【魔法融合】【L】【500】
◆◇◆◇◆
【大賢者】並に影の薄かった【魔法融合】を思い出した。これは【魔法】+【魔法】で『特性』『伝播性』『属性』等を掛け合わせて発動できる代物だ
◆【VSバシェル】
「っよし!」
作戦が決まった。通路を塞ぐ大きさの【石弾】と『ゾンビ』を無効化する【浄化】を掛け合わせて───初撃『85』による大型の盾を出し、バシェルさんの猛攻を強引に突破することにした
射出し、転がり始めた『石弾』を盾にし、長い通路を突っ切る【探知】でバシェルさんの強襲を把握し、腰の飾り物になっていたそれを抜き放った
「ヴウウ!」
「…」
矢によって砕かれた『石弾』の奥から『矢』が飛んできたので叩き落とし、剣を構え直す───長い一本道。左右に木の扉の2層構造が再び現れた
「ヴゥ」
「…」
左右の部屋にゾンビは3体ずつか
◆【剣で応戦】
「…っ、っく」
剣で叩き落とし続ける。休む暇がない。弓術によるこの1秒に一本の頻度で剛弓が飛んでくる現状。圧倒的な不利だ。しかし、この威力を出し続ければ、いずれ『あれ』が先にダメになる筈だ
「ヴ?」
「好期!」
弓の弦が千切れた。【紫電】と【浄化】で一気に───
◆【腹部に鋭い痛みが走った】
「?…グ、ぅあ」
あぁ、短剣ってぶん投げればそりゃ武器になるよな。ゾンビの膂力でぶん投げれば凶器になるよな。そりゃそうだ───僕の腹部から短剣が生えていた
「…」
バシェルさんはゾンビの一体から縫工筋を抜き取り、弓の弦を張り直していた。無駄にするところがないとか、倫理観無視したら強いなぁ。その戦法は
◆【緊急脱出】
「っ〜!」
「ウウウ?」
腹部に刺さっていたそれをそのままに扉に入り『石弾』を構えて数秒。『42』で通路との出入り口を遮断する
ゾンビがこちらに気がついて接近してくる
【治癒】で『流血』を止めていく、痛いし、熱いし、散々だ。あのクソエルフぶち殺してやろうか
死んでるか
◆【浄化+水玉でゾンビを掃討する】
質量と弱点で吹き飛ばし、倒す
「はぁ…っぐ!」
ゾンビの居なくなった空間で短剣を引き抜き、息を整える。『ゾンビ化』はなかった。それが救いだった。それに逃げ込んだ先のゾンビが対処できる個体だったのが救いだ。罠がなかったのが救いだ
「ックソ!」
考えれば考えるほどに浅はかで楽観的だ。一歩間違えていれば死んでいた。少しばかり油断が過ぎるんじゃないか。傷は治した筈なのにあの痛みを超えた熱が全身を満たしていた
◆【冷静になって思った】
「エルフだから、かな」
本当に死んでるのか?あれは、あの見れる『鑑定結果』は生きている『人』の物だった
『魔力依存』の効果が元々魔力体だったモノを始祖に持つエンシェントエルフの肉体とで『不気味な相乗効果』が生まれたのだろうか
「…あぁ、くそ」
膝を笑わせながら立ち上がり、息を整える。バシェルさん自身も強敵だ。こちらの有利は殆どない、あるとするなら弱点を突ける魔法が2種類ある程度だ───【1553】で【創作】するべきか
「…」
いや、そうだ
◆【暗視】
【探知】で先を見通す。矢が『石弾』を貫いたのを見計らい【暗視】を放つ───続けて【紫電】と【浄化】を放つ
「ヴ!」
「…」
『音』『魔力』による『索敵封じ』。バシェルさんが『回避』を選択した
◆【浄化+治癒】
バシェルさんが回避から改めて部屋の中に弓を構えた。当たれば『死ぬ』そんな攻撃が眼前で放たれた───回避と思った瞬間
「っ!?」
僕は転けた
「ヴゥウ」
「…あぁあ!!!」
◆【+魔弾】
やぶれかぶれ、最早ヤケクソに魔法を放った。【浄化】+【治癒】に重ねて【魔弾】による───『覚悟の一矢』が放たれた
『ゾンビの矢』でなければ『打ち勝つ』ことはできなかっただろう。『浄化』と『治癒』によって灰になった矢の先でバシェルさんを『合成魔弾』で貫いた
「ヴゥう…う?俺は一体何を?」
バシェルさんの『不浄』が『合成魔弾』を受けた辺りを中心に正されていく───取り敢えず
「…もういっちょ」
「グァ!?」
───【浄化】+【治癒】+【水玉】で追撃を掛けておく、何も憂さ晴らしだけではない、バシェルさんの身体は300年近い活動でボロボロになっていた。ので傷口などを『治癒』する意図もあって追撃した
決して憂さ晴らし『だけ』ではない【1603】
◆【魔法融合を熟知した】
【魔法融合】
〈2種の魔法をひとつにし、発動する〉
『魔法』系に属するモノを同時に2つ『詠唱』することでそれらを混ぜ合わせて使用することができる【スキル】───【水玉】と【浄化】で『聖水』の様に両方の『諸々』を掛け合わせた状態になる
相性問題により『消費魔力』の量が上昇するため、かなり注意が必要であるが戦略の幅がかなり増えることになる
『融合』後は『単一の魔法』として扱われる
「お風呂とか沸かすのにも便利」




