『十六の死印について』〈進展なし〉
◆◇◆◇◆
「浮気性のノルさんおはようございます」
受付で『討伐依頼』を受注し、ギルドを後にした───受付嬢ランキングの発表には参加するべきか否かを決めあぐねているとローラさんからの有難いお言葉を頂いた
「言い方ぁ…」
◆【図書塔へと向かった】
「ノル。おはよう〜」
「お疲れ様です」
図書塔につき、ブライトネスさんから『写し』を受け取り、金銭を支払った───『ヨミール草の薬効』と『死印』についての記述に関する文献を受け取り内容を改めるべく、図書塔へと入る
◆【図書塔の中】
ヨミール草に関しては、その『薬効』に目を見張るものがあった。ヨミール草のそれは『純度上昇』だ
生産した薬品には『純度』というものがある。簡単に言えば『薬の効きやすさ』である───一概には言えないもののこの『純度』が上がれば薬の効果がより受けやすくなる
『純度上昇』はその名の通り薬品の『強化』に繋がる。不純物に対して働きかけ、沈殿物とすることで残る『薬品本体』の『純度』を上げるという代物だ
ヨミール草の最も重要な要素が『純度上昇』のみを有している点だ。他の薬品に混入させたとしても『競合』することはなく『不純物』への働きかけを行った後『薬品本体』への『侵食』は一切しないのだ───他の『純度上昇』方法と比べこれ程までに手っ取り早く、危険性のない方法は他にはないとさえ言われるほどだ
「凄いな…」
ヨミール草のことを知れば知るほどに『浅はか』さを痛感する───代替する。というのが如何に愚かな選択肢だったのかを束と言える『纏まり』の文献を前に知ることになった
「やっぱり栽培方法の確立が1番だろうか…」
◆【十六の死印について】
気分転換に『死印』についての『写し』に目を通す。こちらはヨミール草と比べて少なかったので早々に目を通し終えることだろう───
「…」
───なぁんてことを考えていた自分を殴りたい。めちゃくちゃ質が凄い。一部の写しを読み終えるのにヨミール草の『数十倍』は掛かった───それもその筈、一面には『びっしり』と『問診』が書かれており、読み解くのに嫌でも時間が掛かるものだった
「やっぱり死んでるか…」
しかし、そんな文献の最後は決まって『患者』の『死亡』により、『研究』は締め括られていた───『死印』というのはそれだけ根深い問題なのだろう
昼になってしまったので『図書塔』を後にするべく、使っていた椅子を戻した
◆【『写し』を手に入れた】




