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妖精の森編『旅と適応と美少女と!』

深夜に書いた!


俺の中に、光の球体ボブが入っていく。

あと少しで契約されてしまうのがわかるが、停められないのだからもう成すすべがない。

俺に残された選択はあきらめることだけだ……


「あぁ……契約された……」


『ま、まぁ……良かったな!これでお主も旅ができるな!

………と、特殊個体なんて、中々手に入らぬぞ〜?』


クラレアが必死にフォローしてくれるが、俺の心は大荒れを超えて寧ろ凪っていた。

ところで凪っていたってなんだろうか?……まぁいいか。


そんなくだらない事を考えている間に、ボブ妖精と完全に契約されているのを感じとった。

すると、目の前にウィンドウが現れる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 権能:〖適応(アダプティブ)〗を使いますか?


       〘 YES/NO 〙


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


たったーつ、その一文だけが書かれたウィンドウ。

俺は、何事かと思いながらそのYESの文字を押した。

その瞬間だった。


自分の脳内に、とてつもない量の情報が流れてくるのを感じる!

精霊のことや、精霊の使い方、その生態まで、ありとあらゆることが脳に入ってくる!!!

凄い!なんでも出来るような気がする!!

今ならなんでもできるという多幸感、全能感に包まれ

そしてーーーーーー俺は気絶した。


『どうした?!人の子?!おいーーー』


意識の遠くの方で、何か、クラレアが叫んでるのを聴きながら、俺は目を閉じた。


《ーーー精霊魔法 精魔無効 精霊召喚 精霊憑依        ーーー獲得しました。


 ーーー個体名:Word Robertのスキルをリンクします。     ーーー成功しました。


 ーーースキル 闘気法 フォルムチェンジ         ーーー獲得しました。


 ーーー個体名:Word Robertの権能:〖観測者(ヴォワールユマン)〗にアクセス及びリンクを開始します。


          ーーー成功しました。


 ーーー権能:〖適応(アダプティブ)〗を更新します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー》





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「ぅうん……ハッ!!」


俺は 目を 覚ました!!!

倒れたというのに、不思議と晴れやかな気分だ!


「ここは何処だ?」


俺は周りを見渡す。

何やら、何処かの小屋のようだな?

俺は今までその小屋にある、柔らかなベッドで寝かされていたようだな……


俺が考えていると、小屋の扉から誰かが入ってくる。それはーーー


「おぉ!起きたか人の子よ!全く心配かけおって……」


身長は俺より大きく、髪は綺麗なエメラルドグリーンでロングヘア、目は少しだけつり目で色はこれまた綺麗なエメラルドグリーン。

体は、ボンキュッボン!だがしっかりと引き締まっていて美しく、全体的にすらっとした知的な印象を受けるおねえさんだった。

因みに服装は袖とかが金の装飾を施されてる白のローブだった。



「えっと……誰ですか?

自分にこんな美少女の知り合いはいませんよ?人違いでは?」


そう言うと、彼女はガーンみたいな動作をして(かわいい)暫く考えたあと、なるほどと言った具合に手をぽんと合わせた。


「あぁ……そういえばこの姿を見せるのは初めてじゃったな!

妾じゃよ!クラレアじゃよ人の子!」


……え?クラレア?美少女……え?


「しかし人の子よ、美少女だなんてそんな……ぶふっ!」


殴りたいこの笑顔。

今の俺にとって素晴らしく1番の煽りをしてくれたなドラゴン?!

なんだよ俺……彼女はガーンみたいな動作をして(かわいい)

とか……


……はずかしいッーーーー!!


……俺は気を取り直して、イヤンイヤンと腰をくねくねしているファッキンドラゴンに話しかけた。


「クラレア……なのか?」


「まだ信じておらんのか?そうじゃなぁー

……ほれ!これでどうじゃ!!!」


そう言うとクラレアは、ドラゴンへと徐々に変化していった……


……頭だけ!!!!!!


「すげぇ!!!すげぇけどキメェ!!!」


『ふふふっどうじゃ人の子。これで信じる気になったじゃろう?』


「あぁ!信じる!!信じるからそれで近寄るな!!!はよ戻してくれ!!!」


『おぉ!分かったぞ戻そうじゃないか!』


まるで等身があっていない体でよろよろと近寄ってくるクラレアに、俺は慌てて戻るように言った!


