↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元コンビニSV(スーパーバイザー)のダンジョン運営 ~固有スキルスーパーバイジングは最強でした~  作者: 橘 弥鷺


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
46/59

43-二次災害

こんにちは橘 弥鷺です。


元コンビニSV(スーパーバイザー)のダンジョン運営に、ご興味をいただきありがとうございます。

お読みいただければ幸いです。


尚、前作の完結しておりますSTRAIN HOLEもあわせて、是非、お読みいただければ、うれしく思います。

STRAIN HOLE

N6940GN

https://ncode.syosetu.com/n6940gn/

 アルトが駆け出したのと、ほぼ同時に、ニセンもまたアーリエとセナの前に、現れた新たなモンスターがシャドウではなく、ミューカスであることを認識した。


「そいつはミューカスだ! 下がれ! 」


 ニセンの言葉が、アーリエとセナに届く時には、すでにミューカスはセナの眼前に迫っていた。セナの盾に体当たりしたミューカスは、水が弾けるように分散し、セナの後方へと回り込み、セナの無防備な背中へと一撃を放つ、吹き飛ばされたセナは無理やり盾を地面へと刺して、力を抑え込んだ。セナは致命傷とまではならなかったようだ。ミューカスは、アーリエに向き直り、攻撃を仕掛けようとした時、アーリエの魔法剣が、先に、青いいかづちを放つ。


「銀のいかづち! 」


 青光した太いカミナリが、ミューカスへと落ちるが、ミューカスのカラダの表面を滑るだけで、雷は霧散した。


「えっ!? 」


 アーリエは自身の攻撃が通ったと確信していた分、ミューカスの動きに反応できずに、ミューカスの攻撃をかわしきれなかった。吹き飛ばされたアーリエを駆け出していたアルトが受け止める。


「大丈夫か? アーリエ」

「ええ、なぜ? あの個体だけ攻撃が…… 」


 アーリエも無事なようで、アルトは一息ついてから返答する。


「あれは、シャドウじゃなくミューカスってモンスターだ。まぁ強いわけではないんだけど、シャドウより強いくらいかな、シャドウの群れに寄生というか混ざってるケースがあるんだよ。で、シャドウは光や雷に弱いが、ミューカスはそのあたりの攻撃では倒せない」

「そ、そうだったんですね。経験不足ですね…… 」


 アルトが話ながら、アーリエを立たせてから口を開く。


「まぁ、下界にでなければ知らないだろうな。ミューカスはこうやって倒す」


 アルトはそう言ってファルカータをかまえて炎の魔法を唱え、ファルカータに絡ませ、ミューカスへと突っ込み、ミューカスに斬りかかる。ミューカスはアルトの動きに反応できずに棒立ちのままに、アルトのファルカータが身体に突き刺さると、アルトは火力を強め斬り倒すと、ミューカスのカラダが勢い良く燃えだした。


「ミューカスは炎系魔法か天日干しで倒す。わかっていれば、対して強くない」

「アルト助かった礼を言う」


 ニセンがアルトに歩みより頭を下げる。


「ニセン大隊長、礼は後でとりあえず一度外に出ましょう。オレはアーリエに肩貸すんで、セナをお願いします」

「わかった。そうしよう」


 ニセンがセナの盾を外させセナを抱えるように外へと連れ出す。不意遭遇でモンスター対峙するなか、盾役は想像以上に体力を消耗しただろうが仕方がない。


「アーリエも行こう。手を貸すから」

「ありがとうございます…… あっ」


 アーリエが、めまいか貧血のようにフラフラと倒れそうになったので、アルトはアーリエの腰で支え転ばないように抱き止め、アルトは口を開く。


「大丈夫か? 魔力の使いすぎだ。そんなんじゃ歩けないだろう。ちょっと失礼」

「えっ? きゃっ! 」


 アルトは、アーリエを抱き抱える。いわゆるお姫様抱っこをして歩き始める。アーリエはワタワタと小さくアルトの胸でどうしていいか、わからず顔を真っ赤にしてうろたえている。


「そこの戦闘車までだから、じっとししてなムリをしてたみたいだから、少し休みなよ」

「は、はい…… 」


 25式のそばにより、アルトはアーリエを下ろし、声をかける。


「装甲車に比べると狭いけど、複座だからアーリエも乗れるから、外まで乗って」

「はい…… 」


 アーリエは、お姫様抱っこの影響から立ち直れないのか、ふわふわ、よそよそと落ち着かない様子だが、アルトに言われたまま25式の複座へと身をすべりこませた。アルトが25式を転回させ、出口に機首を向けると、17式1型が向かってくるのが見え、無線がつながる。ルイガノからのようだ。


「アルト無事か? 」

「ああ、問題ない侵入したモンスターも殲滅した」

「ニセン大隊長が部下たちを集めているだろうから回収してやってくれ、前線にいたアーリエは魔力の使いすぎで倒れそうだから、今、25式の複座で休ませてる」

「了解だ」


 3台の17式1型も到着し、マリーが搭乗する3台目の人員輸送型に兵士たちを乗せているようだが、マリーの17式1型の上部正面に何か乗っているように見える。


「なんだあれ? 新人のマリーだったよな…… 」


 アルトが25式のスクリーンの一部をズームすると、熊のぬいぐるみのようなものが、トテトテと歩いている。アルトは疑問に思いアリエテにつなぐ。


「新人のマリーだったかあの娘? 」

「おい、アルトみさかいないのは今もかぁ? 」

「そうじゃなくて、装甲車の上にぬいぐるみがいるぞ! モンスターじゃないよな? 」


 アルトがそう言うと、アリエテがケラケラと笑う。


「あれはマリーの立派な装備だ。機会があれば良く見てみなおもしろいぞ! あれは」


 熊のぬいぐるみが装備と聞いて、アルトも理解不能なのか返答ができない。そんな話をしているところへ渦中のマリーの通信が入る。


「部隊長、人員回収完了しました。大隊長とロータス少尉は副部隊長の方に乗られました」

「わかった。じゃアルト戻るぞ! 」

「了解」


 アルトはそう返して後ろのアーリエに声をかける。


「アーリエ聞いての通りだ。街道から出るぞ」

「はい、ありがとうございます…… ?」

「なんだ?!」


 街道内に低い地鳴りが響きわたり、次の瞬間25式付近の地面に亀裂が入り、そこが抜けはじめた。


「アーリエ舌を噛むなよ歯を食いしばれ! 」


 アルトは、アーリエに声をかけると、アクセルペダルを一気に踏み込んだ。25式は崩れる地面から這い上がろうと、4輪をこれでもかと回転させれるが、思うように這い上がれずに、岩盤と共に穴へと落ちていくのだった。



お読みいただきありがとうございます。

次話も引き続きお楽しみいただければ幸いです。


前作のSTRAIN HOLEも何卒よろしくお願いいたします。

N6940GN

https://ncode.syosetu.com/n6940gn/


いいね、ブックマーク、評価、感想、レビュー何かひとつでもちょうだいいただければ、励みとなりますのでよろしくお願いいたします。

ぜひ、下の☆印にて評価してただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。