『グリンゴブリン』〈堕落した森妖精〉
◆◇◆◇◆
『ゴブリン』がいた。彼らは肉体を手に入れても『悪戯』をすることが辞められない『元妖精』だ。魔力でできていた『エーテル体』から『身体』を得た魔物だ
しかし、その性根は依然として『妖精』───『思考』は二の次。『本能』と『己の快不快』に正直な奴らだ
◆【雑魚でもあり、最凶でもある】
「…」
木に登って待つこと数分、下を通りかかったゴブリンを上から奇襲し、首を『借り物の剣』で斬って飛ばした
特に問題なく一体目のゴブリンを倒し、手首の回収を行う。ゴブリンの身体の主成分は『植物』であり、その手首には『成分』が抽出できると聞く───市場にもよく出回っている品である
「…」
集団行動をしていた内の1匹だったらしく、僕を見つけるや否や『他2匹』が襲い掛かってきた
なんてことはなかった。数の不利もそれほど驚異ではない。彼らに『協力』の文字はないからだ───各々が攻撃を仕掛け武器がぶつかると仲間割れを始めたので首を飛ばす
「これで依頼の手首6個っと」
数を集めればそれだけ報酬が手に入る『依頼』なので『無限の迷宮』に向かうついでに狩っておく───首を斬られたゴブリンは少しすると断面から出てくると何処かへと飛んでいった
また『悪戯』をしにいくのだろうか。懲りない連中だ
◆【550】
『おめでとうノル君』
「まだ何も言ってませんよ」
オリヴィアさんが開口?一番に祝いの言葉を口にした。嬉しい様な不思議な感じだ
『それにしても、懐かしいな〜』
「懐かしい?」
オリヴィアさんが何かを言い掛けた
『あ、こっちの話。気にしないで』
しかし、それについて答える気はなさそうだった
◆【オーディンに所属できたことを報告】
『楽勝だったでしょ?』
「そんなことなかったですよ」
ガモンさんとの戦いはとても難しかった。ガモンさんが認めてくれなければ攻撃を続けなければならなかったことを考えると力不足感が否めない
「相手との力量差が一目で分かれば
良かったんですが、そんな早々…」
『あるよ?おあつらえ向きのが』
「…え?」
◆【現在・ゴブリンの手首6組を所持】




