黒ノ書 第1章 『我は神の誘いにより、異界へと舞い降りた』
黒の書 それは我が活躍を記した書物……
この黒の書を読んでいる君へ。
我は今、異界にいる。
……まぁ待て。驚くのも無理はないだろう。
だから、この神々しく美しい書物を閉じようとするのは辞めてくれ!
……何故そうなってしまったのかが知りたい?
ならば、我が何故異界へと降り立つことになったのかを簡単に説明しよう。
あれは、先導者ロバート(通称・ボブ)に大国Americaの言語を教わっていたところだった。
我は至極真面目にボブの教えを書へ書き記していた。
……まぁ、しっかり前日予習していたので余り実りは無かったのだが。
因みに我が盟友である【鬼を従えし者】(通称・広畑 英輔)は、昼食を食べた後、深い眠りに就いていた。よくもまぁ、あれ程眠れるものだ。我もあの柔軟性を見習わなければなるまい。
……話を戻そう。
時間としては、教示の中盤へ差し掛かったあたりだった。
我が、ボブの゛受けること間違い無しの英語ダジャレ‴を書き記している時に、それは突然起こった。
部屋中に浮かび上がる様々な色に光り輝く幾何学模様の円の数々。
そして、我が友人たちの叫び声。
(魔法陣?組織の攻撃か!?くそ!こんな所にまで!!!)
我がそう考えていると、光が増していく。
(彼奴が……くるッ……!)
眩い光に包まれゆく中、英輔が何か叫んでいた気がした。
光が収まった時、我の眼に入ったのは。
我が盟友の英輔が異常な程ある所が豊満な美少女に眼を潰される所であった……
急いで近寄っていく者たちに英輔は苦しそうに最後の言葉を口にする。
「……あとは……まか せた。……みんな……を、たの、ん、だ………ガクッ、………」
なんという事だ!!!
英輔が死んでしまったではないか!
(くそう!盟友をよくも……!
……いや?待てよ……?)
皆が、英輔の弔いに動いている中(我も一瞬は騙されそうになったが)我は気づいた!
……あれは演技だ、と!
なんという事だ!
我が盟友の名演技に我は震撼した!
そして、同時に理解する!
彼奴は流れを此方に引き込む為、あえて傷を負ったように見せかけて、此方の優位性を確かなものにしたのだ!!!
その為には味方をも騙そうとするその胆力!
やはり我が見込んだ男だと我は嬉しく思った!
(やはり……我が見込んだ男だ……!)
そうやって我が、英輔が味方でよかったと喜びを噛み締めていると、英輔の名演技に騙されている皆が、少女をボコボコにしていた。
それはもうボコボコだった。
少し可哀想だと思ったが英輔の作戦を無碍にすることはしたくない為、我は大人しく傍観者にまわったのだった。
だがしかし、恐るべきことが起きた!
「いや、私なら直せます。絶対に!」
その少女が何かを唱えたかと思うと、少女の手から翠色の水が溢れていき、それを受けた途端みるみるうちに英輔と少女の傷が治っていくではないか!
我ほどの能力では無いが、少なくともA級、もしかするとS級の力をもった能力者かもしれない……
このことから我は気を引き締めてこの事態に当たることにしたのだ!
さて、話を戻そう。
場は、我らレジスタンスのリーダーである大輝の働きにより、何とかまとまっていた。
少女の話によると、我々は本来死ぬ運命であり、それに目をつけた少女はそれを有効に活用する為異界へと我々を送り出し魔王を討伐させようというのだ。
俗にいう拉致と大体変わらんだろう。
我は非常に憤慨した!
我には、現世に残す愛犬ケルベロスが居るというのに……
だがしかし、此処で燻っていても仕方が無い!
