~嘘でも仲間を殺せるかい?~
「ふふふふふ・・・・・・・・・・・皆死んでくれない?僕のために・・・・・・・・」
360°鏡に囲まれた部屋に飛翔たちは一人一人いつの間にか分裂して入れられ、その全ての部屋にその男の子の声は響いた。
「なーんだ鏡かよ?」
(バシッ!!)
そう言い蹴り飛ばそうとする飛翔勢いをつけて鏡に一発蹴りを入れると男の子の笑い声が聞こえた。
「きゃははははは!!!」
「何笑ってんだよ!!」
「その鏡は蹴っても殴っても割れないよ?だってこの鏡と僕は繋がってるから僕にダメージを与えない限り君たちはここから出れないんだよ・・・・・」
そんな怖いことを言い出した・・・・・・。
未だ姿を見せないこの男の子にどうダメージを与えろというのだろうかと飛翔や神怜、弓咲やライ、リオンがそれぞれの囚われた部屋で考えていた。
すると、長々と姿を見せなかった男の子が真ん中から各部屋から同時に姿を現した。
(ウィーン・・・・・)
「やぁ!おはよう。僕がこの鏡の部屋の主で許嫁No.18の【ライミラ】だよ!!僕を殺しちゃえば君たちはこの部屋から出ることができる・・・・さぁ・・・・・殺しちゃいなよ?・・・・・僕を・・・」
そう言い飛翔たちに自分を殺すように要求したが、飛翔たちは一ミリたりとも動こうとはしなかった・・・・・・。
そのライミラの言葉に飛翔は呆れたのか逆に地べたに座ってしまった・・・・・・・。
「面白くねーなー・・・・・・。」
妃叶は第一帝王の正体が分かりシャドーナンバーの真実を知るための手がかりに一歩近いたが真実にはまだまだ遠い気がした。
その一週間後、もう一度第一帝王の元を妃叶は訪ねた。
「音無?暇でしょ?いるかしら?」
すると、資料室からは音無ではなく忍者の服装の女が出てきた。
「あなたは?」
「私は、音無の側近の彩架と申しまする。」
「そっ。」
「ただいま音無は仕事で部屋を空けております。」
「あんな男にも仕事来るのね・・・・・・」
そう言い顎に手を当てながらドアの前で悩んでいると彩架にドアの前で走り書きをしたメモを渡した。
「このメモをあの男に渡しておいてくれるかしら?」
「承知いたしました。」
「ここでこの日待っているからと伝えておいて!」
そう言い着物の裾を上げ妃叶は廊下を早々と歩いて帰っていった。
音無が好きな彩架は妃叶が渡したメモがラブレターか気になり覗いてみると思いっきりシャドーナンバーのことを聞きたいのかシャドーナンバーのことしか書いていなく何一つ可愛げのないメモで彩架は逆に安心した。
「はぁ・・・・・・恋愛に興味なくて良かった・・・・・。」




