第1章 大型&中型モンスター掃討作戦 1-28 闇ギルド討伐
夜も更け起きている人数が少なくなった頃、闇ギルドによる襲撃を受けた。
ドローンによる警戒網が敷かれた簡易拠点周辺では、いかに闇に紛れて暗殺や盗みが得意な闇ギルドの精鋭とは言え見つからずに事を起こすことなど出来はしなかった。
さらに簡易拠点内にも潜り込めない内に発見され、簡易拠点内からの攻撃を受けることになった。
簡易拠点内からは弓矢や投石、魔法による攻撃以外に、スタンピードのために用意していたグレネードランチャーM32による榴弾による攻撃まで受けることになった。
簡易拠点の上から攻撃するため籠城戦さながらの様相を呈し、闇ギルドの不利は見るまでもなく明らかだった。
いくら闇ギルドの人数が簡易拠点内の人数の10倍以上はいても、グレネードランチャーのような銃器がある状態では簡単に攻略はできないだろう、ただでさえ頑丈な壁があるのだから。
闇ギルド側もグレネードランチャー自体は知っているものの、剣と魔法の世界でまるで強力な魔法のような攻撃を連発して受けるような事になるとは思いもしないだろう。
時間が経つとさらに闇ギルドの情勢は悪くなった。
襲撃者達の後方からゲームの運営やキキョウヤグループの応援による挟撃が始まったのだ。
そうなれば、もう下っ端は勝てないと悟るだろう。
早々に逃げていくことになるが、それはゲームの運営やキキョウヤグループが許さなかった。
次々と捉えられた後縛られ地面に転がされた。
しかし、闇ギルドにも往生際の悪い者がいるもので、闇ギルドの幹部が奥の手を持ち出してきた。
……マンティコアである……
テイムされいいように使われてきたのだろう、全体が薄汚れ傷ついた個体だった。
それでも闇ギルド内ではかなり強力な戦力だったはずだ。
簡易拠点内では既にアーマードギア(AG)に乗り込み準備を整えていた。
マンティコアの出現と同時にディスプが
「ナムさん、マンティコアの方よろしくお願いするっす」
とヘッドセットから出撃依頼の声が届く……
すぐさま移動を開始し、ジャンプで簡易拠点の壁を飛び越え、ホバーリングで一気にマンティコアでへ接近していった。
既にヒートソードは赤熱しており、接近と同時に斬り付けた。
しかし、マンティコアは一旦後方へ飛んで逃げ、着地と同時に突っ込んで来た。
尾を振り回しムチのように叩き付けてきたがAGはシールドバインダーでそれを受け、受けると同時に尾にヒートソードを振り下ろした。
しかし、これも回避される。
次はAGからグレネードが打ち込まれたが、マンティコアは空中に逃げる。
空中へ逃げるだろうと空に向けバルカンを斉射……
数発は当たったようで空中のマンティコアはふらつき地面に降りてきた。
空中に逃げるのも難しいと悟ったマンティコアは尾から毒針を飛ばしたり、AGを毒針で刺し貫こうとした。
生物ではないAGにとって毒針などはさしたる脅威ではない。
ヒートソードやシールドバインダーで弾きながら一気に詰め寄り、ヒートソードを叩き込む。
今度はかする程度にはダメージを与えたがまだまだ墜ちはしない。
一旦後方に下がり、武器庫から普段から放り込んでいた装弾数の多いサブマシンガンを取り出す。
※ サブマシンガン
連射可能な銃火器でアサルトライフルなどより小型で威力も落ちる。
威力は落ちるが弾丸が小さいため装弾数が多く、一度により多く弾丸をばらまくことが出来る。
比較的小型のため銃器の取り回しも比較的楽。
逃げればサブマシンガンで、攻撃はシールドバインダーで受け、接近すればヒートソードで攻撃を行う態勢を整えた。
再度距離を一気に詰めるため加速するが、マンティコアの方も突っ込んできた。
マンティコアの突進をシールドバインダーで受け止め、すかさずヒートソードで斬り付けいくらかのダメージを付けるも、まだ逃げるだけの余力を持っていた。
飛んで逃げた先にはサブマシンガンを叩き込み、さらにダメージを追加した。
大分マンティコアも動きが悪くなってきたようだ……
そのまま接近し追撃をかけるが、マンティコアは尾の毒針で牽制してくる。
毒針をそのままシールドバインダーで受けながら突っ込み、ヒートソードを胴体に突き立てた。
……ぐうぉぉぉぉぉ……
マンティコアは大きな叫び声を上げるがもう立ち上がれないようだったが、サブマシンガンを叩き込み消滅していった……
次回予告
闇ギルドの襲撃も終了し、今後の事を考える。
運営が次のクエストをしばらく準備できないからとなるとどうした者か……
次回 1-29 闇ギルド討伐の後片付け
次回は翌日投稿します。




