第1章 大型&中型モンスター掃討作戦 1-7 再出発→野営準備
アーマードギア(AG)を売る売らないの話は横道に逸れ、好きなロボット作品談義となり、有耶無耶となり出発の準備が出来たという事で動き始めた。
太陽も頂点からいくらか傾いてきている時間なので、そろそろ野営のことを考えつつ移動しなければいけない。
どこかちょっと開けた場所があるならその辺で野営の準備を始めたい。
プリンとアスカさんは馬車の中でおしゃべりしてるし、実は従者の父親は御者台に座ってぼーっとしてるしで、ディスプくんと護衛の冒険者の方で話をつけてもらってるところ。
モンスターについては相変わらず近付かず、子供サイズの反応は離れて行く一方だ。
これはこれで小規模なスタンピードにならなきゃいいけど。
それはさておき、野営場所を探すために索敵範囲を広げてみると……
1,2時間程度移動した先にちょっと開けたような場所があることが確認できた。
『1,2時間くらい移動したらちょっと開けた場所があるようだから、そこで野営の準備をした方がいいと思う』
「そうしましょうか?」
「そうだな。
アスカさん、そういうことなんで1,2時間後くらいに移動を中止して野営準備に入りますよ。」
「はーーーい」
1時間半ほどして目的の開けた場所に到着した。
それほど広くはないのでAGの機動テストは延期して、簡易拠点の設置テストと防衛用のドローンのテストをしよう。
『ディスプくん、どの辺にみんな集まる?』
「この辺ですかね、外周のライン引いてくんでその辺でお願いします」
『OK』
ラインが引かれるのを待つことしばし、使う廃材の鉄板や鉄骨を山のように武器庫から引っ張り出す。
面倒なんで「鉄板や鉄骨」って言ってるけど実際は強化セラミックスだったりチタンだったりと鉄(Fe)ではないんだけど。
周りには集まらないようにテストのドローンを飛ばして交通整理をさせて、ドローンのAIも教育しておこう。
ゴスッゴスッゴスッゴスッ
ゴオォンゴオォンゴオォンゴオォンゴオォン
ゴスッゴスッゴスッゴスッ
まずはスタンピードの際にモンスターが来る方向を想定してVの字になるよう鉄板などを配置して打ち込んで、鉄骨を打ち込んで倒れないように補強した。
小さな村なら全住人くらい収容できそうな空間は確保できそうなくらい資材がある事も確認出来た。
村が襲われるということがないといいんだけど、運営の陰謀で村一つ全滅なんてクエストもなくはないだろうし。
『外壁の一部だけどこんな感じになるんだけど。
こっちの方からきてここで左右にスタンピードの圧を分けるようになって、内側に台を作るからその上からグレネードランチャーや手榴弾で攻撃してくれ。
はい、この台の上で。』
「おーーい、手の空いてるやつ、ちょっとこの上に乗ってみて」
『で、グレネードランチャー』
「おお、M79とM32……スタンピードで大量に出てくるならM32の方位が連射出来ていいんじゃないでしょうか。
動き回るような簡易拠点内なら」
『……じゃあM32をたくさん仕入れておく』
「「「「お願いします」」」」
『で……ドローンの方はどうかな。
だいぶ動きが回りの人に合わせて最適化されてきたか。
森に入っていった人たちのフォローも出来ているみたいだし』
「そういえば武器が付いてるんでしたっけ?」
『レーザーが付いてる……レーザー光は普通に見えなくて分からないと思うけど』
「それだとうちのメンバーが回避できませんけど……」
『その辺は大丈夫、ドローンのAIの方にメンバーの登録をしてるから行動予測とかして当たらないようにしてる。
まだ行動予測の精度が上がらないからかなりのマージンとって攻撃するようにしてるけど、そのうちかなりギリギリのところでもメンバーにああらないように攻撃できるようになるよ。
ちなみに複数機連動+リフレクターでオールレンジ攻撃できるから、思いもよらない方向からの攻撃もできるようになるから、変な行動はしないよういつも通り行動してくれ』
「(ぼそぼそ)……結構やばい兵器?……(ぼそぼそ)」
簡易拠点と防衛用のドローンのテストをしながら野営準備は進む……
次回予告
野営の準備が終わり、焚火を囲んで雑談に興じるナム達一行。
情報の確認をする中、余計な事を口走ったディスプ達は······
次回 1-8 野営
雑談回です。




