第1章 大型&中型モンスター掃討作戦 1-48 エンシェントドラゴン戦2
アサルトライフルやヒートソード、パイルバンカーでは威力が決定的に足りない。
小型ミサイルも目くらましやかすり傷程度にしか役には立たない。
しかし 序盤戦はこれでどこまでダメージを付けられるかが悩む所……
仕方なくこれまでと同じような攻撃をするしかなく、アサルトライフルを撃ち込みながらジャンプしヒートソードの一閃。さらにパイルバンカーも打ち込む。
これの繰り返しながら、エンシェントドラゴンの魔法攻撃を回避していく。
魔法攻撃もファイヤーボールだけではなく、別属性のウォーターボールやウインドカッターなど多彩な攻撃が行われ、回避に集中しなければならないことも増えてきた。
今はこれで対応していく。
何度も繰り返した後一気にエンシェントドラゴンの後方へ移動、その間にアサルトライフルを対戦車ライフルに交換し、また地面にピックを打ち込んで急旋回。
その後もう片足のピックを地面に打ち込み、対戦車ライフルの射撃体勢を整える。
ドラゴンの振り返った瞬間、首元に向けて発射した……
ドォォォォーーーーン
今のところほぼ避けないドラゴンの首元に命中し、アサルトライフルの銃弾の数倍の大きさの穴を開け、背後へ貫通していった。
これならいくらか大きなダメージを与えられそうだ。
「ナカナカイリョクノアルコウゲキデハナイカ!
ダガ、コノテイドデハマダマダシナヌゾ?」
『そりゃあ分かってますよ』
次は心臓がありそうな胴体部分を狙う。
ドラゴンの放ったウインドカッターを回避しながらの移動はなかなか容易ではなく、演算ユニットがはじき出した射撃位置へ到着し間を置かず対戦車ライフルを打ち込む。
しかし、ドラゴンの放ったアイスバレットにはじかれ、銃弾の軌道が変わり外れてしまった。
「ドウシタ?アタラヌゾ?」
『どこかの伝説のスナイパーじゃないんで100%当てられないんですよ』
すぐさま次の射撃位置を選定。心臓だけでなく貫通後重要な臓器まで達するような軌道を検討する。
そうなると頭部から胴体、尾までが一直線になる頭部の目の前に来るような位置へ移動し、射撃をしようとするがさすがにそんなことはさせてもらえず、ブレスを吐かれ大きくドラゴンの右側に大きく逃げた。
さすがに一石二鳥、三鳥というようなことは無理か……
無茶な狙いは止め、心臓もしくは肺があるであろう胴体上部、胸部に狙いを絞る。
それでも、ドラゴンの前方に位置しなければならないため、またブレス攻撃が来てしまいそうだ。
敵の魔法攻撃をかいくぐり移動し、撃っては大きく位置を変える。
3発目……命中
当たったといっても腕の付け根に近い部分。肺に当たったということはないだろう。
次は一気に距離を詰めドラゴンの真下へ。
ブレスや魔法攻撃はなかったが腕が振り下ろされ、手や爪による打撃攻撃が来た。
弾数の多い魔法攻撃よりは回避しやすいが、手とはいえ大きいため大きく移動しなければならず、胴体中央真下には何秒といることはできない。
射撃位置についたら即射撃。
4発目……命中
機体をしっかり固定できないため、中央からやや左にずれたが結構な銃弾の穴ができた。肺に当たったかもしれない。
さすがにドラゴンも怒り、自分の真下に向けブレスを発射。
こちらは一気に加速し走り抜け、大きく距離を取りいったん排熱することにした……
ブシュウ-----
「イイコウゲキダッタ。”カチュウノクリヲヒロウ”ダッタカ、ミヲキケンニサラシテモセッキンシテコウゲキシテクルトハナ」
『それほどでもないですよ。運よく当たればいいくらいだったので』
若干ドラゴンも動きが鈍ったようにも見えたので、離れた位置からもう一発対戦車ライフルを撃ち込む。
5発目……命中
といっても左肩を貫通して抜けっていってしまった。
距離を取ってしまったのでドラゴンからの魔法攻撃が一気に飛んできた。
一種類だけではなく三種類同時発射。
一種類はどう見てもレベルが上がった範囲魔法ファイヤーストームにしか見えない。
二種類は何とか避けきったが、ファイヤーストームはアーマードギア(AG)の耐熱性能に期待し、一気に突っ切りダメージを最小限にするしかなかった。
何とか射撃位置に到着するも射撃のタイミングに合わせストーンバレットを撃ち込まれ、回避で体勢を崩し6発目は外してしまった……
向こうもこちらの攻撃にタイミングを合わせ攻撃をすることにしたようだ。
こちらをなめきっていてくれていたのだが、さすがに気を引き締めたようだ。
次回予告
エンシェントドラゴンのと対決も対戦車ライフルの威力でいくらかダメージを与えられるようにはなった。
しかし、まだまだ戦闘は不利な状態のまま続いている……
隠している奥の手は効果があるのか?
次回 1-49 エンシェントドラゴン戦3




