Revisit the island!
ミナが蛇に襲われたころ、ユギンとレヴンはちょうどすれ違っていたころだった。あっちこっちを行ったり来たりしなくてはいけないミナとは違い、2人は海沿いをただ歩くだけ。正直言って地味である。しかし、この探索がある一つの答えを導き出す。約束の時間、ミナたちはひとまず情報の整理を始める。
「とりあえず俺とユギンの方からまとめるとここは孤島、サイズは結構小さめ。一時間くらいで一周できるってことは外周5キロ弱ってとこだろう。」
「私の方は?」
「おそらくミナがやられたのは毒が原因だろう。蛇ならいかにもって感じだし。」
「だとすると結構きついな。毒は今までなかった要素だから対策手段もないし。」
「そっかぁ。そういえば私って属性?みたいなのって見ないような。」
「確かにこのゲームは少ないな。」
「まぁそれは言っても仕方ないけどな。とりあえず今問題なのは他のプレイヤーがどうなってるかだな。」
ユギンはここに来た時の推測も交えて説明する。ユギンの話によると、ここと同じような孤島が大量にあるのがこの五層。恐らくそれらは一つのギルドにつき一つの島が用意されること。普通ならその島を移動するのは不可能であること。ただし、自分たちはレヴンのリヴァイアサンがあるから移動できる可能性がある。
「俺の見解はざっとこんなもんかな。」
「うん、なんとなくだけど分かったよ。」
「とりあえずもっと細かい情報は残りメンバーも集まってからにするか。」
「うん。」
「そうだな。」
それから3人はログアウトし、それぞれリアルの世界へと戻る。
「毒かぁ…ということは毒耐性みたいなのもあるのかな?」
奈美はそれだったら早く獲得して安心して探索できるようになりたいと考えながら眠りにつく。
始業式が終わり、奈美は家へと帰宅する。そして、再びゲームの世界へと戻る。
「えーと、みんなはまだログインしてないから…ステータス上げに行こうっと!」
ミナは第二層へと向かい、天神龍に挑む。ここ最近はイベントやらなんやらでなかなか時間がなかったためにステータス上げは久しぶりになる。そのため感覚が鈍っていて苦戦するが、すぐに調子を戻しステータス上げに没頭した。
ミナが天神龍に挑んでいる間、ヨルカとヘルもログインしていた。ヘルがいれば大丈夫だろうということで2人でボスへと挑み、案の定圧勝する。そして、ミナたちと同じように島の探索をするが結果は変わらなかった。その探索が終わったところでミナは1体目を倒し終え、2人がログインをしていることを知り、合流する。
「やっぱりそのぐらいかー。因みにミナちゃんがやられたのってどの辺?」
「こっから真っ直ぐに10分くらいの場所だと思うけど……」
「それなら蛇がいるのはおそらく島の中の特定の場所ってことになるな。他にもそういう場所はあるだろうから、今度は島の中を探索する必要があるな。」
「そうだね。とりあえずこの3人で探すとして……」
「私は前に、ミナちゃんは右側でヘルは左側でいいかな?」
「うん、分かった!」
「僕も問題ないですよ。」
それから探索を始めると残りメンバーも次々にログインし第五層へとやってくる。そして、全員で手分けしながら思う存分島の探索を再開した。