我は気を持ち直して、異界に行くと決めたのだった。
その後紆余曲折あってする事になったとある高校わっしょい音頭は最高だった。我も思わず参加してしまった……
だが……直後突然の光に導かれ、我々は異界へと舞い降りることになったのだ。
……目を覚ますと、襲ってきたのは凄まじい吐気であった。
本当に酷かった。周りの者の吐瀉物で我も吐きかけたが、強者である我は頑張って耐えた。
よく頑張ったと我ながらに思ったよ……
何か偉そうな女が話してきていた様な気がするが気のせいだろう。
その後、復活した我々にトアール王は色々話してくれたが、まぁちょっと割愛させて頂こう。
(要約すると、異世界人の俺TUEEEE!だけど、魔王討伐はお前らが行ってね?みたいな話だった。)
話が終わるとみんな疲れただろうとの事で、その場はおひらきとなった。
因みに我はその日もいつも通り快眠であった!
9時に寝て、5時半に起きた!
……何故時間が分かるかって?我はソーラーパネル式の多機能時計(5万)を持っているからな。
〜閑話休題~
↑使ってみたかったやつ。
という訳で、朝起きて日課の呪文詠唱(滑舌良くする為)をしていると、部屋がノックされた。
我は、かっこよく「鍵は空いているぞ?何用だ?」と問いかけた。
すると相手はメイドの様で、扉の外から
「勇者様方を広場にとの事なので、案内しに参りました。」
というではないか。
なので我は、
「嗚呼、解った。今其方に向かおう。」
と、言って寝る前に着替えた体育着から学生服に着替え出ていったのであった……
広場に着くと、我の他にはまだ10人程度しか居らずガラリとしていた。
なので我は取り敢えず部屋の隅の柱に背を預け
、何かが起きるのをひっそりと待つ事にした。
暫く経つと全員集まって来たが、眠り姫朝比奈 由芽や、全てを知る者火照富 若楼などは来ていないようだった。
まぁ、いつもの事ではあるのだがな。
そうこう考えていると、2人の貴族の様な人が来る。
どうやら兄弟のようだな?目元がそっくりだ。
さて、弟の方の話によるとステータスが見えるようになるらしい。因みに男はフィートと言う名前だと言っていた。
……やはりか。
我も夜のうちにステータスと言ったりして試していたが、出てこなかった理由が分かったわ!
フィートが話終えると、コップに入った水を渡してくる。
どうやらこれで見えるようになるらしいが?
という訳で、我はぐびっとそれを飲み干した。
……余り好きな味ではなかったがまぁそれはいい。
よし!今度こそあの言葉を言うぞ!
我は、すぅと息を吸い込み宣言した。
「大いなる清水により、可視化されし我が力よ!
我にその形を映セ!『ステータス!』。」
その刹那。我の前にゲームの様なウィンドウが現れる。
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名前:琴葉 忠仁
種族:人族 年齢:17 職業:想作者
Lv:1 HP300 MP:870 SP350
STR:300 DEX:400 CON:300
POW:800 INT:700 DEF:100
ーーー【アーツ】ーーー
〔詠唱:10〕〔演技:5〕〔演算:7〕
ーーー【スキル】ーーー
〔算術:1〕〔光魔法:1〕〔闇魔法:1〕
〔誠心:1〕〔ステータス表示:8〕
ーーー【エテルネルスキル】ーーー
〖想像創造〗
〖次元ノ言伝〗
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「《エテルネル》……魂、か。」
我は、意味ありげにそう呟いた!
ふっ……我ながらカッコイイな……と、思っているところに我の友達である、新井 咲直、建部 暁斗、蟹江 遥馬達三人組の声が聞こえてくる。
「おい!これ俺高ぇんじゃね?500の数値あるぜ俺!!!」
「ハッ!なら俺の方が高いね!俺のSTRが600の数値をたたき出しているね!」
「くっそ!負けた!僕、powの550!」
まだまだだな……
少し格の違いを教えてやろう!
そう意気込んで、我は近づいていく。
「ふっ。愚民どもよ。残念だったな。」
「あ?なんだよ厨二?これより高いのかよ?」
咲直が我に聞いてきた。
我はひとつニヤリと嗤いそれに答える。
「……我が才能、聞いて驚け!精神が800だ!」
「……なん、だと。厨二に……抜かされた?!」
「フッ。たわいもないことだ。」
(勝った……!圧倒的勝利……!!!)
