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『バシェル』〈ゾンビ化した強者〉

◆◇◆◇◆


 あの感覚があった【石弾】や【魔弾】と同様に『何の予兆』もなく、ただ漠然とその『人』に使った時、『成長』を自覚することになった


◆【鑑定眼】


 名前:バシェル・クライナー

 年齢:380

 種族:エンシェントエルフ

レベル:170

 職業:グレイフォレストの森番

スキル:【弓術B】【両手短剣術C】【聞き耳S】

 【風撃B】【矢作成A】

 状態:『ゾンビ』


◆【スキル詳細】


【弓術B】

〈弓の扱いが洗練される

 止まっている的を外すことがなくなる〉


【両手短剣術C】

〈両手による短剣の扱いが上手くなる〉


【聞き耳S】

〈音を聞き取りやすくなる〉


【風撃B】

〈中範囲を突風により吹き飛ばす力を発生させる〉


【矢作成A】

〈魔力で『素材』を『矢』へと変形させる

 作成までの時間が短縮される

 作成した矢の強度が増す〉


◆【状態詳細】


『ゾンビ』

〈存在が魔力由来になっている〉

〈理性のない状態。本能のままに行動する〉

〈不浄状態

  回復属性や聖属性、光属性に脆弱を持つ〉


◆【VSゾンビエルフ】


 辺りには正確に頭部を撃ち抜かれた『ゾンビ』の死体が散乱していた。その手には弓が握られている。弦がややしなり、余程使い込んでいるのが見て取れた


「バシェ…ルっ」


 飛んできた矢は『ゾンビの骨』だった。強度よし、加工よしの優れた代物だ。多分当たったら『感染』するだろう───こちらからしてみれば『即死』同様に当たると不味い攻撃だ


 それが細長い通路の端から飛んでくる立地最悪の盤面だ。【浄化】がなければまず助からない理不尽な攻撃だ


「っちょ!っま!!」


 しかも【弓術】により、正確に頭部を狙ってくるため、立ち止まろうものなら、即死からの『ゾンビの仲間入り』待ったなしだ。めちゃくちゃ理不尽な環境だ


 取り敢えず道を戻り、曲がり角に入り、呼吸を整える


「ヴぅ、あぅ」


 バシェルさんの【主力スキル】は【編集】で『6万LP』を必要とした。とても消せるもの『弱体化』できる代物ではなかった


『抵抗』による隙の発生もなく、ただ淡々とウォーボウ───引きがかなり強い弓を逃げ込んだ道の曲がり角を丸く形成してくる威力を誇るものを矢継ぎ早の速度で打ち込んでくる


「…」


 少し動くだけでも撃ってくる───それは【聞き耳】による『索敵』が関係しているのだろう。僅かな布スレさえも聞き取り撃ち込んでくる


◆【ゾンビの厄介さ】


 魔力由来のせいで『鼓膜破壊』も効果がなかった。どうしても細長い通路が問題だった。【石弾】は矢の攻撃を1発は耐えられるものの粉々になるため、攻撃としては心許なかった


【魔弾】【水玉】【紫電】は射程の都合や強度問題により今回は余り活躍の機会がなさそうだった


◆【取り敢えずレベル上げ】


 徘徊しているゾンビを倒して『魔力(レベル)』を上げていくことにした。『局所集中』による『レベル無視』はある程度の『レベル』を持っていなければそれすらも『無効化』される


 虎丸さんを連れてくるか考えたものの、もし『ゾンビ化』した場合、取り返しのつかない間違いになってしまう。ここら一体どころか外の世界も巻き込んで蹂躙されかねないので選択肢から外れた


◆【鑑定眼C】


 名前:ノル・スタルジア

 年齢:16

 種族:人間

レベル:43

 職業:冒険者 英雄学校『Sランク』

スキル:【大賢者】【創作】【編集】【付与】

 【LP変換】【魔弾C】【石弾C】【鑑定眼C】

 【浄化】【探知】【水玉】【霊感】

 【魔法融合】【紫電C】【治癒】【暗視】

 状態:『健康』


◆【状態詳細】


『健康』

〈状態異常や不調を抱えていない状態〉

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