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時空の輪廻  作者: EPO
第2章 王国対戦

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第2章 王国対戦 2-2 ディスプ傭兵団

 ディスプくん達のパーティーも人数を増やし、エンシェントドラゴン討伐の報酬から大型兵装を8機ほど導入することになり、かなりの大所帯となった。

 そして、王国対戦が行われるということで、傭兵団として今後活動することとなった。

 大型兵装8機を保有するという事で、個人規模の部隊としては最大戦力となる。

 その上アーマードギア(AG)2機もいるため、「どこの国にも勝てる」傭兵部隊として名が通ることになりそうだった。


「えーーーー、一般的な冒険者パーティーだった俺たちが、何の因果か大型兵装やAGを運用する傭兵部隊となった。

 今回は王国対戦のためここザイログだが、今後は各国の大型および中型モンスターの討伐依頼を中心に活動することになると思う。

 みな、よろしく頼む」

「「「「「「おーーーーー」」」」」」

「なお、近々王宮で王国対戦の懇親会があり、それに俺たちも招待されることになっている。

 ナムさんの付き添いのようなものだが、そこが俺たちのデビューとなる、

 俺とサブリーダー、他数名での出席となるので、他数名は抽選で決めるから当日は色々あると思うので頑張ってくれ」

「「「「「「おーーーーー」」」」」」

「大型兵装の搭乗者については、後日機体が届き次第選抜するので参加するかどうか決めておいてくれ」

「「「「「「おーーーーー」」」」」」


 ディスプ傭兵団設立記念の宴会が始まった。


「大型兵装はどれにしましょうかね?

 ザイログの仕様は3種。格闘戦仕様、魔法戦仕様、両方仕様。形状はAGの簡易量産機って感じにしてくれてますね。

 サブリーダー用に格闘戦仕様と両方仕様を各1機として、AGを俺が使うか使わないかで選定する機種が変わるんだけど」

「あら、私もAGに乗りたいですわ」

「え?アスカさんもうちの所属ってことにするんすか?」

「ダメなんでしょうか?」

「いやあ、こちらとしては構わないんでけど、キキョウヤグループとしてトップが一つのパーティーに肩入れしていいんすか?」

「個人での参加ですので良いでしょう?」

「「「んんん」」」

「どちらにしてもAGに乗れるか決まってないから、決まってから考えればいいだろ?」

「どうやって決めます?」


 流石にアスカさんも簡単には諦めてくれないだろうから、きちんと納得してくれる選定方法で決めないとだだをこねるだろう……

 AG同士を接続して簡易シュミレーターにして戦ってもらおうか。


「これからAGを使って簡易シミュレーターを作るから、それで練習した後対戦してもらう。

 3回の戦闘で多く勝った方がAGを使うことにしよう」

「「分かりました」」


 AG同士を無線リンクさせて即席のシミュレーターを作り、それぞれのコクピットに乗せてまずは操縦訓練のチュートリアルを1時間ほど実行させ、それなりに動かせるようにした。

 最初は倒れたりぎこちない動きをしていたが、アスカさんは早々に初級レベルまでの操作をマスターした。

 ディスプくんにしてもアスカさんより遅れるが十分なレベルまで操作できるようになり、次の段階として戦闘を行うことになった。


「機体性能、装備もアサルトライフルとヒートソードと同じにしてある。時間は10分1セットの3セットマッチ。

 勝ち数の多い方がサブのAGを使うことになるので、頑張って、

 Ready Go!」


 まずはお互い様子を見ながら歩行し接近する。

 アサルトライフルの射程に入った辺りで単発射撃による牽制をし始めた、運良く当たればいいと思いながら。

 アスカさん機が接近ではなくディスプ機の周辺を回るように射撃をしながら移動を始めた。

 ディスプ機はその場に釘付けされ移動しにくくなり、防戦一方の状態。

 アスカさん機の銃弾が機体の各所に当たり始め、ついにはアサルトライフルに当たり使用不能となり、脚部も関節をやられ行動不能になり、まずはディスプの1敗となった。

 早い段階でアスカさんの包囲網を破っていればまた違ったかも知れなかっただろう。


 2戦目は開始直後からディスプくんがホバーリングによる高速移動を始め、一気に距離を詰めた。

 ホバーリングしながらの銃撃を受けアスカ機は思ったように動けなくなり、ディスプ機の接近を許した。

 銃撃をしながらのヒートソードの一閃に、アスカ機はアサルトライフルで受けるしかなく銃器を手放すことになった。

 そのままアスカ機もホバーリングに移行し接近戦に持ち込もうとした。

 ヒートソードでの斬り合いをしながら、ディスプ機はアサルトライフルで脚部を射撃……一戦目と逆の状態になりディスプ機が勝った。

 ディスプくんのいい攻撃が決まったといった所だろう、アスカさんはさっさと格闘戦に入るか距離を取って銃撃戦で接近させないようにしてじらしても良かったかも知れない。


 3戦目はお互い一気に距離を詰めてヒートソードでの格闘戦。

 アサルトライフルは早々に格闘のみに集中する事を決めたようだ。

 アスカさんは商人ということだったが、ディスプくんの剣術スキルを上回る剣技に目を見張った……

 それだけセンスがあるのか、元々凄腕の冒険者なのか経歴は知らないが、フェイントや緩急織り交ぜディスプくんを翻弄していた。

 さらに頭部バルカンも使ってディスプくんの気をそらし、一気に決めた。

 剣技においては今のところディスプくんには勝ち目がなかっただろう。


 というわけでアスカさんがサブのAGを使う事になった。

 これで大型兵装は格闘戦仕様 4機、魔法戦仕様 2機、両方仕様 2機の購入となった。

 カスタマイズについては、格闘戦仕様1台の頭部に飾りを付けるか、左方を赤く染めるか、とかの話になったが目立つのも問題なので、全体のカラーリングだけ青系に統一し画戦闘仕様毎に少し色味を変えることにした。


 もう一つの問題として、AGが2機となり「それぞれに機体名がないため呼びにくい」となり決めることにした。

 新機体が向こうの「E.G.G.」で、土曜に1,2度しか対戦しないため「The Phantom of Sturday」とか、装備がプロプレーヤーよりもあまりにも高性能すぎて「Infinity」とか言われているので、「ファントム」か「インフィニティ」で多数決を取ったら「ファントム」に決まった。

 もう一機についてはアスカさんが乗る間のみ「エンプレス」とする事になった、キキョウヤグループの女帝という事で……

 ちなみに色も金色もしくはピンクにしたいということだったが、1度戦闘時に様子を見るということで金色に決まった。


次回予告

行きたくなかった王国対戦の懇親会が開催されることに……

ナムはディスプ達やアスカに連れられて逃げることもかなわず参加するのだった。

次回 2-3 王国対戦前懇親会1


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