Joined!
「これは…勝ったのかな?」
そう思ったのも束の間、ついさっきまで相手が立っていた場所で爆発が起きる。フリスタは双杖による二重の【シールド】でその爆発によるダメージを防ぐ。爆発による煙が晴れるとそこには先ほどの相手が立っていた。
「きっついな、これ。幻影!」
フリスタは爆発によって消された分身を再び作り出す。
「ターン!」
フリスタは分身を使ってステータスを戻すスキルを使用する。戻す地点は相手の姿が見えなくなったとき。フリスタの思惑通りならこれで再び相手のHPは0になる。そして展開はその思惑通りとなる。
「今度は爆発は起きないけど…あっクリアなのか。」
フリスタは目の前に現れた画面を見て躊躇なくYesと書かれた部分に触れる。
『ヘカテーをテイムしました。』
「ヘカテーっていうんだ。詳細は…」
〈モンスター情報〉
I.名前/ヘカテー
II.成長/Lv.1
III.ステータス
・HP/5
・MP/30
・ATK/5
・DEF/10
・AGI/0
IV.特性
・テイマーのHPが0になったとき、1日に1度だけHPを全回復させる。
「うーん…まぁいいか。私のHPだとあんまり変わらないけど。でもMPがあるってことはスキルも覚えるのかな。」
こうして、成り行きではあるがついにフリスタも自分のモンスターを獲得した。
"天裏ノ魔刀"のメンバーがそれぞれで行動している中、レヴンとヨルカは第四層で以前からの変化をまとめていた。
「とりあえず大きく変わったところは、繋がったこと、NPCと会話できること、クエストがちょいちょい発生することくらい?」
「そうだな。あとは正直影響はないような変化だしな。」
「それじゃあこれをみんなに送って…レヴンはこれからどうするの?」
「俺は久しぶりに二層でステータス上げしようかなって、いつの間にかミナにぬかされてるし。」
「あー、ミナちゃん暇さえあれば通ってたもんね。そういえばミナちゃんもだけど全体的に見てステータスってどうなってるんだろう。」
「レーランの話だと1番はキサラんとこのメルらしい。どの数値ももうそろ5桁とか。」
「えっ!?それって私たちの2倍くらいってこと!?」
「だいたいそれくらいだな。次がミナで、平均6500くらい。」
「なんで私たちより後に始めてるのにそんな進むの早いんだろ……」
「天神龍は難しい分経験値はでかいからな。まぁそれにしても早すぎるけど。」
「ギルドの結成時は全然だったのにね。」
「そうだな。さて、それじゃ俺は行ってくるよ。」
「うん、頑張ってねー。」
「あぁ。」
ヨルカはレヴンを見送ると、自分も久しぶりにステータスアップに打ち込んでみようと狩場へ向かうのだった。




