第1章 大型&中型モンスター掃討作戦 1-43 スタンピード対策
アーマードギア(AG)のメンテナンスも終わり、王都ジュンにて次のクエストの打ち合わせを行う。
ドラゴンという事でスタンピードも発生しているということで、その対策をギルドでする。
ドラゴン自体の対策はもう準備して来ているので現場に行きさえすればいい。
王都のギルマスから説明があった……
「リルの町の先、国境近くにドラゴンが現れたそうです。
強力なドラゴン故にスタンピードがリルの町の先から王都に向けて進行中となっています」
「こちらがリルの町に到着するのが先かどうかでどこに拠点を設置するか変わってくるっすね。
出来ればこちらが先に着きたいところだけど」
「ええ、なので王国軍の一部が既に出発の準備が出来てるとのことです。
ギルドの方も有志の準備がほぼ終わってます。」
「なら、早々に出発した方が良いですわね。
キキョウヤグループも大型兵装も含めて準備できていますわ」
「後はどこに拠点を作ることになるかか……リルの町の規模が分からないけどなるべく多くの資材は準備してきた。
武器も準備してあるのである程度スタンピードで暴れるモンスターの数は減らせると思う」
「それは助かります」
後は本命のドラゴンの情報を共有して出発しよう。
「後はドラゴンについてですが、大した情報はありません。
出現したという情報のみです」
「え?それだけっすか?」
「すみませんがそれだけです」
「仕方が無い。概ね装備できるフル装備にしてあるからそれでどうにかするしかないだろう」
「毎回ナムさんには負担をかけてすまないっす」
この後 リルの町まで強行軍で進行し、なんとかスタンピードに町が巻き込まれないうちに到着できた。
そのままAGと大型兵装でリルの町の外周を覆うように廃材の鉄板や鉄骨で拠点を築き、内部ではディスプくん達を主体にグレネードランチャーM32の使い方について説明をさせている。
ドローンもスタンピードの監視として先行させているが、まだ到達にはしばらくかかりそうだ。
AGもできる限りのフル装備、追加装甲 (小型ミサイル装備)+シールドバインダー(パイルバンカー装備)×2にアサルトライフルとヒートソードという状態でスタンバイしている。
レールキャノンと大型ビームサーベルの使い所が問題だ。
この辺は出たとこ勝負でしかないだろう。
今までとは大きく違うこの状態で現れればアスカさんの興奮度合いも爆上がりで、プリンさえも大興奮状態だった。
二人の「載せろ」コールに負け、しばらく手のひらに載せて機体を観賞させることとなった。
周りにも多くのプレーヤーが集まっていたが……
それから王国軍の指揮官を含め、主要メンバーを集め打ち合わせを行う。
明日の中頃には第一波が来そうな状態になっているので、落ち着ける今のうちに心構えが出来れば最善だろう。
「先行させているドローンからだと明日の中頃に足の速いあまり大きくないモンスターの一団が到達すると思う」
「その情報助かる」
「グレネードランチャーや榴弾の在庫は全部置いていくから使って欲しい。
管理はアスカさんに任せるのでよろしく」
「分かりました。しっかり管理させていただきます」
「で、スタンピード到達直前にAGが打って出ていくらか数を減らしていくから、その後はお願い」
「分かったっす」
「護衛用ドローンも置いていこうと思うけど?」
「それは持って行って下さい、王国軍達もいるので数的にはかなり多くなってるんで。
何が起こるか分からないし、オールレンジ攻撃できる方がドラゴンに対してアドバンテージが取れるかもしれないっすから」
「じゃあそうする。」
あと半日もすれば大型&中型モンスター掃討作戦、最後のクエストが本格始動する。
無事ドラゴンを倒して戻って来れるのか……
今夜は最後の晩餐だ。
次回予告
ついにリルの町にスタンピードが到来する。
ナムは先陣を切ってスタンピードに飛び込み、そのままドラゴン戦へと先へ進む。
果たして無事に帰ってこられるのか……
次回 1-44 スタンピード到来……そして出撃




