『創作・編集・付与』〈抵抗について〉
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英雄学校の講堂にて理事長と校長の始業の挨拶があるとのことで移動を始めた。この『事を始める前の儀』というのは教育学校の時と何ら変わらない物だった
◆【校長の挨拶】
自主性を重んじる事、よく学び、よく励むことを理事長の口から語られた。正規傭兵、衛兵、狩人、騎士───街の守備に関する中でも英雄学校出でなければつけない職というのは当然ある。荒事への対処法は何も武力に頼る物に限る事なく、故に踏み入った教育にはそれ相応の『費用』が掛かる
この街から馬車で数日離れた教育機関でも同様の『教育』を受けられると聞くものの『そちら』では家のことに手が回らなくなる
「…」
あの2人は果たして元気にしているのだろうか。ゼノン兄はともかく、ギラン兄から連絡がないのは不気味だ───毎週の様にあった『金の無心』の連絡ばかりが『アレ』の生存確認だったせいで、よもや『バラされ売られた』などと物騒な事を考えてしまう
海っぱたの商業都市というのは『その手』の事件がよく起こる。足跡を消しやすく、それでいて結束力が強い。これも一重に派閥の利点だ
「───えぇ、自分に必要なことを見据え
授業を何たるかとして励んでいただきたい
以上を持って私の話を締め括らせて頂きます」
◆【続き登壇する校長】
講堂内がざわつき始めた
「ねぇ、ねぇ、あの人の頭」
「増毛液…」
全く、静寂を破る程の話題だろうか
◆【鑑定眼】
産地:ホーネスト
区分:10
種類:錬成物『増毛液』
ランク:B
所有者:ルーク・コウハーツ
スキル:なし
◆【切実】
増毛液、キャタピラー種の『粘液』とエイプ種『骨粉』『鉱石』『動物の肉』───『発毛作用』と『つけ毛』に使える粘性のある液体だ
ひと瓶『7,000リア』とかなりお高め、よく買っている『肉塊』───切って使う肉は3人で3日程度使える量で『5,000リア』
ひと瓶『7,000』は1週間分、肉以上に高価だ
◆【1229】
ふと気になり『逆引き』を使うと狙いの【スキル】が出てきたので【創作】した
【頭髪増毛】
〈頭髪の伸びを僅かに促進する〉
その上で校長へ付与しようとする。先程から笑い声が喧しいのでそれの対策を来年に行えればとの企みがあった
「…え?」
『6008LP↑』が必要だった。桁が1つ高過ぎないだろうか。しかも微増してるし
「どうした?ノル」
「…」
「…?」
声を掛けてきたシャリーさんに試しに対価の確認をしたところ『50LP』まで減った。その他の人にも試してみたところ、その殆どが『50〜100』。頭を刈り上げている先生達でも変わらなかった
ただ、不健康そうな人や歳を重ねた上で毛髪に影響が出たであろう人にはこの対価が跳ね上がることになった
種のないところに芽は出ず、土が悪ければより難を示すと知った。元ある【スキル】に手を加えることや与えることに関しての『対価』の増減は『環境』等に左右されるのか。あ、また増えた
「…」
【頭髪増毛】どうしよう…




