第1章 大型&中型モンスター掃討作戦 1-51 エンシェントドラゴン戦4
対戦車ライフル11発目を外した直後、レールキャノンに速攻で交換。
直後追加装甲の小型ミサイルを全弾着弾に時間差を付けて発射。
一気にエンシェントドラゴンの目の前に小型ミサイルが乱舞し、レールキャノンへの交換の目くらましになったかと思う。
そのまま一気にジェネレーター出力を上げ発電し、2発発射出来るよう発射準備を整える。
小型ミサイルがドラゴンに次々と着弾するが、当然ドラゴンはほぼ無傷。
時間差で着弾させ、爆煙が長くドラゴンの周囲に漂い目くらましになるように調整した。
ドラゴンも小型ミサイルなど毛ほども警戒していなかったため……
「マエニツカッタミサイルトヤラダロウ。タイシタイリョクナドナカッタデハナイカ。カズヲフヤシタトコロデシナヌゾ?
ン?」
と、こちらを煽るようななめた事を言った途端……
……バシュッ………………バシュッ……
空気が圧縮されるような音を立てて発射されたレールキャノンの弾体2発が、ドラゴンに直撃した。
『よしっ』
単発ではこれまで最大の威力を発揮し、右腕はもやはぶら下がっているような状態、腹には大穴が開いていた。
それなりのダメージを与えはしたが、しかしそれだけだった。
ドラゴンは右腕を引きちぎり、こちらに向けて言い放った……
「ヨクモココマデノキズヲオワセテクレタナ?コノヨウナコトハハジメテダ。
サテ、コチラモイイカゲンホンキヲダストシヨウ。イキテカエレルトオモウナヨ?」
ドラゴンは全天を覆うようにアイスバレット、ファイヤーボール、ストーンバレット、ウインドカッター等様々な魔法攻撃を展開した。
レールキャノンを持ったままではとても回避出来そうもなく、さっさとレールキャノンを遠くに放り投げた。
「ヨケレルカ?」
直後一気にアーマードギア(AG)に向けゲリラ豪雨にも勝るような勢いで魔法攻撃が降ってきた。
AGはすぐさま回避に移るがとても避け切れはしない。
『やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
回避回避回避回避回避回避回避回避回避回避』
残った小型ミサイルも発射し、追加装甲やシールドバインダーに当たるのは当たるに任せ、避けて避けて避けて避けまくった。
地面に落ちた魔法攻撃は大爆音を響かせ、周囲へ凄まじい衝撃波を飛ばし、砂煙を巻き上げ終息した……
砂煙が晴れるまで数分、ドラゴンは待っていた。
砂煙が晴れていき、現れたAGは胸部や腕部の追加装甲がなくなり、右肩のシールドバインダーは表面がボコボコになっていた。
それ以外も傷だらけで、頭部以外まともな状態の装甲はなかった。
なんとか動くことは出来るが、かなりやばいことには変わりが無い状態だった。
「マダイキテオッタカ……ヤハリオヌシハツヨイノウ。
コノアトノコウゲキモタエテミセロヨ?」
一気に距離を詰めようとするドラゴンがブレスを吐いた。
距離が近い分照射範囲が狭くなるので、ホバーリングの高速移動でなんとか照射範囲外まで逃れることができた。
しかし、脚部にもかなりダメージが溜まっているのか、回避はできたがそのまま前に倒れこんでしまった……
『ぐわぁぁぁぁ……』
「ドウニカヨケタカ……ハハハハハ。シカシブザマダナ」
ドラゴンがAGの左腕をガシッとつかみ振り回し始めた。
徐々に回転数が上がり、まるでロケットの耐G訓練用の機械のような状態となり、Gが頭から足に向けてかかってくる……
『ぐぅぅぅぅぅ……』
………5分………10分………15分………ガキッ………AGの左腕関節が折れた……
……AGは明後日の方へ飛んで行った……
『がはぁぁ』
飛んで行った先に……レールキャノンが転がっていた……まだ使えるか……
ヒートソードを放り投げ、レールキャノンに飛びつき右腕に装備し、ドラゴンに照準を合わせた。
チャージに少し時間がかかったが射撃可能に……発射。
……バシュッ………………バキッ……
……発射したレールキャノンの弾体が尾にはじかれた。
直後、さらに尾がレールキャノンを粉砕した。
『……マジか……』
「ソロソロココロガオレタカ?」
よろよろとAGを立ち上がらせドラゴンと相対させた。
左肩に装備されたシールドバインダーごと左腕部がなくなり、最大威力の射撃兵器レールキャノンも失い、各部もすでにかなりのダメージを受け満身創痍状態だった。
武器庫に残っているアサルトライフルと対戦車ライフルではとてもではないが一撃必殺のような威力はない。
可能性があるとすれば……
『……まだ秘策があるけど……今の状態だと厳しいね……』
「デハ……サイゴノジカンヲヤロウ……コレデワレヲタオサネケレバシンデモラウ」
最後の奥の手を出すしかない。
出せばどのみちまともに動けなくなるのだから最後だ。
最後の勝負に向け準備に入った……
次回予告
アーマードギアの左腕を失い、最大火力のレールキャノンをも失った……
あるのは大型ビームサーベルだがエンシェントドラゴンに通用するのか……
最後の秘策は……
次回 1-52 エンシェントドラゴン戦5 決着