「ふぃー!一日に何度も変化すると疲れるのう。」


「そ、そうか……なら一生そのままでいてくれ……」


そんなふうに俺がため息をついていると、脳内に直接声が聞こえる。


『オウ!エイスケおきたんか!コレからワイといつでも一緒やな!!!』


この声はボブだな。……はぁ……


「やめてぇ……そんなむごいこと言わないでぇ……」


『むごいとはなんやエイスケ!ワイは悲しいで!』


と、そこで俺は違和感にきづいた!


「……て言うかあれ?

いつからボブってカタコトじゃなくなったの?」


そうなのだ。いつもいつもカタコトの日本語を話していたボブの言葉がなんと!綺麗な日本語に聞こえてくるのだ!

一体どうしてだと思いボブに聞いた。


『あぁ!それはやなぁー……ようわからん!ワイはいつもと同じように話してるんやで!』


「なるほど……わからないな!」


そうやって話していると、クラレアが話しに入ってくる。


『ずるいぞ!頭の中で妾をのけ者にして話して!妾もまぜんか!』


どうやら俺が脳内のボブと話しているのが暇だったようだ。

……お前は子供かッ!!!

というツッコミは心の内に秘めておくことにした。可哀想だからね。仕方ないね!


『妾も盗ちょ……げふん、話は聞いておったぞ!

言葉がしっかり聞こえる理由は恐らく、心が繋がっておるからであろう!』


この龍今さりげなく盗聴って言いかけたな……頭の仲間で読めるのかよ……


『心が繋がる?なんやそれ?』


『ふむ、説明しよう!

心というのは、魂、すなわち生命の意志である。

そなたたちが考え、言葉を発すると、それは全て生命の意志によって相手に〖伝わる〗のじゃ!

……じゃが、言葉に乗せることによって、生命の意志は相手に届くまでに、〖伝わる〗力が減衰してしまうんじゃ。


加えて自分の見知った言葉でないと、生命の意志を言葉に乗せるのが難しいんじゃ。


故にボブは通常では言葉が伝わりにくい訳じゃな!


でもお主たちは、生命の意志(ココロ)が繋がっておる。よって100%の力で〖伝わる〗のじゃ!だから綺麗に聞こえるんじゃな!!!

……おそらくじゃがな!


因みにこの〖伝わる〗を極めると、【言霊】という、言葉で世界の理に干渉する力を使える様になるぞ!お主たちはそれを獲得しうる基礎を手に入れたというわけじゃ!良かったなぁ!』


「ふぁー……なんかすごいと言うことは分かったぞ!」


言霊か……かっけぇな!

頑張って使えるようになりたいが、すぐには無理だろうなぁ。


……あ!そうだ!

ボブに伝えなければならないことがあったことを思い出したぞ!

朝比奈からボブに渡して欲しいって、手紙を貰ってるんだった!


「おい!ボブ!忘れていたんだが、朝比奈から手紙を預かっているんだ。ほら、これだ。」


そう言って俺は学生用カバンから手紙を取り出す。

因みに今の俺の服装は、学校指定の赤のジャージである。それに教科書が入るくらいの青い手提げカバン、その中には学校の制服と教科書類、筆記用具に渡された刀とかお金とか諸々が入っている。


『朝比奈から!?ちょっとまっててや!今そっち行くからなッ!』


「あぁ分かった……?」


そう言うと俺の胸あたりからニュルっとした感じてボブが出てくる。気持ち悪っ!


「今度からその出方禁止な……」


「無理や!この出方しか出来んからな!ほな、その手紙貸してくれや!」


「あぁ分かった。ほら!」


俺はボブに手紙を手渡す。やっぱボブ身長たかっ!


「ありがとやで!

……ふむふむ……なるほどやな……これは……そうかそうかッ!」


「何が書いてあったんだボブ?」


「まぁいろいろとやな!ワイもこの世界を見て回らんといかんなったから、よりいっそうエイスケについて行くっちゅうことが分かったくらいや!」


「ふーんそっか……どんな関係かは知らないけど、大変なんだな。」


俺が気になってちらっと手紙を見てみると下の方だけ一瞬見えたんだが、(PS 探さないでください。)と書いてあるのが見て取れた。

なんて書いてあったんだ本文……


「まぁ、とりあえずや、元気になったならぼちぼち刀衣探しに行くかー?」


「そうだな……いや、でも場所が分からなく……あれ?方角がまた分かるようになってる?