心の中で素晴らしいドヤ顔を決める
フゥ……よし満足した。
スキルを調べるとするかな。
我は、ステータス表を色々いじってみる事にした。
そうして、我の魂のスキルの力が明らかになったのだ!!!
それが……これだ!!
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〖想像創造〗
想像を創造し、夢創を越え現実に影響を与える事が出来る力。
『キミの想像は夢創を越える。』
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〖次元ノ言伝〗
次元を超え、全てに己がコトバを伝えることの出来る力。
『伝えたい言葉をあなたに』
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……我の能力……
………………………………………………かっけえぇぇぇぇぇ!
こんなカッコイイ能力僕……我が貰ってもいいのか?
やったぁぁぁ!最高だァァァァ!!!
興奮した我は手始めに、我が想像を働かせる。
(先ず大切なのはなんだ?圧倒的な力か?それとも防御?いや違うな……)
我が最初に望んだもの……それは……
(あらゆる病気かからない健康的な肉体を寄越せ!!!)
ちょっと待つのだそこの人よ。
この書を閉じようとするのはやめろ!
病気にかからないのは大事だぞ?
考えても見ろ!ここは異世界だ……
どんな病原菌があるかわからんだろう?そんな中で生活するってお前……ねぇ?
……まぁ、そういう訳で我は健康を願ったわけだ。
ゴホン!話を続けよう。
我が健康的な肉体を願った瞬間だった。
なにか起きてないかと、我がステータスなどを確認していると、ばたりと音が聞こえる。
(ん?なにごとだ?)
そう思い我は其方を見た。
「……おいおいおい!どうしたえいすけ!!!大丈夫か!?」
「ふわり隊長!これやばいっすよ!!!意識失ってますよ!!!」
「ど、どうしましょう?!ふわり様!」
我が盟友が意識を失った?どうゆう事だ?
それを見ていると大輝が直ぐに走って行くのが見て取れた。
「おい!大丈夫か!えいすけに何があったんだ?」
『宇宙制覇』特攻隊長が焦ったように話す。
「いやわからない!いきなり倒れてそれから!」
それを聞いて大輝が直ぐに動いた。
「フィートさん!医者とかは?」
大輝は焦りながらフィートに問いかける。
我はその間近寄っていこうかとずっと迷ってた。
(我が出るべきだろうか?でもなんか出来るかな?)
そうこうしてるうちに、話は進む。
「いや、まずは自室に運んで寝かせましょう。
皆様はこれから使用人に説明を受けたあとは自由にして頂いて結構です!では、急ぎますので!」
その後直ぐにフィートに連れられえいすけは自室に連れていかれた。
我は、ほんの少しだけ、動かなかったことを後悔したのだった。
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使用人の説明を受け、自室に帰ってきた。
(……よし!さっきの続きをしよう!)
そう考え、我はステータスを開く。
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名前:琴葉 忠仁
種族:人族 年齢:17 職業:想作者
Lv:1 HP300 MP:770 SP350
(870)
STR:300 DEX:400 CON:300
POW:800 INT:700 DEF:100
ーーー【アーツ】ーーー
〔詠唱:10〕〔演技:5〕〔演算:7〕
ーーー【スキル】ーーー
〔算術:1〕〔光魔法:1〕〔闇魔法:1〕
〔誠心:1〕〔ステータス表示:8〕
ーーー【イマジンスキル】ーーー
〘超健康体/100〙
ーーー【エテルネルスキル】ーーー
〖想像創造〗
〖次元ノ言伝〗
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
超健康体というスキルが増えているな?
……ふむ。効果我が願った通り、病気無効と、常に超健康な肉体が保てるらしい。
だがこの横の数値はなんだ?
いや、待てよ……分かったぞ!これは作ったスキルによって最大MPが減るな?
となると、イマジンスキルが消せるかが問題だな?
……お?これ、スキルを外すっていう事が出来るっぽいぞ?
