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時空の輪廻  作者: EPO
第2章 王国対戦

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第2章 王国対戦 2-6 演武

 ロクザイ国王に、アーマードギア(AG)で何かやってくれよ、と突然言われたので、何言ってんだこいつというような顔をしていたが理解してもらえなかった。

 理解してくれるようなやつではないことは分かっていたはずだけど、期待するだけ無駄だった。

 演武でもするくらいしかないだろうが、その途中に応急に一発ぶち込んでやろう。


「それじゃあ広く空いてる空き地まで2機とも移動させてからやるから、少し時間をもらうよ」

「おう、どのみち観覧のための準備もしなきゃならんから構わんよ」

「じゃあ、アスカさん行こうか……」

「はーーい」


 ファントムとエンプレスを近くの大きな空き地にまで移動させ動作確認。

 空き地の状態もスキャンして地雷や大きな岩などがないかチェックをしておく……OK。

 ログザイ王国軍の兵士が的になる板を運搬してきているのが見えたので、しばらく待機しながらアスカさんと演舞の打ち合わせを行う。


 基本的には移動やジャンプ、的への射撃、ヒートソードでの斬り合い……最後にファントムの飛行でもと思っている。

 これだけでも十分だろう。現行の大型兵装にない射撃兵器だけでも脅威に感じてくれればと思う。

 実際は魔法攻撃が射撃の代替えにはなるけど、搭乗者のマジックポイントを消費するのでアサルトライフルのようにいくらでも撃てるような物ではない。

 十分なアドバンテージがある。

 さらにファントムの飛行となればもうどの機体も勝てはしないだろう。

 見せてはいない各種銃火器については戦場で驚いてもらうしかない。


 さて、そろそろ的の準備も出来たようなので乗り込んで待機しておくとしよう。

 そうしているとディスプくんが走って近づいてきた。


「ナムさん、ソロソロお願いします」

『OK。アスカさん、行きますよ』

『はい』


 まずはファントムとエンプレスを歩行させ、徐々に走らせていく……

 しばらく走らせた後、ホバーリングへ移行。ホバーリングも大型兵装にはないので脅威に思うかも知れない。

 一気に加速ししばらく併走しながらぐるぐる空き地を回る。

 3周したところでファントムが反転し、エンプレスと2つの円を描くように回っていく。

 2周回ったところでアスカさんに指示をする。


『アスカさん、脚部のピックを打ち込んで急速反転』

『……はい』


 多少身体にかかるGのため疲れが出てるのか返事が遅い。

 まだ搭乗時間も短いから仕方が無いか。

 機体を急速反転させてまた3周走らせる。

 その途中、アサルトライフルの準備をして的に射撃……的が粉々に砕けた。

 さらにファントムだけもう一発全然違う方に撃ち込んだ……王宮の尖塔が一つ砕けて落ちた。


『すみません。的から外れちゃいました』


 周囲の観客は大笑いし始めたが、ログザイ国王は苦虫を潰したような顔をしこちらをにらんでいるのが見えた。

 それを無視してまた演舞に戻る。

 次はヒートソード同士での剣戟。

 ある程度アスカさんと打ち合わせしてどう撃ち込むかは決めてあるが、大半アドリブでアスカさんに任せる事になっている。

 アスカさんの剣を裁きながらこちらも攻撃を加える。流石に剣の経験者のようなのでこちらの隙を狙ってくるので下手な攻撃は出来なかった。

 ホバーリングと脚部のピックによる急激な軌道変更で揺さぶりをかけ、打ち込んでみるがアスカさんは受けきった。

 ……お互い本気ではないがいいところを狙って攻撃をするが避けるか受けてしまう……


『さて、そろそろ終了にしますか。

 アスカさん、ジャンプして頂点で打ち合いだ。それで終了だからそっちは待機』

「…………はい」


 さらに反応が遅れているな、だいぶ疲れているようだ。

 タイミングを合わせてジャンプし……エンプレスの打ち込みを受け……終了。


『最後に……』


 ファントムを浮上させ、空き地上空を飛び回り、観客席の人たちの度肝を抜いて元の位置に戻った……


「「「「わぁぁぁぁーーーーーー」」」」」


 アーマードギアに向けて観客が押し寄せてきたが、さすがに対応できないので衛兵が止め、その間に応急の中庭に戻った。

 また王宮内での懇親会が再開し、またディスプ傭兵団のスペースの壁際に引きこもり時間をつぶした。

 そこへも当然客が押し寄せてきたが捌き切れずにいたところに、急に人の壁が左右に分かれログザイ国王がこちらに来た。


「お、ま、え、-----。何やってくれてんだっ!」

「何って?」

「尖塔をこわしやがってぇ!」

「こっちに何も聞かず勝手に何かやれって言ってきたからだろうが……」

「そんなことで、こんな事をするのかぁーーー」

「もともとそんなことしたくなって言って来てるだろうがぁーーー

 それにお金はたくさん出してるんだからいいだろう」

「そんな訳あるかぁぁぁ」


 周りから見るとまるで兄弟げんかをしているような感じに見え、皆がほほえましそうに見ていた。

 このやり取りに時間を取られ、お客の相手をする時間は無くなり、懇親会は終了した。



次回予告

間もなく王国対戦が始まるためファントムとエンプレスの標準装備を決める。好みの装備に切り替えていく。

向こうの「E.G.G.」では気になるプレーヤーを観覧する中、関係者のつながりを調べていく。

次回 2-7 準備


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