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時空の輪廻  作者: EPO
第1章 大型&中型モンスター掃討作戦

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第1章 大型&中型モンスター掃討作戦 1-24 ヒュドラ戦5と野営

 ヒュドラがなかなか消滅しない……

 胴体も別にヒットポイントが設定されている?

 それならともう一度ヒュドラに突っ込み、ヒートソードで斬り付けた……

 ……その瞬間、アーマードギア(AG)右側面から衝撃を受けた。


 一度飛び退いてヒュドラの様子を確認すると……7番頭が復活していてその頭をぶつけてきたところのようだった。

 「……なっ……復活したのか?」

 最初にはなったグレネードは効果がなく、時間が来て復活してしまったようだ。

 6番も不完全であれば2,3分で復活してしまう……

 まずドローンに6番頭の破壊面にレーザーの集中砲火をさせる。

 これで6番頭の復活を阻止できるだろう。


 こちらはそのまま7番頭へ突っ込みヒートソードで斬り付ける。

 その間、7番頭は毒液を吹き付けてくる……右腕部に向けて。

 ヒートソードにしても液体をかけられれば1000度を超える発熱もいくらか下がる……それを何度も繰り返しヒートソードの無力化を狙っているかのようだった。

 機体の外は毒液の蒸気で視界が悪くなり、このまま周辺も蒸気で満たされればドローンのレーザーも威力が大きく減水してしまう。

 「さっさと潰さないと……」


 そのまま右側へ迂回するように後方へ周り、毒液攻撃を躱しつつ左腕のヒートソードで斬り付ける。

 ……ダメージが浅い……

 ヒュドラの左後方に辿り着きすぐさま突っ込み、ヒュドラの背に飛び乗り両方のヒートソードを突き刺す。

 なんとか突き刺すことに成功したがまだ足りない。

 突き刺したヒートソードを力任せに両側へ広げるように力を込め切り裂くも、首が暴れるだけでまだ消滅しない……

 首の外に飛び出した左腕のヒートソードを返す刀で再度首に叩き付けた。

 右腕のヒートソードをそのまま離し、左腕のヒートソードを両腕でつかみ力を入れた……

 ……首が切れた……

 しばし様子を見たが6番頭は復活せず、ヒュドラはそのまま消滅した。



 周辺の警戒はドローンに任せ、AGはその場に膝をつき排熱を始めた。

 しばらく達機体の温度が十分落ちた頃、周辺の毒液の蒸気がひどいことに気付き、武器庫から環境整備用の空気清浄機を取り出し稼働させた。

 この周辺だけの状況だったので5分もあれば大丈夫な状態にまで落ち着き、コックピットから這い出そうと思ったが機体には毒液がべったり付着しているのを忘れていた。


 ヘッドセットからディスプくんを呼び出し、これから戻ることを告げた。

 機体が毒液や唾液でベトベトになっていることを話し、拠点の近くに水魔法が使えるマジックユーザーを集めてもらようにしいた。

 合流地点までなんとかAGを移動させ、水魔法での散水をお願いする。

 と言っても初級魔法をぶっ放してもらって、それで洗ってしまおうという荒技だが、以前受けた攻撃では装甲に傷も付かなかったので問題はない、

 でも水量が足りないので今ひとつ落ち方が悪い……

 どうしようか、中級魔法とか威力の強そうな魔法の方が水量が多いのだろうか……


『プリンさん、いる?』

「はいはい、いますよ。何でしょう?」

『今使ってる魔法より中級魔法とか一段上の魔法の方が水量が多いのかな?』

「水をぶつけて攻撃するので威力が大きければ概ね水量は多くなると思いますよ。

 ただ水圧の違いで威力が上がる場合もあるので一概には言えませんけど」

『じゃあ一発、一段上の魔法をぶっ放してみてくれない?』

「いいんですか?」

『いいよ!』

「じゃあ、一発撃ってみて」

 ……ドォォォォーーーン……


 AGが倒れないまでも揺らいだ。

 流石に2発目はどこか駆動しなくなりそうなので止めておこう。

 とりあえずあらかた落ちたようなので、ようやくコクピットから這い出し外の空気を吸った。

 しかし、AGの周りが薄められたとはいえ毒液でとんでもないことになっていた……


 AGを拠点まで移動させてやっとコクピットから降りることができ、一人ぐったりとしたまま休憩。

 他のメンバーが野営の準備をしてくれたので、引き続き休憩することとなった。


「大丈夫っすか?ナムさん」

「まぁ、何とか。

 対戦車ライフルは当たらないし、頭は復活するしで楽に終わらなくて辛かった……」

「お疲れっす。とりあえず飯でも食って休憩しててください。

 アスカさんは接近させないようにしとくんで」

「よろしく」


 日も沈み焚火を囲んで野営を始めた。

 メインメンバー+影さんで一つの焚火を囲んで話し始めた。

「影さん、とりあえず情報ありがとうございます。

 かなり優遇された感じですけど、早くヒュドラに当たれて時間短縮で助かりました」

「いやぁ、こちらも結構情報もらったからその対価だよ。

 しばらくそのまま付いていくから」

「でも運営的にそんなに接近していて大丈夫なんですか?他のプレーヤーからもクレーム来そうですけど」

「大丈夫大丈夫。

 テストプレーヤーってことにすればどうにでもなるから」

「「「「……いいのかそんなので……」」」」


「さて反省会としてはナムさんだけ何ですけど……」

「対戦車ライフルが当たらなかった。

 時間をかけすぎたって所くらい」

「約1000mからのスナイプですよね?

 いくらしっかり演算できてても、ヒュドラが動けば外れてしまうんで仕方がないっすよ」

「「「「そうそう」」」」

「時間がかかったのも普通にプレーヤーが攻撃してたら、1本どころか4,5本復活しててもおかしくないと思いますよ

 傷口を焼くにだけの火力も簡単に出せるわけでもないんで……」

「「「「うんうん」」」」

「現状あんな短時間で倒せるなんてすごいとしか言いようがないと思うのだが」

「うーーーーん、そうなのか?」

「「「「はい!」」」」

「それ以外は大したダメージも受けてないしで、まずまず成功という所か」

「そうですよ。あんな芸当なんてどれだけパーティーが集まっても出来やしませんもの。

 やっぱり、せめてうちの商会の専属になって欲しいですわ。

 出来ればお婿さんになってくれる方がうれしいですけど……」

「それは勘弁」


 また夜が更けていく……


次回予告

ヒュドラ戦の終わった後のモニタールーム。またため息の嵐になるのか?

そんな中大型兵装についての打合せが始まり、驚愕の報告が…

次回 1-25 監視 in モニタールーム6

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