第1章 大型&中型モンスター掃討作戦 1-50 リルの町でのスタンピード2
第1陣のスタンピードは楽勝だったけど、次はもう少し大きめのモンスターも含まれると思う、
さて、どうにかなる大きさや数ならいいんだけど……
次の日の昼頃、第2陣到達の警報が鳴った。
1時間後くらいにはリルの町に到着しそうだ。
王国軍の部隊長さんやギルドの有志の顔役、キキョウヤグループ代表アスカさん、うちのサブリーダーを集めて打ち合わせをする。
「1時間後くらいには第2陣が到達すようっす。戦闘態勢を整えましょう。」
「そうだな。今回のモンスターの種類はどうなっている?」
「偵察ドローンのカメラからの映像を見ると、前回の小型に加えてオーガやオウルベア、あと変異した上位種が含まれているみたいですね」
「前回の小型のはなんとかなるが、あとは大型兵装やグレネードランチャーで対応したいところだなぁ。」
「そうですわね。オーガやオウルベアのような大きいのは、うちの大型兵装の部隊に率先して行かせるようにしましょう。
ただ、すぐに迎えるかは分からないのでグレネードランチャーや魔法でも足止め出来るといいですわね」
「その辺はどうにかするっす。
マウ、プリンの方でフォローできる遊撃部隊を作っておいて」
「「分かった」」
あとは支援部隊が機能しないと被害が増えそうなんで、その辺も話を進めてあるので確認を。
「アスカさん、ポーションや弾薬の補給部隊の方は大丈夫そうですか?」
「ええ、足の速いプレーヤーや影さんで補給線確保できるようにする予定です。
分かるような目印を付けておくので、周りにいるプレーヤーはモンスターの攻撃がいかないよう助けるようにしてあげて下さい」
「「「分かりました」」」
「でも影さんも参加してくれるんすか?」
「交渉してこき使うことになりました」
離れたところで泣いているような格好をしている影さんが見える……
「それじゃ、この作戦でいくっすよ」
「「「「おう」」」」
戦闘準備を整え配置につき、第2陣の到着を待つ。
先頭に居る大型兵装に率先して大きめのモンスターに当たってもらうため大分前に出てもらっている。
その後ろにグレネードランチャーを装備したうちの遊撃部隊が待機してるのが見える。
補給用の部隊も準備が出来ていて、慣れてきたとはいえ皆緊張しまくり状態だった。
ついに第2陣の先頭が到着した。
大型兵装がオーガやオウルベアを狙うついでに小型のを蹴散らし、離れたところからグレネードランチャーが発射され、大きめのモンスターが次々と消えていってる。
これをまだしばらく繰り返さないといけないから、これからが大変だ。
「遊撃部隊は適度に休憩を入れさせるんだ!
周辺のプレーヤーは気をつけてやってくれ。これがやられると後が苦しくなるぞ!」
「「「「「「おう」」」」」」
小型のモンスターもついには通り抜けてきて、王国軍の兵士やギルドの有志も戦闘に突入した。
それでも大型兵装やグレネードのおかげか、第1陣の時よりかなり数が少ないようだった。
もしかしたらナムさんがかなり気をつけてくれて、大きいのを潰してくれたのかもしれない……
「先行した大型兵装が多くのモンスターを倒してくれたようだ!
楽になっている分慎重に戦え!複数人で当たって無理をするな!」
「「「「「「おう」」」」」」
それから1時間、第2陣の襲来を受け次々と倒していった。
大型兵装とグレネードランチャー部隊の効果が大きく、補給部隊が上手く補給線を確保し、周辺のプレーヤーのフォローも上手くはまった。
死者は出なかったけど、すぐに復帰は出来ない怪我をしたプレーヤーが何人かはいたようだった。
十分楽勝だったと言える範囲だと思う。
「ふぅぅぅ、今回もなんとかなったっすね」
「お疲れ様です。
やはり大型兵装とグレネードランチャーの効果が凄かったですね。
グレネードランチャーは手に入らなくても、大型兵装の装備増強は王国軍としても急務だと感じます」
「そうっすね。
またいずれ王国対抗戦が開催されるはずっすから、無いと厳しいですね。
でも、予算はあるんで?」
「……ないです……」
「まだ出来たばっかりですからね。
そのときにナムさんがこちらに協力してくれるとかなり楽になるんですけど……」
「あの王がナムさんを怒らしてなければ、協力要請に応じてくれる目もいくらか残ってるとは思いたい」
「一応やり過ぎてないか気にしてたから、協力はしてくれるかもしれないっす」
「そうならいいですね」
なんとか第2陣を切り抜け気が緩んでいるけど、次の第3陣までしっかり休息を取りたいところだ。
次回予告
エンシェントドラゴンに向けレールキャノンの攻撃を放つ。
レールキャノンの攻撃は当たりこれまでにないダメージを与えるが、このままドラゴンを倒すことができるのか……
次回 1-51 エンシェントドラゴン戦4




