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時空の輪廻  作者: EPO
第1章 大型&中型モンスター掃討作戦

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第1章 大型&中型モンスター掃討作戦 1-57 宴会と休養

 エンシェントドラゴンとの死闘の後、国王のピンチのいいタイミングでなんとか帰還したが、もうアーマードギア(AG)はほぼ動かない状態になっている。

 メンテでどこまで直せるかというところだけど、長く使い続けた機体なので性能を落としても復旧させたい。

 なんとかコクピットから這い出たはいいが、地面に落ちそのまま気絶してしまったようだ。

 皆が驚愕して駆け寄ってきたのを見たような気がするが……


 ……なんとか目が覚めたが空が暗くなっていて、気付けばまたアスカさんに膝枕されていた……

 そのまま起き上がろうとしたが皆が止めるので横になったまま話しをすることになった。


「ナムさん、ドラゴン戦はどうでした?

 機体を見る限り凄まじい戦いだったみたいっすけど……」

「ああ、エンシェントドラゴン戦ね」

「……エンシェントドラゴン?」

「ギルドとかで”ドラゴン”って言ってたけど、あれはエンシェントドラゴンのことを言うんだな。

 今後は気をつけるよ」

「いやいやいや……ギルドでも”ドラゴン”はドラゴンで、エンシェント付きの方じゃないっす。

 そんな間違いしてたらギルドの信用なくしますよ、強さが天と地ほど違うんだから」

「「「「うんうん」」」」


 やっぱり違うものらしい。


「後で影さんの方にもクレーム入れとくか。

 なんとか倒してこちらは使えないけどとんでもない量の財宝とかもらったから、ディスプくん達や国王の方で使って」

「いいんすか?」

「助かるよ、出来たばっかりの王国だから財政が厳しくてね。

 でどのくらい?」

「こんな金額・・・・・・」

「ええっと……百万……千万……億……十億…………まだ桁があるけど……」

「うちのパーティーも大型兵装揃えて傭兵団にでも転職するっすかね?」

「「イイですね」」


 そこへ影さんが現れ、軽く謝った。


「ごめんね?うちの開発部チーフのポカらしくて、間違えたらしいよ。

 部長から今始末書書かされてるって。

 お待ちかねのいつもの戦闘映像なんでみんな見てね。」

 

 ドラゴン戦を見始めたらみんな目も口もoの字に開けたまま絶句してる。

 それはそうだな、あれだけの魔法攻撃なんか受けることないだろうし……


「ナムさん、よく生きてましたね。あの魔法攻撃のゲリラ豪雨の中で」

「……なんとかね……あと向こうも結局最後までなめててくれたし」

「でも私のAGがあんな…あんなにボロボロになるなんて……」

「あなたのじゃないですよ?」


 相変わらずアスカさんは自分の物にしたいらしい。


「しかも、最後のオーバークロックでしたっけ?よく耐えられましたね」

「本当に肋骨があったら折れてるな、あれ。でもエフェクトとして吐血もしたけど……ははは。

 まぁ、当分AGは動かせないから、こっち来ても何も出来ない」

「仕方ないっすね。

 向こうで情報収集してるかこっちで大型兵装の教練でもしてるしかないんじゃあないですかね」


「あとナムくん、開発部の面々の名前や画像データ等。個人情報だから気をつけてね」

「どこまで役に立つかも分かりませんけどね」

「じゃあ、こっちもしばらくログアウトして机仕事片していい物食べてくるよ」

「じゃあまた、そのうち」


 こっちは疲労とダメージでろくに食べられないけど、宴会は続いていく……


***************************

 エンシャントドラゴン戦も終わって数日後、E.G.G.のラウンジに来てみた。

 どうせ使える機体もないので他のプレーヤーの対戦を見ているだけだった。

 あれだけ強かったエンシェントドラゴンを倒したとしても、ここで使えるコインがドロップしたわけじゃないから機体のパーツ交換ができない。

 今のところ残っている手持ちのコインだといつになったらフルにパーツ交換できるのやら……

 そんなところにいつもの知り合いが来た。


「よう、景気はどうだ?」

「エンシャントドラゴンと戦って勝ったはいいけど、ズタボロにされて途方に暮れてる……」

「そんなに強かったのか……状態を見せてくれよ」

「こんな感じ……」

「おいおいおいおい……どうやったらこんなことになるんだよ。部分的に欠損することはあるけど、全体的に装甲がボコボコなることなんかないだろ」

「魔法攻撃のゲリラ豪雨をくらった……回避しまくったけど避けきれなくてな。

 で、この有様さ。初級魔法なら傷もつかなかったんだけどな。そんなレベルじゃない魔法が全天を覆いつくすほどに展開されて一気に落とされた。

 お前でも無傷じゃすまないよ。」

「無傷どころかお前の機体以上に無事でいられる気がしねぇ」

「そのうえオーバークロックも使ったから、もうほぼ動かん。さらに演算ユニットも使い物にならなくなったから、さらに金銭的ダメージがでかい」

「……ご愁傷様……」

「そうだ、向こうの開発部門のスタッフ名簿をもらった。これだ」


 ステータス画面を開いてデータの転送の準備をしていると、彼が何かに気付いた。

 ステータス画面など見せたところで問題はないし、何か驚いているようだがそんな驚かせるような項目もあないだろう。


「おい……お前、自分のコインの残高を確認したのはいつだ?」

「え?ドラゴン戦前にグレネードランチャーや廃材の鉄板と補充した時以来かな?

 リアルで1週間は確認してないな。」

「お前見てみろよ……百万……千万……億……ってこんなに貯まるのかよ、このコイン。

見たことねぇ額になってるよ」

「どれ……おお!!!

 これなら最上級のパーツで組めるよ。ズタボロになった機体も直せる!!

 リアルマネーにも返還して最新最高性能の演算ユニットも手に入れて……」

「でもよお。こんなに急に増えてて運営は不思議がらねぇのか?」

「でも4,5日は放置してたんだからおかしければ運営も気づくだろ?」

「「………………」」

「「大丈夫か?貰っとく?」」


 これで新機体の資金面もクリアできたし、組み立てて習熟訓練してまた向こうに行くか。


【第1章 大型&中型モンスター掃討作戦】 完


次回予告

大型&中型モンスター掃討作戦が終了し、多額の活動資金も得て新しい機体の組み立てとこれまでの機体の改修を行う。

新しい機体はどんなものになるのか……

次回 2-1 新機体お披露目


登場人物紹介を追加した後、第2章が始まります。

第1章では登場人物も少なくモンスターとの対戦のみでしたが、第2章では登場人物を増やしてアーマードギアや大型兵装も増やして対戦させていく予定です。

今しばらく連日の投稿となります。

楽しんでいただければ幸いです。


新規投稿直度にPVが増えていて、見続けていただけている方がいてうれしい限りです。

評価に値する作品だと思われるようであれば星1つでも入れていただければ励みになります。

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