表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

3話 倒すか

長い青髪の美しい女性、風の領主は城壁の上に立っている。不安していて、心配してる顔つきで数百メートル先の帝国使節の駐屯地を見てる。


その駐屯地は十数人しかいないが、帝国の大使は強くて、駆逐するなら全都市の兵力を動員しなくちゃいけない。そうすると、きっと死傷者が出る。

みんなのために、もう降参するしかない。

明日、自分で使節団の駐屯地に行って、帝国の大使に降参する。

そうすれば、都市が帝国に占領されるが、市民たちは戦火に傷つけられない。


明日の朝、一人で行きましょう。風の領主は、悔しい気持ちでこう決めた。

が、


「あ…」


翼がある人形のドラゴンが彼女の上を通り過ぎた。

そういえば、どこかで強い炎竜が現れて、新しい「七災」と呼ばれてる噂がある。もしかしてあのドラゴン?わからない。わからないけど、風の領主は恐怖に支配されて、あのドラゴンが国民を攻撃しないようにと祈るしかなかった。


風の領主の存在に気づいてなく、ドラゴンルナは軽い気持ちで帝国使節団の駐屯地に到着した。


「ほうー、いい女が自分で来たぜ」

「邪魔」

「あ」


テントの前の帝国兵士はまずは規格外の女体に注目したが、ルナはすぐにその兵士を草むらに投げ込んだ。


「おーい、大使はどこだー?」

「勝手に口を開けるじゃねぇよメスのくせに」

「嫌なら聞くな」


二人目の兵士を空に投げたら、その兵士は一番大きなテントに落ちた。

そしたら、


「ん?」


その兵士はまたテントから飛び出した。誰かに投げ出されたらしい。


誰かが大きなテントから出た。

上官みたいな男性軍人で、身長は恐らく2メートル弱。高いね。ドラゴンとして生まれたルナは175センチ弱、もう高いと思ったけど、やはり男性に勝てないね。


「お前が帝国の大使かい?」

「…ああ」

「悪い、王国寄りあたしは武力でお前らを排除するつもりだ」

「…」

「理由は説明する必要はないと思う。お前らがここに来た動機、自分もわかってるな?市民たちに指一本触ると…え」

「メスドラゴンを徹底的に痛めるんだ」


男はルナの首を絞めた。これはもはや人を殺す力でした。


「心を折らないメスはいない。どんなメスにも、痛みを感じさせると大人しくなる。とにかく恐怖心を感じるまで毆るか」


他の帝国雑兵も集まってきた。全員戦闘する緊張感がなく、顔つきには女を狩る興奮しか見えない。


「恐怖心かー。あたしはな、暴力に屈する女じゃねぇよ」


仕方なく、ルナは男の指を一本ずつ折った。


ルナは心が強いと自認してる。どんな怖いものを見ても、どんな地獄を見ても、ルナは正気度を保つ自信がある。自分が気持ち悪いと思ってるものは、悪意と害意だけ。

恐怖と不安と怖さを感じられない、普通の女の子の気持ちを理解できないので、あさひと出会う前にルナはずっと一人ぽっちだった。


「やはりこの世界の帝国は邪道の国だ。この都市が貴様らに占領されたら大変だ。わかった。倒すかー」

「人権がない害獣め、生きて帰れると思う?」

「帰れるさ。賭ける?」

「賭けない。俺はギャンブルをしない男だ。必勝の自信があってもな」

「そう、残念」

「倒せ」


男性は全力でルナの頭を毆ってみた。

手のひらで受け止めて、ルナは数歩後退した。


強い。他の兵士の力は赤ちゃんと同然なのに、この男のパンチは男子高校生のドッジボールみたい。

人間は筋力ではドラゴンを傷つけられないはず。もしかしてこの男、特別なスキルを使った?それとも魔法?あさひを見つけたらちゃんとこの世界の魔法観を聞いてみよう。でも今は自分で考えてみたい。


