Catch up!
「ふぅ、もう少し行けるかと思ったんだけどな。」
「いやいや、流石にあれで負けたら私泣くよ!?」
ミナとヘルはカルデに武器の報告をするため来た道を先ほどのPvPを振り返りながら戻っていた。カルデの所へ到着すると、問題ないどころかすごく馴染んだことを伝える。結果についても聞かれたがそのまま起きたことを話す。
「ほぇー、これはまたとんでもない新人が現れたわね……」
「私もびっくりしました!まさかこんなに強いなんて……」
ガチャッ
「あれ?そのプレイヤーは?」
ホームに戻ったレヴンは入ってすぐヘルに気づく。
「初めまして、僕はヘル。よろしく。」
「なるほど、ミナが手伝うって言ってたプレイヤーか。」
「うん!でね、ヘルが凄いんだよ!」
ミナはPvPのことをレヴンにも話す。純粋なプレイヤースキルだけでミナとそこまで戦えるプレイヤーはそういないだろうとレヴンは思う。まぁ勝てる勝てないかであれば話も変わってくるのだが。
「そんなに強いんだったらギルドに入って欲しいくらいよね。」
カルデがサラッと発言する。
「「あっ。」」
ミナとレヴンはその発言にハッとさせられる。他のメンバーが何というかにもよるが入ること自体には問題はない。それどころかむしろ入ってほしいとさえ思うほどだった。
「えっと、ヘルはどっかのギルドに入る予定とかあるの?」
「特にはないけど、でもミナたちの所に入っても大丈夫なの?他のメンバーとか…」
「まぁ実力だけならまず問題ないだろう。それにミナが良いって言うなら反対するやつはいないだろう。ギルドマスターだし。」
「それだけで決めていいものなの…?」
ミナは首を傾げるが、レヴンの言う通りヘルのギルドの加入を反対するものはいなかった。
「それじゃあまずは四層まで行かなきゃだから…これフリスタとユギンとヨルカがいれば大丈夫かな?」
「一層二層ボスはミナ、三層ボスはそのメンバーって感じかな。まぁ一層ボスは1人でも余裕そうだけど一応な。」
「分かった、じゃあ行こうか!」
ミナにとっては数ヶ月ぶりの第一層のボス戦は、案の定瞬殺となった。第二層は時間こそかかったものの難なく突破し、続いて第三層もフリスタ、ユギン、ヨルカを加え挑戦する。覚えてる道は一つだけなのでミカエルの部屋に入る。システムに嫌われているのか、それともミカエルからの恨みによるものかまたミナがスキルにより脱落してしまう。だからどうと言うのはなく、前回と同様にフリスタが動きを封じ残りメンバーでHPを削った。ヘルは晴れて第四層へ足を踏み入れた。




