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【石弾】【R】【50】

◆◇◆◇◆


『せっかくだからLPが減り過ぎた時も体験しよう』


「0になると死ぬんですよね」


『だぁいじょうぶ、さてはノル君

 石橋は叩いて渡らない派だなぁ?』


「そうなんですかね?」


 冒険譚に興味惹かれる性格ではあると自覚はしているけども、そこら辺どうなんだろうか


◆【490】


『体調大丈夫そ?』


「…クラクラする」


『うんうん、自分の体調が

 悪くなるラインの見極めも大事だからね』


【石弾】を創作した直後に目眩が起きた。身体の内側から抜け出てはいけない『何か』が決まった量を掴み取られた感覚だった


 寒気というか熱気が身体を巡り、凄まじい『不快感』を受ける


◆【何言ってんのこの人】


『その状態だと危ないからノル君、私の胸を揉め』


「は?」


『そりゃそうだよ、消費したなら満たされる感覚も

 経験しとかなくちゃ』


 本当に話すと残念美人だなこの人。否定する気力もないため、言葉のままにオリヴィアさんの胸に手を当てた


 柔らかい布越しに感じる膨らみと『冷たさ』、小動物に似た弱々しさを持つ心臓の鼓動を前に僕は『悲しさを受けつつも確かに生きている』という彼女の姿に『感銘』を受けた


◆【500】


「ん…」


『めっちゃ触り続けるじゃん、気に入った?』


「おわっ!ご、ご、ごめんなさい」


『んんん///童貞くさい反応ご馳走様』


「ほっといてください!」


 それにしても初めて異性の胸を触った。というのに『LP』の増え方は今ひとつだった。LPの回復というのはかなり難しい物なのだろうか


「…」


『LPの回復の基本は緩急だよ

 欲望の発散ってそんなもんでしょ?

 常にそれを摂取してたら

 有り難みが薄れるってもんよ』


「…なるほど、奥が深いですね」


『淡白w』


◆【ものは試しと】


「…」


『今日は帰って休みな〜そしてまた絶対

 ここにくること!色々指導したげる

 条件は〜って何しようとしてる』


「いえ少し、試してみたいことが」


【編集】を『死鎖呪』に向けて【発動】する


【生?同?】

〈???と肉体を?と同一のものとして扱う〉


【編集】【生?同?】を『削除』

『必要LP:666万』


『遙か下層から、かなり強い抵抗を感じる』


〈●〉ー〈●〉


◆【見られている】


「い!」


『こらぁ!余計なことしない!!』


 鳥肌が立った。抵抗感、完全な拒絶というものを感じた


「はぁ…はぁ…」


 無理、無茶、無謀。全く足りる気配のない対価の量はそれだけ相手が『意地汚い』とでも言うべきものだった。凄い怖かった


『全く、ノル君

 怖いもの見たさでも限度ってもんがあるからね』


「すみません」


 あの罠。ただの道具とするには何処か変だった。自立した何か、強い意志を持ってこちらを認識(・・)している様だった


◆【石弾を手に入れた】


【石弾】

〈石を生成して撃ち出す?〉


 魔弾と違い、構える動作を必要とするものの魔力を使っている感覚はなかった


 手で照準を合わせ、念じることで実態を持った『礫』がかなりの速さで照準先に飛んでいくと言ったものだった


「当たったら痛そう」

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