「…あ」


男性は斧をルナに投げた。

とにかく回避しましょう。と思って、ルナはその飛んでくる斧を回避しました。

そしたら、斧は近くの山に飛んだ。その山はプリンのように震えた。


「うわー、力怖い。人間のくせに」

「斧なら、いくらでもある」


と、男性は新しい斧を取り出した。

その斧に当たったらドラゴンでも怪我をする。まぁ、死なないし軽い気持ちで戦おうか。


とにかく接近戦闘をする。と思って、ルナは再び男性の前に来た。まだこの身体の距離感を完全に把握できないので、胸が男性の鎧に触れた。

爆乳の身体って大変だな。まぁ、いっか。決断を下して、ルナは死なない力で男性の鎧を毆ってみた。


なのに、鎧は衝撃波を放ってルナの手を折った。

ドラゴンにとって折れた骨は10分で治る。自分の手より、ルナは装備の異常が気になる。


斧も鎧も、明らかに特別な力、もしくは性質がある。ドラゴンじゃなきゃその衝撃波に殺されるね。

斧は力が強い。鎧は衝撃波を放てる。「一つの装備は一つの性質」こう仮定しようか。全部物理の性質なら、


「燃えろ」


ルナは火を吐く判断を下した。

まだ人を殺すつもりはないが、クズを傷つけることは嫌いではない。暖かい息を吐いて、ルナは火で男性を焚き付けた。


「お前…」

「10年くらい女を触れないほどの火傷を負わせるねー」

「後ろをもっと注意しな」

「は?」


後ろから風を感じ取れた。

後ろを見たら、斧がこっちに戻ってきた。反射的にその斧頭を受け止めたけど、斧のパワーは強いので、ルナはバランスを失った。


「重っ…!?」

「どこ見ている?」


再び男性に目を向けたら、燃えている男性は斧で次の一撃を出そうとしている。

顔を狙い、今の体勢ではその一撃は回避不可能だな。こう判断して、ルナは目の前に来た斧に噛みついた。

山を崩せる力でしたが、ドラゴンの咬合力では噛みつける。


「消えろ」


全力で火を吐いて、ルナは男性の手と斧を燃やした。


「…おい、メス」


片手を失った男性は平然としてルナに、

「名前は?」

「教えるか」

「そうだな、いつか家畜になるメスドラゴンには名前がいらない」

「ないと言ったことないけど?」

「聞け」


男は変な紙を取り出して、新しい魔法を使い始めた。


「お前には、死ぬより怖い痛い目をつける。心を壊すまで、メスとして屈するまで、徹底的に蹂躪してやる」

「やー、怖いー」

「待ってろ」


と、男性は魔法とともに消えた。男性だけではなく、駐屯地では人間の匂いが完全に消えた。


逃げたな。そこまで焼いたし、もう女性を傷つけることができなくなったでしょ。こう思って、ルナは駐屯地で情報を探し始めた。

書類と地図があるけど、文字が読めない。ドラゴンにはお金は意味ない。干し肉は不味そう。このままではエルフ女騎士団の情報を探せないな。


と、次の一歩を考えていたが、


「領主様行かないでください!危ないです!あれドラゴンですよ!」

「放してください!そのドラゴンドは我が都市の恩人なんです!」


後ろから女性たちの声が聞こえた。

露出度が高い服を着てる綺麗な女性、それと数人の女性兵士でした。


「生き物は誰もかも優しい本性がある、私はこう信じています!ドラゴンもきっとそうなんです!」


兵士たちに「領主」と呼ばれてる青髪女性は慌ててルナの前に来て、そして、


「ド、ドラゴンさん!」

「はいー」

「この風の都市の長、風の領主なんです!あの、帝国の大使を駆逐してくれて、ありがとうございます」

「あたしは目障りなクズを退治しているだけさあ。あ、エルフ女騎士団のこと知ってるかい?あたしのアホな友人がそこにいるかもしれないから、会いに行かないとな」

「エルフ女騎士団…光の城砦のことですね?」

「なんだそれ」

「光の騎士団はエルフ女性戦闘集団で、彼らの拠点は光の城砦です」

「場所は?」

「ここから北西の森の中です。あの、敵意がないですよね?」

「最初から確認しろよ。まあ、あたしは正義寄りなドラゴンだから、風の都市であれ光の城砦であれあたしは友好的な関係を保つさぁ」


ドラゴンを信じるわけにはいかない、危ないから。と、ルナが言いたいけど、よく考えるとドラゴンはあんまり噓をつかない。だから大丈夫かも。


「…」


風の領主が信じられない顔つきでルナを見て、そして、


「あなたは、火を吐くドラゴンなんですか?」

「そうだけど、なんだ?」

「やはり…先週現れた、新しい七災、あの『炎牙の火竜』なんですね…」

「は?」

「なんにもありません。とにかく、帝国と戦ってくれて、ありがとうございます」


ルナにお辞儀しました。


「風の都市は、いつでもドラゴンさんに協力できます。何か必要なら、是非教えてください」


風の領主はルナに好意を出したが、後ろの女性兵士は全員恐怖顔でルナを見ている。兵士たちの顔つきを見て、ルナは「自分はもう人間側ではない」という事実を強烈に感じた。

意外に嫌悪感がない。


ルナは心が石より硬くて、女性の不安と怖さを理解できない。そのおかげで、あさひと出会う前にずっと他の女子に異常者扱いされていた。

でもドラゴンになった今は、人間を理解できない資格をもらったかも。


「ああ。お前らこそ、自分で自分を守ってな」


悪い人間ではないけど、ルナは目の前の領主と兵士の決意と戦意を信じない。露出度が高いばかばかしい服はともかく、この女性領主の瞳から明らかに人を傷つけない優しさ、それと人を助ける本能が見える。こんな性格では、帝国の悪意を倒して国民たちを守ることができない。


「あたしはいつでも悪党と戦えるけど、ずっとこの都市にいるわけではねぇ。だからちゃんと戦闘準備をしろ。じゃあ」


ルナは空を飛んだ。

これからも数回この都市を救わなくちゃいけない、ルナは予感がある。

この世界のみんな、弱いから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