なる程、作っても外しとけば最大MPは減らないのか。
色々制限はあるが……さてはこれ、強いな?
その後、我は色々試行錯誤しながらスキルを作っていった。
結果……
我のステータスの現時点での完成系がこれだ!
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名前:琴葉 忠仁
種族:人族 年齢:17 職業:想作者
Lv:1 HP300 MP:300 SP350
(870)
STR:300 DEX:400 CON:300
POW:800 INT:700 DEF:100
ーーー【アーツ】ーーー
〔詠唱:10〕〔演技:5〕〔演算:7〕
ーーー【スキル】ーーー
〔算術:1〕〔光魔法:1〕〔闇魔法:1〕
〔誠心:1〕〔ステータス表示:8〕
ーーー【イマジンスキル】ーーー
〘超健康体/100〙〘対魔法障壁/100〙〘対物理障壁/100〙〘持続回復/100〙〘魔術・破戒/50〙〘魔術・黒炎/50〙〘魔術・轟雷/50〙〘魔術・洗濯/20〙
ーーー【イマジンスキル:停止】ーーー
〘万能障壁/1000〙〘魔法無効/3000〙〘ステータス強化(STR)/ ?/870〙〘魔術・異世界転移/50000000〙
ーーー【エテルネルスキル】ーーー
〖想像創造〗
〖次元ノ言伝〗
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
っふ。我強いな……!
色々作って分かったことは、我が強いって事と、強い能力程最大MPの減少具合が大きくなるって事だ。
作ったスキルの能力を説明していこう。
対魔法障壁・・・魔法ダメージを10%カット
対物理障壁・・・物理ダメージを10%カット
持続回復・・・毎秒3のHP・MPを回復
魔術・破戒・・・物質を破壊する力を操作できる
100のMP消費で1分使用可能
魔術・黒炎・・・全てを消却する黒炎を操作できる
100のMP消費で1分使用可能
魔術・轟雷・・・迸る轟雷を操作できる
100のMP消費で1分使用可能
魔術・洗濯・・・魔術をかけた物体を綺麗にする
1回50MP使用
ここからは、作ったけど最大MPの減少が大きすぎて使えなかったスキルだ。
万能障壁・・・全てのダメージを10%カットする
魔法無効・・・魔法を無効化する
ステータス強化(STR)・・・
使った最大MP分だけSTRを上げる
魔術・異世界転移・・・次元を越え地球へ転移する
MP50000消費する
……とまぁ、地球に帰れるかも試してみたりしたが、やはりというか……最大MP5000万が必要ですという鬼畜さで返されてしまった……
まぁいい。
まだ帰れないと決まった訳ではなかろうし、今はこの異世界を楽しんで行こうじゃないか。
……さてと、ある程度〖想像創造〗についても理解したし、次はもう一個の方を調べようか!
(ツタエタイコトバか……どうすればよいのだ?取り敢えずそれっぽい言葉を呟くか!)
そう言って我は唱える。
「 次元を超えし 我が魂の言伝よ
我が言葉を 心を 世界に届けよ 〖次元ノ言伝〗」
その時、我が頭が"想像"していたのは、よくWebで見ていたサイトだった。
我が目の前にステータス表っぽい何かが出てくる。
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権能:〖想像創造〗を 権能:〖次元ノ言伝〗に リンクしますか
〘 YES / NO 〙
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訳も解らず我はYESを押した。
すると、画面はよく見慣れた物へと変化していく。
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┃小説書きなぐろう!┃ ホーム
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そう、よく見慣れた、小説書きなぐろう!というサイトのホームによく似ていたのだ……
という訳で、今に至る。
わかってくれただろうか?
異界にいるという言葉が。
さて。
これを見ている君に一つ言いたい。
……コメント、お気に入り登録、評価宜しく頼んだ!!!
という事だけ伝えておこうと思う……
おっと、もう9時になってしまった!
ではまた、次の黒の書で会おう!
それ迄、おやすみなさい。
また逢う日まで……楽しみに待っておくんだな……
ふっ……




