12_異性愛生殖主義者たちの思い出
異性愛生殖主義者たちの思い出
全く持って、全く持ってだよ。腹が立つね。異性愛生殖主義者たちにはさ! あいつらはとにかくヤルってことを徹底的に楽しくインストールしてヤリまくってる! それはまあ倒錯者たち同士勝手にどうぞという感じだが、俺が腹が立つのは、そのたんびに存在を生成していることだよ! 存在を生成しまくっていることだよ! とにかく腹がたつんだ。無責任に存在を生成する連中には、ね。わかるだろ? あーいうやつらが、いるから、善意の養護者たちはいくらいても足りないし、セラピストはいつだって超高額だ。最近じゃヘルパーにだってアクセスするのは大変だ。とにかく俺は満たされないね。マジで。それは全部、やっぱり、異性愛生殖主義者たちの無神経、無尽蔵なやりたい放題、無責任。その結果だよ。俺の存在としての苦しさはそれを背負わされている。まぁ、俺は積極的絶対無性主義者ではないし、かといって異性愛者ってわけでもない。古代人ジェンダーでいうところの留保状態なんだけど、あいつらの態度には本当に腹が立つ。何が腹が立つかって? 考えてもみろよ。俺の今の仕事はヘルパーの補助の詩を書くことだが、今言った連中を支援するための詩をずっと書いているからな。一日中。具体的なことは倫理規定上の理由で言えないけど、勿論。最近何も楽しくないんだ。でも古代の肉体人はある意味いいよね。僕の唯一のサブスクリプションは、古代のハーレクインとかいう恋愛小説群に関するものなんだけど、そういう小説に登場する古代人はかなり節度があるよ。そして誠実だ。今どきの現代異性愛者とは全然違う。そういうものを読んでるからって、異性愛者として自分を規定したいみたいな思いは、ちょっとしか湧かないけど、でも、憧れるよね。そしてさ、理想的な古代男女の恋愛関係を知ることは、僕の職域上とても重要なことなんだ。もう存在している時間全部仕事だね。ワーカホリックかも。でもさ、俺にも夢がある。だいぶ大きな夢だよ。いつか古代人の恋愛映画を観てみたいんだ。観てみたいんだ。あの伝説の、エマ・ワトソンや、マリリン・モンローや、オードリー・ヘップバーンやスカーレット・ヨハンソンとかいう、みんなが伝説としてしかしらない神女優たちの恋愛映画をね。一歩一歩だよ。何事も。こうやって文章を書くのは浪費だが、たまに愚痴るのも悪くない。ああ! ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアス! そんな古代人の映画も観たいなぁ! 本当に良い映画だと聞くから、特に、あの有名なトムとペネロペ・クルスとキャメロン・ディアスの三人が全員出てくる映画があるらしいんだが、それがすごく気になっている。名前も知らないんだけどね。映画の感想でクレジットが稼げるサーバーとかあればいいのに。かなり閉鎖的なカルト的集団として存在するらしいけど、よくわかんない。もう大分、クレジットを使ってしまったな! 本を読もう!




