『ジャック・ランタン』〈墓場に浮く南瓜〉
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昨日今日で訪れたるはアロネ草原から少し離れた場所に『墓所』だ。既視感を受けるそこには南瓜がなっており、それが魔物として、人に害を為す存在になり、揺蕩う姿はいつ見ても不気味だ
◆【鑑定眼】
名前:ジャック・ランタン
レベル:39
スキル:【鬱砲C】
◆【スキル詳細】
【鬱砲C】
〈心情に強い負の影響を与える魔弾を放ち
被弾者に対して『悲観』を付与する。重複する〉
◆【VSジャック・ランタン】
「…」
墓石を盾にしつつ、気を伺う。南瓜の持つ【鬱砲】の効果が兎に角、掠るだけでも不味い───当たろうものなら『LP』が減った時と同じ感覚に陥る代物だ
効果を受けている状態で再度【鬱砲】を受け続けた場合『悲観』が『絶望』『仮死状態』『死亡』と深刻化していく、どれだけ健康であったとしても重複したなら『罹患』する───それが『ジャック・ランタン』の厄介な点だ
◆【魔弾との類似点】
【鬱砲】の厄介な点はそれだけではない───勿論ながら使用してくる魔物が基本集団で襲ってくる点も厄介なところだ。それ以上に不味いのは『予兆』がない点だ
【魔弾】がそのまま『擬似的』に『LP』に効果を与えてくると考えれば良いだろうか
パーティを組んでいたなら『悲観』を相殺することができるがひとりで対処するなら【不快感耐性】───『罹患』それ自体を抑制或いは『無効』する【スキル】が必須となる
「…ッ」
もしくは発動されるより速く、相手を倒すことが推奨される
◆【頭を破砕】
【魔弾C】による『頭部』の狙撃が最も有効な対処だった。『弾の速さ』が同等か『こちら』が上のため、相手より速く視界で捕捉できれば勝ちとなる───その上、物理的な被害を齎すこちらは最悪被弾した"としても"効果切れまで隠れれば持ち直しが可能だ
「…地道だな」
墓石の先から無数に飛んでくる【鬱砲】が相手の無自覚な『殺意』の産物かと思うと少し笑えてくる───笑うしかなかった
◆【鑑定眼】
『ジャック・ランタンの討伐章』はその『触腕』だ。18体の討伐により『18本』の獲得に漕ぎ着けた。浮かぶ南瓜が黒いローブを身につけ、枝の様な触腕をその内から飛び出させている見た目だ
産地:アロネ草原の墓所
区分:97
種類:ジャック・ランタンの触腕
ランク:C
所有者:なし
スキル:【魔力保持B】
「これ、美味しいのかな」
『底の見えない麻袋』に『触腕』を詰め込みつつ、残った『残骸』を眺める
産地:アロネ草原の墓所
区分:97
種類:かぼちゃ
ランク:C
所有者:なし
スキル:なし
普通のかぼちゃだ。何故光っていたかは不明ながら『食材』として問題はなかった
◆【辺りはすっかり夜】
「…」
取り敢えず『かぼちゃ』も回収しておき、家に持って帰ってからどうするか考えておく───種や筋が吐き出されており、既に下処理が行われている状態のため捨て置くには勿体なかった
図書塔は後日でいいかな───『ヨミール草』の『薬効』の調査は比較的後回しの案件なだけに今日は報告した後に帰宅しても良さそうだ




