Defeat!
最近ミスが多いのでこまめに修正入るかと思われます。
「じゃあ合図よろしくね、ミナ。」
「うん!それじゃあ3、2、1、スタート!!」
「ピンレイン!」
スタート直後のフリスタの先制攻撃。フリスタの考えは相手を近づけさせないだった。何故なら相手が刀を使っている以上、近づかれれば太刀打ちできないためである。そしてユギンはその策にハマるかのように後方へと回避する。
「キャノン!」
勝機と踏んだフリスタは、残り1本の杖を構え自身の中での最大火力の攻撃魔法を放とうとする。その瞬間、何かがフリスタのHPを0にした。なにが起きたのかは分からなかった。だが、それが彼によるものだということは明白だった。
「ねっ。ちょっと特殊って言ったでしょ?」
「ちょっとというか、かなり特殊でしょ…」
何かを悟ったのかフリスタは苦笑いを浮かべる。
「ははは。じゃあ次行こうか。」
「ミナ、気をつけてね。」
「う、うん。」
そして今度はフリスタの合図で試合が始まる。
「では、3、2、1、スタート!」
「破壊ノ剣!」
「「!?」」
フリスタとユギンの思考が一瞬停止する。先程の試合を見ていた者なら普通、最初は様子見や観察に時間を割くだろう。にも関わらずミナは、初っ端スキルをぶっ放した。。しかし、その一瞬の隙がユギンのHPを残り1にまで追い詰めた。
「いやー、マジかよ…」
思わずため息をついてしまうような行動にユギンは少なからず動揺していた。それでも冷静さは欠いていなかった。その証拠に、先程のスキルが固定ダメージのようなものであることと、連発できないことをとどめを刺さないミナから理解した。
「それなら、刀術初部-飛-。」
今度はユギンがスキルを放つと、刀の刃の部分のような物体がミナに向かう。それこそ目にも留まらぬ速度で。その物体はミナを勢いよく吹き飛ばした。
「ふぅ、これで決着かな。ミナー大丈夫?」
「まぁここならやられても大丈夫だろ。」
「...」
しかし、返事は返ってこない。その代わりに…
「すみません、ちょっと借ります。」
「なっ!?」
言葉と同時に刀を握るユギンの手を何かがおおう。それに驚き振り払おうとするが遅かった。それはHPゲージ満タンのミナが残りわずかなユギンのHPを削り取ろうとする手だった。反応が遅れたユギンの手は、ミナによって自分の刀の鋒を自身へと向けさせられていた。ミナは勝利を確信していた。いや、この場を見れば誰もがミナの勝利を確信することだろう。しかし、バタンッと音をたてたのはミナの方だった。




