Became stronger!part.1
「いやー、2人を誘ってくるとはな。流石に俺も予想外だった。」
「私も驚いたよ。でも考えてみればお互いにメリットしかないしね。」
前にフリスタが提案したのはカルデとロウをギルドに誘うことだった。フリスタ、ヨルカにとっては装備関係でとても頼れて、カルデ、ロウにとっては強力な護衛のもとでより上質なものを作れることからこの案を持ち出したのである。
「それにこういう専属鍛冶屋みたいなのも面白そうだしね。作って欲しいものがあったらなんでも言ってね!」
「じゃあ早速いいか?」
「いいわよ。」
「ミナの装備一式を頼む。あとできれば俺のも。」
「「「えっ?」」」
フリスタ、ユギン、ヨルカが同時に反応する。ミナとレヴンの装備は破壊されない上に強力なため他の装備はあまり必要に思われない。しかし、その上でレヴンが頼むのには理由がある。
「俺とミナのスキルはデメリットが大きい。だったら通常時は別の装備で戦って、天神龍装備の方は切り札って感じにした方がいい。」
「それだったら温存はスキルだけでいいんじゃ…」
「ううん。確かに普通の相手ならスキルを使わないだけでも大丈夫なんだけど、同じ強さの相手がいたら通常攻撃じゃ通らないこともあって…今の装備じゃ普通のスキルは覚えられないし…」
「言われてみると不都合が多いわね。それに強敵との連戦のときにも不利になるし…分かったわ。じゃあロウ、ユギンくんお願いね!」
「「了解。」」
もはや素材集めをこのペアで行うのはこのギルドの定石の1つと言えるだろう。
「さて、その間にミナとフリスタはPvPエリアで俺とヨルカと模擬戦だ。強化された装備を使いこなせるようにな。」
「「うん!」」
「カルデは素材が届き次第頼む。」
「もちろん!」
その後、ミナとフリスタ、レヴン、ヨルカはPvPエリアへと向かった。
「じゃあまずはフリスタちゃんから。」
「うん、よろしく!」
「3、2、1、スタート!」
「キャノン!」
開始直後、フリスタはスキルを発動させるが今までとは大きな違いが1つ。陣が現れなかったのだ。いくら予備動作を減らした武器とは言え、ここまでの速度での発動にヨルカの反応は間に合わなかった。
「いやー、やられたやられた。ここまでのものを作るなんて、さすがカルデさんね。」
「私もびっくりです。まさか陣が出ずに直接発動するなんて…」
「フリスタはあとスキルの組み合わせるタイミングだけど、それは実戦で身につけるしかなさそうだな。次はミナだな。」
「うん!」
そして初の天神龍系統の装備を持つもの同士のバトルが始まる。




