Strategy!
「上手く行った…みたいだな。」
「そうみたいね。にしてもよくこの作戦をやろうと思ったわね……」
「おいお前ら、仲間割れしてたんじゃ……」
対戦相手のメンバーたちが"深冬"に尋ねる。それは観客たちも思っていたことだ。
「これって言っていいのかな?」
「まぁもう使えないだろうしな。」
「そうだね。私もいいと思うよ。」
「それじゃあ…」
そうして3人はあのときの会話を語る。
準決勝直前。
「それについてはちょっと作戦がある。少し気が引けるけど…」
「どうするの?」
「まずは敵を油断させる必要がある。だから周りからは仲間割れしてるように見えるようにする。」
「仲間割れしてるようにって…きつくない?」
「まぁ普通ならキツいだろうな。だけどこのパーティ構成ならやりやすい。」
「えっ?」
「まず2人のどっちか…いやフリスタの方が向いてるかな。俺と喧嘩を始めてー、きっかけは俺の身勝手とでも言っとけばいい。実際今までのプレイはそう見えるようにしてきたし。」
「あっそういえば……」
「それで試合開始直前、相手の目の前でもう1回荒れれば確実になると思う。」
「うーん、確かに行けそうだけどそれじゃあ大人数vsユギンになる可能性もあるよね……」
「まぁなんとかするよ。」
「分かった。」
バチンッ!!
「あとはみんなも知ってる通りだと思うよ?」
「えーー…騙されたってか、そこまでするか……」
「ビンタは流石に俺も予想外だったけどな。」
「ごめんごめん……」
「けど1つ今の話で気になるんだが、それで相手が油断しなかったらどうする気だったんだ?」
「んー?そん時は奥の手だよ?」
ユギンはにっこりと笑顔を見せて、ミナ、ユギンと共にステージを後にする。
「はぁーーー、なんか疲れたぁ……」
「そりゃ、あんな作戦を使えばね。けどどうする?決勝はかなり苦戦しくなりそうだけど。」
「とりあえずミナのスキル使って、怯んだところを俺とフリスタでズバッと?」
「私が外した場合はどうすれば…」
「そのときはまたそのときに。」
「まぁ避けられたらって考えるより、今は当てることを考えておこう。」
「うん、分かった!頑張るよ!」
3人は簡単だけど確実な作戦を立て決勝へと挑んだ。




