『ゾンビ』〈不浄代表の様な存在〉
◆◇◆◇◆
ゾンビの背後に立ち【浄化】を『局所集中』により打ち出す。狙いは正解だった。ゾンビは【浄化】を受けた部位の魔力の巡りが『その』部位だけ正常になった
生身になった部位はゾンビにとって最早『忌み嫌うもの』となって動きを阻害する『障害』となった
◆【鑑定眼】
名前:ペーラ・ウスペラ
年齢:378
種族:ゾンビ
レベル:50
職業:
スキル:【感染】
◆【VSゾンビ】
四層の時もそうだが、この状態は『不浄』の魔力によって生かされている状態だ。『不浄』を『解消』したなら今度こそ───『永眠』につける
ゾンビの振り下ろしは『威力』こそあれど『単調』だ。駆け引きを考慮しない分対処は容易だった───加えてこちらの【浄化】は『攻撃』であり『妨害』だ。当てれば当てるほどにゾンビは弱っていく、存在の維持に魔力の大半を『集中』させたところを【浄化】すれば容易に『昇天』させれた
◆【金の光】
「ん?」
ゾンビが眠りについた後、その心臓部に『星の光』の様なものが浮遊を始めた───それを【鑑定眼】で見てみると、驚くべきものだった
◆【鑑定眼】
産地:無限の迷宮
区分:10223
種類:魔力
ランク:C
所有者:なし
スキル:【物質化】
◆【物質化した魔力】
「魔力…」
区分の数値が今まで以上に跳ね上がっていた───それは人間で言うところの『生存日数』とでも言うべき代物だ。今僕の目の前にある『魔力』は『ペーラ・ウスペラ』さんの『生前の魔力』と言うことになる
「…っ!」
光に触れた瞬間、身体を熱が巡った。黄金スライムの時と似ていたものの『多幸感』の持続はなく、身体がやや軽くなった程度だった───あの熱の正体は多量の魔力を獲得したときに受けていたものだったのか
全身を満たす魔力と【1253】と爆増した『LP』がその答え合わせとなった
◆【人物探知に反応なし】
「…」
【人物探知】で『バシェルさん』を探してみてはいるものの『どうにも』反応が良くない───『オリヴィア・サーヴァント』を対象にした時は正常に反応したので『不発』と言うわけではなかった
不本意ながら【編集】を実行する
◆【『対象人物』→『対象』】
【探知】
〈現在地から対象までを知れる〉
【250】
◆【1003】
「…」
はっきりとした道標が現れた。それは通路の先へと僕を誘っていた
「?」
先までの『不調』と比べ、明らかな改善が行われた───それは『バシェルさん』が確実に『ゾンビ』になったことの『知らせ』であったのかも知れないかった。それでも進んだ。目視で確認するまでは『可能性』だ
◆【通路の先へと向かう】
「!」
咄嗟だった。風切音がしたその直後に眼前から飛翔してきたのは『矢』だった。咄嗟に【魔弾】で相殺したが受けていたら間違いなく片目が潰れていた
「…容赦ないな」
この先には『バシェルさん』の反応があった
「バシェル、さん?」
「ヴゥウ」
唸るその姿は間違いなく『ゾンビ』だった
今までのゾンビと違うのは『装備を着けたゾンビ』であり、弓を構えて待っていたことだ───防具は噛みつかれた跡や劣化してボロボロなもの、腕輪の装飾もしていた。美形の崩れた面、尖っているが片方が崩れた耳のゾンビがそこに居た




