表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時空の輪廻  作者: EPO
第2章 王国対戦

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

98/183

第2章 王国対戦 2-22 センチュリア聖王国の使者 再来

 センチュリア聖王国から使者が来たようだ。メルシアさんが使者らしい。

 今は国王のところに謁見に行ってるそうだ。終わったらこっちに来るとログザイ王国の衛兵が先触れに来た。

 何かありそうだ。今のうちに何処かへ行ってしまおうか……

 と思っていたら、入り口に衛兵が出かけられないようにブロックしている。


「何もなければいいんだけどなぁ……」

「なんです?」

「メルシアさんが来てるって話だから、センチュリア聖王国の面倒事を持て来てそうだなぁっと」

「なんで面倒ごとなんです?ただ王国に謝罪の挨拶だけかもしれませんし」

「面倒ごとじゃなければこちらに移籍しようって話だと思うんだけど、それなら王宮に行かずこっちに先に来ると思うんだけど?」

「そうですね。彼女ならそうでしょうね」

「でしょ?」



#################################################

 さて王宮ではログザイ国王とセンチュリア聖王国の使者 メルシアが謁見し、外交交渉が始まった。

 国王は突然のセンチュリアの訪問に何が起こるのかと慌てふためいていたが、いざ使者の前に出れば立派な国王であった。


「センチュリア聖王国の使者殿、どのようなご用件でこちらに?」

「こちらの都合ではありますが……センチュリア聖王国をログザイ王国の傘下に入れていただきたい、とお願いに参りました」

「え?何を言っている?もともとそちらの方が強国だろ?」

「先日までは確かにそうでしたが……うちにいた馬鹿が起こした先日の対戦で大型兵装を大量に失いましたし、プレーヤーも離反したため戦力が著しく低下しました。

 大型兵装を大量に補充する資金もなくプレーヤーの訓練も難しいので、こちらを頼ろうかということになりました」

「いや他の王国もでいいだろう?イツビシ王国とか……」


 ログザイ国王としてはまだ出来たばかりで王国運営も捗っていない現状で、よその王国まで面倒を見ている余裕はないのだが……

 ナム・サンダーのおかげで運営資金はいくらでもある、後は人手なのだが……

 それなら……


「交換条件を了承してもらえるなら、傘下に入れることを了承しよう。了承してくれるのであれば、大型兵装の補充の資金援助もしよう。

 こちらの条件は王国運営のための人員の貸し出し及びこちらの人員の教育だ!!」

「多分問題ないかと思います。うちは結構そういう人員が多いので。

 しばらくこちらに滞在して必要な人数を確認の上、本国と相談してきましょう」

「それならこちらとしても助かる。大型兵装の訓練についてはナムとアスカの方に相談してくれ。

 こっちに大型兵装で来てくれるなら訓練は付けてもらいやすいだろうし、聞いたところだとイツビシの方も付き合ってくれるかもしれん」

「……私としてはナム様がこちらに来て訓練を付けてくれると嬉しいのですが……私がこちらに来にくいので……」


 無茶言うなよ、とか思う。一番の主力を簡単に他国の訓練のために派遣できないって。

 いくらフライトユニットで空飛んできてくれるったって時間がかかるだろ。

 今のところDXは沈黙してるし、イツビシと関係良好だからと言ってもいくらでも本国を開けていられるわけもない。

 まだ大国同士の対戦もないし、ログザイ王国がターゲットになる可能性は結構高い。


「まずはナムとアスカの判断に任せると言っておいてくれ。どっちかがここに居てくれればまず問題はないとは思うんだがな。

 あと、一応期限は次の王国対戦の時までな?」

「分かりました。では、行ってきます。」



#################################################

「こんにちはーーーー」

「……来ちゃったよ……」

「はいはい、なんでしょう。メルシアさん」


 ご機嫌なメルシアさんがキキョウヤグループの商店に間借りしているディスプ傭兵団の所に来た。

 センチュリア聖王国自体はかなり大変な状態だと聞いていたのだが、ログザイ国王と何か取引をしたのだろう。

 少なくともメルシアさんに取っては……


「えっとですね……センチュリア聖王国がログザイ王国の傘下に入ることになりました。次の王国対戦までの間ですけど」

「「へぇーーー、えっ?」」

「ログザイ王国の傘下に入ることになりました」


 と、ニコニコしながらこちらに二度言った。

 センチュリア聖王国の方が強国だったはずなんだが、あれだけでそんなにパワーバランスが崩れたのか……

 ファントムとエンプレスはやばすぎる?


「で、お互いに協力するということになりました。

 こちら側は王国の運営について人員の派遣と教育を……

 ログザイ王国側は大型兵装の購入支援とプレーヤーの訓練です」

「……訓練って誰がやるの?……」

「それについてここに相談に来たのです」


 まだ決まっていないらしいが、どう見てもこっちの二人にやってもらえという事なんだろう……

 ……やりたくはない……が、プレーヤーの実力の底上げをしないと、どんどんパワーバランスが崩れそうだし……

 仕方が無いか。


「……一応条件がある」

「なんでしょう?」

「こっちの二人で訓練を付けるとして、スパルタの短期集中で行うことを了承して欲しい。

 後、何かあれば一時的にもログザイに戻ることも了承して欲しい」

「緊急時の帰国についてはこちらは何も言えませんので問題ありません。

 訓練についてはどんな感じで……?」


 それはまぁ心配になるだろう。

 しかし、ディスプ傭兵団やここのキキョウヤグループの大型兵装プレーヤーの訓練実績があるので、付いてこられれば物になるはず。


「グループを編成して、グループ単位で訓練を行う。

 まず、大型兵装を散々動かして、動かし慣れてもらう。嫌になるくらい動かしてもらうし、体力も付けてもらう。

 その後戦闘訓練を行う。当然こっちかアスカさんと対戦して、嫌になるほど戦ってもらう。

 ある程度技術が付いたら行軍訓練で、山道や渓谷、森の中など至る所を踏破してもらう。

 運良くイツビシの関所で向こうの訓練のタイミングに当たるようなら、向こうの好意次第だが対戦訓練をしてもらえる。

 勝てるようになればいいが、徹底的にやられて一度心を折られるのもいいだろう。

 そんな訓練でいいならやってもいいぞ」

「そうですね。私としては思いっきり参加したいのですが、鍛えたいプレーヤー達にどのくらい意欲があるか確認してみます。

 こちらとしても、いま大型兵装のプレーヤーとして決まっているメンバー以外にやる気があるプレーヤーは鍛えたいので、入れ替えも考えていますから」

「じゃあ、8から10人くらいで1チームという単位で構成して欲しいから、話しがまとまったら呼んでもらえれば対応する。

 アスカさんもそれでいい?」

「いいですわ」

「では、早速ログザイ国王に報告してからセンチュリア聖王国で調整してきます」


 バーーーン


「国王からです。突然DX王国との関所前に出現した黒い大型兵装が関所を突破してこちらに向かってきています!

 ナム様、済みませんが対応をお願いします」

「……分かった」


 緊急の要件が入ってしまった。

 黒い大型兵装となるとDXならダークウォーリアだったか……しかし、Ⅰ機だけで突っ込んでくるようなプレーヤーはあそこの国王くらいって聞いてるが……


次回予告

センチュリア聖王国のメルシアと大型兵装の訓練について打ち合わせをしているところに突然の知らせが……

DX王国からの関所を破り黒い大型兵装が襲来し、ナムのファントムが対応する。

次回 2-23 黒い大型兵装


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