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Fantasy Really World  作者: 水皮 天
15/150

Inversion!

無理がある話その2

 

「来たんだ?」


「そっちこそ来なければよかったのに。」


「ねぇ、2人ともちょっと落ち着いて…」


「ミナは黙ってて!」

「ミナは黙ってろ!」


「ひぃ……」


「うわー、黙ってろって。女子への口の聞き方も知らないんだー。だから身勝手になるんじゃない?」


「黙れって言ったのはそっちも同じだろ?そうやって自分を棚に上げてばっかりだから人に合わせられなくなるんだろ!」


「あら、なんのことかしら?私はちゃんと語尾を整えました!感情任せのあなたとは違いますー!」


 2人の喧嘩が止まらない中、拉致が開かないと運営側が強制的に試合を始める。


「事情は知らないけど勝たせてもらうよ!」


 そう言って飛び出してきたのは、相手パーティの1人である。槍を構え突っ込んでくる。フリスタがシールドを使おうとしたそのとき。


「弱いやつは引っ込んでろ!」


 ユギンの蹴りがフリスタを吹き飛ばし、槍はユギンの刀によって受け止められる。


「フリスタ!大丈夫!?」


 ミナは慌ててフリスタの元へ駆け出すが、別メンバーによる攻撃がミナを襲う。残る相手メンバーも別れ、ユギンvs3人、ミナとフリスタvs2人という形になる。


「くそ!3人相手はやりづれぇ…」


 いくらユギンとはいえど、スキルも使えない状態では多人数相手に勝機はほぼない。一方で2vs2状態のミナとフリスタは互角といった具合である。


「なぁ、カルネ。こいつら1人で持つ?」


「どうして?」


「こっちはまとまってる分人数で圧倒した方がいい。だったらまずは向こうから片付ける。」


「なるほど。5分は持たせる。」


「了解。」


 そうして今度はユギンvs4人となった。3人相手ですら苦戦している以上、4人相手となれば当然のようにあっさりと追い詰められてしまう。


「悪いな、これがチームの差だ。パワープレス!!」


 とどめを刺すように相手プレイヤーのハンマーがユギンに降りかかる。しかし、そのハンマーがユギンに当たる直前にユギンは姿を消した。


「刀術 一閃!」


 声と共に、ハンマー持ちのプレイヤーのHPゲージは0となる。


「「「なに!?」」」


 ユギンと戦っていた残り3人は一瞬の出来事に頭が追いつかず、その間に天から降り注がれる大量の針に貫かれる。そして、ミナとフリスタを相手にしていた1人も想定外の事態に動揺を見せ、ミナに斬り裂かれた。

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