8話 一生推し!
朝、ルナは高い岩山に立って、遠い場所を眺望している。
ここでは様々な場所が見える。光の城砦とか周りの森とか、それと帝国の国境線と駐屯地とか。ちょっとお腹がすいたが、ルナは色々考えた。
光の城砦は硬い要塞だが、周りには哨所とトーチカがない。美しい森は生い茂る森ではないし、地形上、帝国軍が侵攻を開始した途端、光の城砦はすぐに帝国軍に囲まれる。
その上、ルナは数多い帝国軍を発見した。
国境線の駐屯地には数千人の帝国軍がいる。ただ「いる」ならまだしも、ルナは臨時の野外病院と大量の矢を見た。
数千人いるのに、その矢の量はまるで10万人用。それに増えてる。
どう見ても、帝国軍は光の城砦を侵攻するために準備している。
今すぐ帝国軍と戦ってみたいが、お腹すいた。面白い金属を探して人間の都市で肉を交換しようか。と思ったら、
「ほうー?」
数千人の黒鎧の帝国軍が王国に歩いて入った。ルナは、とにかく帝国軍のやり方を観測しようと決めました。
光の城砦のエルフたちは帝国軍の侵入に気がついて、慌てて準備を始めた。
部下たちは忙しいけど、光の領主ルミシアはなにもしてない。ただ一人で国境に入った帝国軍を見ている。
帝国軍は全員、メス狩りみたいな顔つきをしている。光の領主として、歷代最強の騎士団長として、ルミシアはみんなを守りたい。
「ルミシア様ー、迷んでいます?」
あさひはすでに騎士団のみんなの緊張感を察知した。それでも、あさひは無垢な態度でルミシアにこう質問した。
「悪い人が現れました?大丈夫?」
「ああ、大丈夫よ」
如何なる時でも、あさひと話す時、ルミシアはお姉ちゃんなりの優しい笑顔を出す。
「私たちは悪い人を倒すから、あさひちゃんはここで待ってていいわ。私はちょっと外に行くね」
「はいー」
「さあ、行こうか」
こうして、
光の剣を取り出して、ルミシアは一人で光の城砦から出た。
ルミシアの後ろ姿を見て、あさひは、「ルミシア様かっこいい、一生推し!」、という決意を決めた。




