『休日』〈ハーレム自慢大会に向かう〉
◆◇◆◇◆
『残り2日』───玄関が叩かれて目が覚めた。あの後どうやって帰ったかを覚えていないものの『ルーナの手記』を読み進めることに注力したことを覚えていた。用事があると言うのにやることではなかったなと反省しつつも収穫は大いにあった
「ノル〜起きてる〜?」
眠い目を擦りながら玄関へと向かい、扉の先で待っていたエマ・ブライトネスさんを家に上げる形で待って貰った
◆【昨晩の収穫ごと】
『契約』と言う物は『足跡』を残す───それが『効果のないスキル』である。虎丸さんのそれは【盟友の誓い】だったが【〜死印】もこの類だろう
ことを成した『結果』とは、相手からの申し出を『受諾』したことを『指し示す』ことなのだろうと推察した。故に後一手───アルバート公爵家が『何の申し出を受諾したのか』これが問題となった
本人に聞くことはできず、マリアさんの家は不明、だからと言って知っていたとしても木端な地位では門前払いが関の山だ
いよいよを持って頼らざるを得なくなった【こいつ】に───【大賢者】に
聞くべきことは『1つ』───アルバート公爵家は『何の申し出を受諾したのか』だ。しかし、そのまま聞いて問題ない物だろうか
「【アルバート公爵家は
何の申し出を受諾したのか】」
【答。象徴の顕現】
失敗した『何から』の『申し出』にすれば良かった。それはそれとして返答の『象徴の顕現』とはこれまた内容が訳分からないものだった
何はともあれアルバート公爵家は『象徴の顕現』と言う『結果』を受けるために『十六の死印』を受けたことが間違いないことだと分かった
「象徴の、顕現…」
何処か引っ掛かる内容に頭を抱えながらその日は眠りについた───そういえば『LP』が減らなかったな?何故だろうか
◆【家事を終え】
ブライトネスさんと共に『ハーレム自慢大会』へと向かう。しかし、反芻するほどに『下世話な大会名』だなと思う───それ程由緒あると言うなら名前も守って欲しかったな
「そう言えば旧名って何でしょうか?」
「えっと
『愛され過ぎちゃって困っちゃう
秘密の花園自慢コンテスト』だって」
「…」
廃れて然るべき命名に頭が痛くなってきた。何と言うか、その───センスが独特だなと感じた。むしろ、最近までその名前が使われていたであろう事実が余計に『何故知らなかったのか』という謎を呼ぶ事態となった




