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Fantasy Really World  作者: 水皮 天
99/150

The only complaint!

 ミナが大会に出場している間、カルデはやっとの思いで、いくつかの武器の試作品を作り上げていた。しかしそれらを使おうとした瞬間にエラーが発生し、その試作品は消失してまう。


「あー、また素材集めに行かないと……」


 それ以降もいくつくかの試作品を作るが、どれも失敗に終わってしまう。


「やっぱり流石に無理なのかな……」


 そのまま倒れ込むように机に突っ伏すと、ミナが訪れるまで起き上がることはなかった。

 その頃、カルデの興味を引く武器のあるSTar ParaDE ONLINEではレヴンとヨルカがプレイしていた。2人は今回のコラボは特に目的もなかったため、のんびりと自身の星を成長させていた。ゲームの難易度は高くなく、のんびりでも1週間も続ければ段々と形になる。


「このゲーム買おうかな。息抜きにちょうどいい。」


 レヴンはこのゲームに少しずつハマり始めていた。星を育てるというスケールの大きい話に対し、のんびりでも進められ、簡単に星が大きくなる爽快感を味わえるところが魅力的に思えたのだ。だが、それはレヴンだけではなく、ここに来たことのあるほとんどのプレイヤーが感じていたことだった。中には既にもう買いに行っている者もいるくらいだ。"天裏ノ魔刀"にも1人既に買いに行っているプレイヤーが1人。ロウである。ロウはこのゲームだけでなく、自身の集めた素材で物を作るということに惹かれていた。他のゲームでは、手先が器用ではないロウに物を作ることはできない。補正度で言えば一番高いPARALLEL WORLD ONLINEでも、ものづくりはできないほどである。しかし、ここの世界では物を作る際に手先は使わず、素材の合成だけで物ができあがっていく。厳密には作っているのとは少し違うようにも思えるが、ロウにとってはそれだけでも充分だった。


「だけど他プレイヤーとの交流が少ないのがな、惜しいところだよな……」


 この世界では基本的には他プレイヤーとの交流が少ない。他の人に島を見せ合ったり、侵略者からの防衛戦で共闘するくらいだ。そのため、自分の時間を重視してる人には好かれるゲームである。


「まぁ、多分進捗度で言えばヨルカは俺と同じくらいだろうな。あとこの世界に来たことあるのはロウとカルデだったか?ロウはもう買ってるみたいだし、カルデはカルデで影響受けてたけど、3人ともコラボを満喫してるよな。他の世界ではみんなはどんな感じなのか気になるな。まだ行ったことないところもあるし行ってみるか。」


 レヴンは一旦作業を止め、まずはミナのいるPARALLEL WORLD ONLINEへと向かった。そこで、ミナが出場している大会を見に行き、好成績を出しているミナを見て相変わらずだなと感じる。


「と、あれは…こっちでの友達か。やっぱり他者との交流もゲームのいいところだよな。」


 レヴンはどうしてもSTar ParaDE ONLINEの他者との交流が少ない点が気になるらしい。しかし、レヴンは本来、そこまで他のプレイヤーとの関わりを重視していなかった。その価値観を変えたのは実はヨルカである。その話について"天裏ノ魔刀"で知っているのは、ヨルカ自身にカルデ、ロウの3人だけで、残りの最近レヴンたちと関わり始めた4人は知らなかった。


「そのうち話す機会もあるかな。できればあんまり話したくはないけど……」


 レヴンにとっては苦い思い出でもあるその出来事を思い出しながら、次の世界へと移動した。

いよいよ明日第100話!分量が少ないとは言え、ここまで続くとは……(^◇^;)

修正の内容次第では最近の話も微妙に変化するかもです!

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