第1章 大型&中型モンスター掃討作戦 1-16 グリフォン・ヒポグリフ戦3
最後のミサイルは、ダメージを受けろくに動き回れなかったグリフォン達に吸い込まれるように命中し爆散した。
これで地上に墜ちた7体を潰せば終わる。
ディスプくん達はもうかなり接近してきているだろうから、そろそろ掃討戦が始まる……
何回も行った着地によってアーマードギアの脚部ダンパーがかなりダメージを受けているようなので、あまり機敏か動作が出来そうにないので慎重に移動を始める。
『ディスプくん、そっちはどうなってる?』
『そろそろ手近な所に墜ちた1体がグレネードランチャーの射程距離内に入る頃っす。
確実に当たる距離になったら射撃に入ります。
1体につき2チームでまずは当たらせるんで、なんとかなると思うっす』
『OK。
こちらもこれから動き出す。ただ脚部のダメージがでかいんでそれほどたくさんは仕留められないかも。
それでもまだ元気そうな固体が居るようならこっちに連絡してまわしてくれ』
『OKっす』
動体センサーを確認すると手近なところに一体転がっているのを確認。
ウゴウゴとしているのが動体センサーからも見て取れるので、それなりに元気そうだ。
AGを走らせ、カメラアイの前に現れたのはヒポグリフだった。
墜落時に片方の翼が折れたのか動かしもせず、身体も脚を折り曲げた状態のまま立ち上がれないような状態。
ヒートソードを赤熱させ、機体をヒポグリフに一気に接近させた後横一閃……頭部が跳ね飛び消滅した。
離れたところからグレネードの爆発音が聞こえてきた。
向こうも攻撃を始めたようだ。
『ディスプくん、墜ちてるグリフォン達はまだ元気かい?』
『そうでもないっす。今攻撃してるのはろくに動けもしない個体でした。
かなり血を流してるんで散弾のダメージがひどかったんだと思うっす。
次のターゲットもそれほど動ける状態でないんで、なんとかいけそうです』
『分かった。気をつけて』
『OKっす』
こちらも次のターゲットへ向かう。
動体センサーではほぼ動かない個体が近くにいたので、そちらの方へ向きを変え木々の中を分け入っていく。
見つけた個体も放っておいても自然に消滅しそうな状態ではあった。
そのまま接近しパイルバンカーを打ち込んで消滅させた。
そのまま次のターゲットには向かわず、動体センサーの範囲を広げて状況を見定めることにした。
残り5体の反応が確認出来たが、すぐに1体の反応が消えた。ディスプくん達のチームの攻撃によるものだろう。
その中で一番動いている固体の方へ機体を移動させることにした。
さらに1体、また1体と反応が消えていく中、ターゲットにした固体はまだ消えない。
『ナムさん、まだ結構動けるグリフォンが1体いるっす。
飛びはしないんですけど、離れて攻撃しても急接近して爪で攻撃してくるんでなかなか仕留められません』
『今そっちに向かってる。そのまま気を引いていてくれ。背後から狙うから』
『了解っす。
ナムさんが来るんでグリフォンの気を引きつけとけ。あとあまり動かないように牽制で周辺にばらまいとけ。
……「「「「ぉぉぉぅぅぅ」」」」……』
向こうでしっかりやってくれているようだ。しかし、急いで向かわないと。
正面の向こうに爆煙が見えてきた。そのまま爆音に紛れ背後から突っ込む。
間もなく辿り着くタイミングでディスプくんに
『もうすぐ着く。射撃を止めてくれ』
『射撃停止!!』
そのまま一気にグリフォンの横を通り過ぎざまにヒートソードで胴体を切り裂いた……
『フゥーーー』
『お疲れ様っす』
なんとかグリフォン達の掃討も終わり、機体の排熱作業を行っていた。
ブォォォーーーー
今回はそれほど発熱はしていないのですぐに終了するだろうが、流石にジャンプ・散弾発射の連続は疲れた。
ケチらずミサイルで瞬殺する方がいいかもしれない。
安価なミサイルを探しておこう……暴発しなければいいんだけど。
「ナムさん、大丈夫っすか?」
『大丈夫。排熱作業にもうちょっとかかるから、しばらく待ってて』
「OKっす。
そういえばドロップは何が出ました? こっちは爪とか羽根でしたけど」
『まだ見てないなぁ、ちょっと待ってて。
爪と卵がある。卵って珍しいのかい?』
「……すげぇ、超高値でひきとてくれるヤツですよ」
『グリフォンが孵って調教できるとかで?』
「そうっす。」
『ディスプくん達たちで使う? それならあげるけど』
「……アスカさんに売ってあげた方が喜ぶんですけど……」
『じゃあ、後で決めよう。
そろそろ排熱も終わったから、移動しようか』
そのままみんなで移動を始め、大分日が傾きかけた頃に合流したので、そのまま野営できそうな所に移動し準備を始めた……
次回予告
何とかグリフォン・ヒポグリフを掃討したナム達。
また野営を行い、メンテナンスや反省会を行う……
次回 1-17 野営 (グリフォン・ヒポグリフ戦後)




