Guild!
「えっと、ギルド…ですか?」
「そう。まだ実装はされてないんだけどね。でも、今回のイベント形式を考えるとそろそろ実装されるかもしれない。だから、あらかじめ人数を確保しておきたいんだよね。」
「なるほど。私たちとしても誘って頂けるのは嬉しいんですけど、でもどうして私たちなんですか?」
「1つは同じ天神龍系の装備を持つ人同士は相性がすごくいいってこと。もう一つはぶっちゃけあなたたち3人を敵に回したくないってだけ。まぁいきなり入るかどうかじゃなくて話聞くだけでもどう?」
「どうする?」
「私は断る理由はないって感じかな。もう1人の天神龍?っていうのも気になるし。」
「俺もとりあえず会ってみるべきだと思う。フリスタの言う通りもう1人の天神龍も見ておきたいし。」
「それじゃあお願いします!」
「うん、おーけー。じゃあちょっとこれに掴まってー。」
ヨルカは背にかけていた杖を取り出し、3人に掴ませる。
「転移!」
そして4人はもう1人の天神龍の装備を使うプレイヤーの元へ向かった。
「すごい…
【転移】なんてスキルがあるなんて…」
フリスタはこの3人の中で1番驚いていた。その役職上、3人の中で1番スキルに詳しいのはフリスタである。それでも知らないということはかなりレアなスキルなのである。
「私からしてみればMP値無限のほうがすごいけどね…でもその話は一旦置いといて、ここが私たちのホームだよ。」
ヨルカが3人を中に入れると中央のソファーに座って待つよう指示し、例のプレイヤーを呼びに行った。
「どんな人なんだろう…」
「「正直なんとも。」」
ミナの疑問にフリスタとユギンは声を揃える。余計考え込んでしまうミナだが、答えはすぐに現れた。
「初めまして。僕がもう1つの天神龍系統装備の使い手、レヴンだよ。」
「初めまして。ミナです。」
「フリスタです。」
「あー敬語はなしでいいよ。こっちも普通に話すから。」
「えっと…じゃあよろしく。」
「それじゃあよろしくね。」
「よろしく。」
「うん、よろしく。で、なんの話だっけ?」
「ギルドだよ…あんたが言い出したんでしょ…」
ヨルカが呆れ口調で文句を垂らす。
「あぁ悪い悪い。じゃあ改めて、といってもある程度は聞いてると思うからここでは質疑応答みたいな感じで。ギルドについて何か質問とかある?」
「じゃあ一つだけいい?」
「うん、いいよ。」
「ギルドとパーティって違うんですか?」
「まぁ一番の違いは人数かな。あとはギルド内ではパーティ解散をせずにメンバー変更が可能ってこと。その都度相性とかを考えて組み変えることもできる。とは言ってもこの人数じゃあまり変わらないけどね。」
「なるほど。だいたい分かった…と思う。私は問題はないと思う。」
「そちらの2人はどうかな?」
「私も特には。」
「俺も。」
「じゃあ交渉は承諾ってことでいいかな?」
「「うん。」」
「ああ。」
そして、レヴンの予想通りイベント終了から3日が経ち、第三層とギルドが実装されることとなる。




