いものではなかった───その内のひとりに『顔見知り』が居た
独特な雰囲気の衣服故に即『目に止まった』
『グダス・ケントール』男性ひとりに
『レイラ・オバーロック』
『シャリー・ノルドア』
『シルフィア・バイバード』
『グルセルタ・ミーナルナ』女性4名のフル参戦
全員が綺麗どころばかりで観客からため息が漏れているが───明白な問題から目を逸らしているに違いない。それこそ顔色が優れないものが2人もいる
◆【禍々しい雰囲気】
肉のつき方からして『重装戦士』と分かる『グルセルタ・ミーナルナ』は露骨に肌を見せる服装に身を包んでいる───青くなっている顔色から『幸せ』は一切感じられない
『弓兵』である『シルフィア・バイバード』も『グダス・ケントール』に肩を組まれ、お披露目の邪魔になっている───持ち前の弓の腕を発揮できていない
他二人は服装の強制はされていなさそうな『普通の装い』の上で『表情』を繕っているものの『幸せ』とは程遠い───しかし『ケントール家』か
「ブライトネスさん、あの人」
「え?…ケントールって
あぁ、うん『マイク・ケントール』の兄だね」
『子爵家』の長男だ───強さはあるが隠しきれない『傲慢さ』と『粗雑さ』が貴族の長男とは思えない様子だった
『マイク・ケントール』はブライトネスさんに度々『求婚』している『ケントールの次男』だ───聞いている限りあまり良い印象は受けない人物だ
「なんか自分に酔いしれてる感じが
ザ・兄弟って感じだね…」
「…」
ブライトネスさんの声色が低く、抑揚のない様子から、興味のない様子が聞き取れる
◆【採点中】
「…?」
シャリーさんが何故か僕に視線を向けていた。仮面はつけているが『気のせい』だろうか
「あの人、ノルを見てるけど何?知り合い?」
「そうですが…僕たちは今仮面をつけてますし」
「そっか…そういう【スキル】を
持ってるのかもね」
「そうですね」
次会う時があれば聞くのもひとつの手だろうか
◆【点数発表】
「それでは出揃いました。点数は
『310』『320』『280』『290』
合計…1200点が出ました!」
全体的に高得点だな。もしかして『好み』で他3名得点上げてるのか───平均にして『70程度』か、僕は『0』をつけた
「現在1位です!」
人数による有利が働いた瞬間だったが何というか───この組みだけは勝たせてはいけないと思った。だからと言って何ができるわけではないが
◆【その後】
僕が個人的に好ましいと思った『3人組』は敗退し『2人組』で参加していた組は高得点ながら人数の不利により敗退───5〜10組までで順位は動かず、2組目のラムウギルドの参加者は先の4組目とは比べるべくもなく『幸せ』そうだったものの人数がやはり少ないせいで最大点数の不利が諸に出る結果となった
やはり、点数制による人数の問題はこの大会の趣旨に本当に合っているのか気になるところだ。全く持って度し難いがルールはルールだ。文句は飲み込むことにしよう───『1組目』『3組目』『4組目』が決勝に進むことになった