しかも前よりもしっかりと?なんでだ??」


気絶する前は分からなくなっていた刀衣の位置が、素晴らしく明細に分かるようになっていた!

どういう事だ?そう思いクラレアを見る。首をこてんと横に向けられてしまった。

だが意外なところから答えが見つかる。


「あーそれ多分ワイのスキルのおかげやと思うで!多分やけど。

エイスケが気絶する直前になんやスキルリンクするってごちゃごちゃぬかしとったからな。なんやスキルも新しいの手に入れたみたいやから、ステータス確認しといたほうがええんちゃうか?」


「そうかぁ……そんなことがあったのか。じゃあ確認してみるか!ステータス!」


自分では全く覚えていないが、何やら俺はスキルを手に入れたらしい。気になるな!

ステータスが目の前に出てくる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:広畑 英輔


 種族:人族  年齢:17  職業:捜索者


Lv:1 HP:300+100  MP:300+220  SP:300+50


 STR:300+100 DEX:300+40 CON:300+56


 POW:300+200 INT:300+200 DEF:300+50



ーーー【アーツ】ーーー

〔速読:5〕〔演技:2〕〔演算:6〕


ーーー【スキル】ーーー

〔鑑定〕〔忍心:2〕

〔捜索の心得:4〕1up!

〔五感強化:4〕1up!

〔ステータス表示:8〕

NEW!

〔精霊魔法:1〕〔精魔無効〕〔精霊憑依〕

〔精霊召喚:1〕〔闘気法:1〕〔フォルムチェンジ〕


ーーー【エテルネルスキル】ーーー


      〖適応(アダプティブ)〗 NEW!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


なんか色々増えてるな?鑑定!


精霊魔法……精霊が使う魔法。体外魔力ではなく、体内魔力を使う。そのため魔力消費が大きいが、自由度が高いのが特徴。

スキルレベルが上がると、魔力消費の効率が上がる。


精魔無効……精魔属性の魔法を無効化する。


精霊憑依……精霊をその身に憑依させることにより、一時的に能力を合算するスキル。


精霊召喚……精霊を召喚する為のスキル。

スキルレベル×10レベルまでの精霊が召喚できる。


闘気法……HP、MPもしくはSPを使い一時的にステータスを強化するスキル。

スキルレベル×100まで消費でき、その消費分全ステータスが10分間アップする。


フォルムチェンジ……精神の形を変えることができる。


ほうほう!なかなか有用だな!

あとは……ん?適応もなんか新しくなってるのか?鑑定!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


       〖適応(アダプティブ)



魂に刻まれたスキル。



調和の女神ryms=la(リンシア)の権能の一部を使用出来るようになる。


ステータスの最も低い数値を、全てのステータスに適応する。


あなたはすべてに適応する。



権能:〖観測世界(ヴォワールワールド)


世界を観測する権能。


権力:〖世界地図(ワールドマップ)〗〖魂の目印(ソウルマーカー)〗が行使可能になる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


なんか凄そうなのついてる!

適応さんすげぇ……デバフとか言ってごめん!

どうやら君は素晴らしい逸材だったようだッ!


権力というのも調べてみよう!鑑定!


権力:〖世界地図(ワールドマップ)〗……世界地図を表示することができる。自由にカスタマイズ可能。

権力:〖魂の目印(ソウルマーカー)〗とリンクすることにより、一度あった事のある魂の位置を表示することが可能。


権力:〖魂の目印(ソウルマーカー)〗……対象に行使することにより、対象の魂までの道筋を示してくれる。


うわっ!多分めちゃくちゃ助かるやつだ!

やばい……!適応さんステキッ……もう、惚れたッ!


だってこれは……刀衣を探すのにうってつけの能力じゃないか!


俺は、すぐさま〖世界地図ワールドマップ〗を行使する。


その瞬間、視界に表示される地図。

ふむふむなるほど!カスタマイズ可能と書いてあったが、ゲームのミニマップみたいにも出来るのか!便利だぁー!


