序章 0-13.冒険者ギルド内
よくあるギルド内の風景回
建物に入ると中は剣と魔法のファンタージ-世界によく見られるギルドの風景。
冒険者ギルドの受付カウンターや依頼が貼り付けているボードなど通常通り。
飲み屋も併設してるので、飲んでる冒険者パーティーもいるな。
鉄板ネタイベントが発生しそうだね。
中を歩いて受付カウンターに向かうと周囲がざわめき始めた。
見たことのない格好をしてればそりゃ騒がれる。
……「格好いいな、あれ」…「あいつが外のに乗ってたやつか?」…「スタイルいいわねえ」………
……「見たことねぇよ、どこで手に入るんだ?」…「らしいね」…「私もあんなタイトなの着たいわね」……
……「今のところ情報ないな」…「襲って手に入れるか?」…「私はいやだ」……
不穏な会話も混じる中歩を進めるとやっぱり出てきた。
「おい、そこのやつ…外のでかいのはお前のか?」
「……」
「ギルマスに呼ばれてるんで後にしてもらえないっすか?」
「……何無視してんだよ」
「…ギルマスの要件が先だから……(小声で)やっぱり鉄板ネタかな……」
「そういうことなんで、じゃあ」
「!!!!」
気に入らないのだろう、当然逆上し殴りかかってきた。
こういう風にならないとダメなのかな、どこのゲームのギルドスペースでも、昔からよく絡まれると聞くし。
拳を回避しながら後退してると、後ろにも冒険者数名が登場。
うざいなぁ。
ディスプくんがギルマスに呼ばれてることを連呼しながら止めに入るが、聞きやしない。
邪魔だと脇に放り投げられてしまったディスプくん、怪我してないといいけど。
そのまま避けたり拳をいなしたりしながら演舞ような回避行動を続けていたけど、もう面倒。
自営用の小型レーザーガンを取り出した。
「ギルマスに許可取ってるから、止めてくれないとそろそろ攻撃するよ」
まだ止めてくれない。
もういいか。
まずは接近して来たところへ足の甲を狙って射撃、後から出てきた内の一人に命中。
レーザーガンなので特に血が飛び散ると言うこともなく、血を見るのが怖い人向きな武器だなとしみじみと思う。
命中した奴は痛みに倒れ込んだがその辺に転がっているので、難癖付けてきた奴らの行動が制限される。
その間に連射してもう二人にも命中。
動きが鈍ったところでリーダー格の奴に蹴りを入れ黙らせる。
さらに額にレーザーガンを突きつけ、「もういいよね? どうせ死に戻れるでしょ?」と囁きことさら恐怖を煽ってみる。
びっくっとしつつ愕然としているのが見て取れるので、さらに後一押しトリガーを引いた……
弾切れしていたのかレーザーは出ず、リーダー格の奴は失禁して気絶した。
やっと受付に行ける。
ディスプくんが受付嬢に話をすると、
「あいつら先週も同じようなことをして返り討ちに遭ってたんだけど、まだ懲りないのかしらね」
と語って奥に去って行った。




