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Fantasy Really World  作者: 水皮 天
12/150

New Member!


「はー、危なかった…」


「う、うん?あれ!?」


「あっおはよミナ。」


「おはよー…ってそっかー。負けちゃったんだ。」


 笑顔ではあるもののどこか悔しそうな表情を浮かべる。


「結構ギリギリだったけどな。まあその話は一旦置いとくとして、どう?使えそう?」


「使えるというか私は入ってもらえると嬉しいって思うけど、ミナはどう?」


「うーん、正直なこと言っていい?」


「どうぞ。」


「あんまり分かんない…」


「まぁそうだよね…」


 いくらある程度のことを教わったとは言え、ほぼ初心者と変わらないミナにプレイヤー見極めろというのは無理がある。


「でも、悪いっていうのは全く無いと思うよ?」


「だよね!じゃああとはユギン次第だけど。」


「はぁ…分かった。じゃあよろしく!」


「「うん!」」


 そして、ユギンのパーティへの加入が決まった。


「それはそうとミナ。あのときどうやってダメージ防いだの?」


 そう切り出したのはフリスタだった。あのときというのは、PvPにおいてミナが吹き飛ばされたときである。通常時ならまだしも、DEF値0で受け切れるものではないというのは明白だった。


「あのとき?あー!あれはねぇ…」


それからミナは自分が取った行動をそのまま2人へ伝える。


「えっ!?」


 フリスタはその話に声を上げて驚く。一方ユギンも声に出てはいないが驚いている様子だった。それもそうだろう。誰が自分の武器で身代わりをするだろうか。それにいくらそれっぽくなるとは言っても、この2人の目を騙すのは容易では無い。


「なんか、俺が普通に思えてくるな……」


「あはは。ってそうだ!今度はこっちが質問!最後ユギンは何をしたの?」


「あっ、それは私も気になる。」


「それはこいつのスキルだよ。」


 ユギンは武器の付属スキル欄の一つを2人に見せた。



【刀術零部-散-】

条件:自分の半径1m以内に味方以外のプレイヤー及びモンスターがいること。刀身を鞘から抜いていること。

効果:自分の半径1m以内に刃を無数に散らす。

代償:12時間、刀術系統のスキルの使用不可。



「あとは気付いてると思うけど、遠距離攻撃のスキルもこれと同じ刀術系統のスキル。あとは刀身を透明化させたり、刀を分身させたりとかっていうのもあるよ。」


「そういうことだったんだぁ。勝ったと思ったのになぁ…」


「こっちも本当に驚いたけどね。というか、あのとき普通に殴るでもしてればこっちが負けてたような…」


「それについては理由があってねー。」


 ミナは【破壊ノ剣】の詳細を説明する。


「なるほど。やっぱり固定ダメージみたいなやつだったか。実際はそれよりタチ悪いけど…でもそれより……」


 一瞬言葉を止めて真剣な表情で話を再開する。


「恐らくだけどそのスキルには、まだ上があると思う。」


「「えっ!?」」


 2人は驚くが、ユギンは頭のどこかで【破壊ノ剣】のさらに上のスキルの存在を感じていた。

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