とりあえず俺はミニマップのようにしておいて、次の行動に移った。

次は〖魂の目印(ソウルマーカー)〗を行使する。

対象は、もちろん刀衣だ!


その瞬間目の前に出てくるウィンドウ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


権力:〖世界地図(ワールドマップ)〗と 権力:〖魂の目印(ソウルマーカー)〗を リンクしますか?


        ( Yes/No )


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺は迷いなくYESを押す!

すると〖世界地図ワールドマップ〗に赤いピンとそこまでのルートが現れる。

そして、俺の前にも薄く赤い一筋の道筋が示されていたのだった。


これを辿れば、刀衣に……


待ってろよ刀衣!今すぐ行くからなッ!


俺は勢いよく走り出した!

そうすると慌ててクラレアとボブが着いてくる。


そうだった忘れてたわ!ボブも一緒に行くんだった……!


「エイスケ!どうしたんや?いきなり進み出して?

ちょっとまってや〜!ワイエイスケの中入るから!」


そういうと、今まで人型だったボブは光の球体になり俺の中に吸い込まれていく。なんかこう、にゅるんって感じて入っていった。気持ち悪っ!


そうやって俺がその感覚に震えていると、クラレアがもじもじしながら俺に話しかけてくる。


「の、のう人の子?妾な……」


「ぁあ……そうだったクラレア!ここまでありがとな!助かったぜッ!おかげで刀衣が見つかりそうだ!お前も元気でなー!」


そう言って走り出すと焦ったようにして、クラレアが走っている俺に足をかけてくる。


「ひでぶ!……いてぇ……顔面すった……」


「わ、わぁ〜!すまんのじゃぁ!

ちょっとまって欲しかったからつい足が出てしもうたんじゃ!すまぬ!」


そう言って俺に手を向け、なんかの魔法を使うクラレア。そうすると徐々に顔面の傷が治っていく。

それにしてもつい足が出るってお前……


「い、いや、いいよ……で、なんでちょっと待って欲しいの?」


「い、いやあのな?ちょっと言いたいことがあってだな?」


「言いたいこと?なんだ?クラレアにはすごい助けて貰ったし、ある程度なんでも聞くぞ?

……あ、でも死ねとか言うなよ?俺にも無理があるからな?」


「そんなことは言わんわ!たわけ!

いや、そのな……お主たちの旅に妾もついて行かせてはくれんかの?」


……え?ついてくんの?この龍?

なんでだ?この龍ここのボス的な奴じゃないの?いやまぁ此方としては戦力が増えるし、楽しくなるしいいんだけど?


「それは……此方としては助かるが、いいのか?森の事とかは?あとなんでそんな急に?」


そう言うと、クラレアは目を輝かせて話す.


「そうか!助かるか!それはついて行ってもよいということじゃな?

なぁに妾が抜けても、森のことは代わりにやってくれる奴がわんさかおるし、妾もここ数百年はずっと森にこもっておったから、外が知りたくなったんじゃ!


お主に話して久しぶりに友龍にも会いたくなってしもうたし……

それにお主、これから世界を回ることになるじゃろう?

やっぱり旅は仲間がおった方が楽しいからなっ!


……ま、そんな所じゃ!


これからよろしく頼むぞ!人の子……いや、えいすけよ!

……勿論、ぼぶもな?」


そう言ってクラレアは俺に手を差し出す。

おぉう……すごいマシンガントークだ!

これは道中うるさくなりそうだ!

そんなことを思いながら、これから起きるであろう旅の出来事に夢を馳せて、俺はクラレアの手をと……


る寸前で手をM字に動かし、回避する!

そして言い放った!


「悔しかったらついてきな!刀衣はこっちだーー!」


最初はポカーンとしていたクラレアはプルプル震えて頭を抑えた。


「あぁ!そうゆうやつじゃったなお主は……

くそ人の子まてッ!その手を握りつぶしてやるわッ!」


「はっはっはっ!旅は楽しく行かないとな!」


『エイスケほんまそういうの好きやな!楽しい旅になりそうやで!』


俺は笑いながら、追いかけてくるクラレアを横目に今度こそ走り出した。


刀衣の方向へ真っ直ぐに……


今回から、スキルの表示を変えましたどうですかね?

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