Heaven and hell!
ボス部屋から第四層までの道のりの間、ミナたちはミカエルとの戦闘について聞いていた。
「そういえばあったねー。初めで見たとき私も潰されるかと思ったよ。」
「最近はミナは攻撃外さないし、空の相手もいないしで使う機会がほとんどなかったからね。ギルドのみんなも強いし。」
「あとヨルカの【潜影】も驚いたな。モンスターをテイムしたことは聞いてたけど詳しくは言われてないからな。」
「私の場合は1人のときしか使わないかなーと思って。MP消費量も多いし……」
「まぁフリスタがそれを手に入れることがなかったてのが、運営にとって1番の救いだろうな……」
「私も私であれだけど、なんでゲームってこう、ずば抜けたスキルとかあるんだろう…ゲームバランスとか考えるなら全員普通のスキルにすればいいのに……」
「ミナ、それは言っちゃいけないお約束。まぁでも確かに気になるは気になるけど。」
「多分プレイヤーのモチベ向上だろうな。レアな装備とかスキルがあればそれだけやる気も出るだろ?」
「なるほど!確かに言われてみれば……」
「まぁこの話はここまでとして着いたみたいだよ。」
"天裏ノ魔刀"はまた一つの扉の前に到着するがここで全員の前に画面が現れる。
〜選択せよ〜
天使軍/悪魔軍
「これは…どっちにすればいいんだろう。」
「多分何かしらで使うんだろうけど各々の判断でいいんじゃないか?」
「じゃあ…これでよし!」
全員が選択し終えたところで扉が開く。全員がその扉から出た瞬間、“天裏ノ魔刀"は2つに分かれた。
「あれ?なんで?」
「さぁ俺が聞きたい。」
「うーん…」
ミナ、カルデ、ロウが着いたのは空は赤く、薄黒い台地が続く場所。
「これやらかしたかな?」
「あぁ、多分。」
「しかも嫌な偏り方したね。」
「そうだな。」
一方で、フリスタ、ユギン、レヴン、ヨルカの前に広がるのは青い空、緑が見える豊かな大地だった。
第四層、それは天使と悪魔が暮らす世界だった。プレイヤーたちは先ほどの質問にてどちら側の世界に行くかが決まる。しかし、それはギルド内でも割れることとなる。もちろん他の層でなら普通に会えるのだが、この層で違う陣営のプレイヤーは基本的に会うことはできない。
「メッセージはできるみたい。ミナから来てる。」
フリスタは現在の状況を整理しミナに伝える。そして今後の行動は、装備の不備があれば他の層で待ち合わせて対処、普段はそれぞれミナ、レヴンをリーダーとして行動を開始した。




